2014年6月1日 日曜日
編笠山・権現岳
2,524 m 2,715 m 2回目

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コースタイム
観音平 4:30 ⇒ 5:20 雲海 5:25 ⇒ 押手川 6:05 ⇒ (露岩で5分休憩) ⇒ 7:30 編笠山 8:10 ⇒ 8:40 青年小屋 8:45 ⇒ 9:20 のろし場 9:25 ⇒ 9:50 西ギボシ 10:00 ⇒ 10:15 ギボシ 10:25 ⇒ 10:40 権現岳分岐 10:45 ⇒ 10:50 権現岳 12:05 ⇒ 12:50 三ツ頭 12:55 ⇒ 木戸口公園 13:40 ⇒ (5分休憩) ⇒ 八ヶ岳横断歩道分岐 14:40 ⇒ 観音平 15:05
4:00 観音平 無料駐車場

観音平に到着。すでに半分ほどスペースは埋まっていた。前日からと思われる車がかなり下の方まで路駐していた。

4:30 登山スタート。水3.8Lと、念のためにチェーン・スパイクも持っていたので、先週よりも荷物は重たかった。

最初は緩やかな傾斜が続く。ヤマツツジが至るところで咲いていた。

5:20 雲海(1,880m)に到着。若者集団がベンチで休んでおり、ハイカーの多さを予感させた。

樹間に富士山が見えて快晴を確信した。5分ほど休んで先へ進んだ。

しばらく進むと大きな岩が目立つようになった。

6:05 押手川に到着。再び若者集団と一緒になった。

押手川を過ぎると傾斜がぐっと増す。岩ゴロの急登をひたすら上る。

6:50 眺めのよい露岩で小休止。南アルプスがくっきり見えていた。

にぎやかなハイカー集団の後を追うように進んだ。梯子も出てきた。

山頂直下は大きな岩ゴロの急登が続く。段差が大きいので大腿四頭筋の疲労が激しくなる。

7:20 ハイマツなどの灌木帯を抜けると素晴らしい眺めが広がる。雲ひとつない青空にテンションが一気に上がった。

何度来ても編笠山の眺めは素晴らしい。

7:30 編笠山に到着。まだ7時台にもかかわらず、山頂は多くのハイカーでにぎわっていた。

広い山頂を動き回って写真撮影。

人が多くても山頂は広いので気にならなかった。

南東方面。左に甲武信ヶ岳、小川山、金峰山と並び、真ん中右には茅ヶ岳、右に富士山。

富士山はくっきり見えていた。

南方面には南アルプス。

南アルプスのアップ。左から薬師岳、観音岳、地蔵岳、高嶺と並び、さらに農鳥岳、西農鳥岳、北岳、右端にアサヨ峰と続く。

左からアサヨ峰、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、鋸岳。

西には中央アルプス。左から南駒ヶ岳、空木岳、熊沢岳、檜尾岳、宝剣岳、木曽駒ヶ岳と続く。

中央アルプスの隣には御嶽山。

北西方向。西岳の向こうに北アルプスがずらりと並ぶ。

乗鞍岳の左奥には白山も見えていた。

左から大明神山、奥穂高岳、北穂高岳、大キレットを挟んで南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳、さらに常念岳、大天井岳、野口五郎岳、燕岳と続く。

まだまだ続く北アルプス。左から立山、剱岳、岩小屋沢岳、爺ヶ岳、ほぼ真ん中に鹿島槍ヶ岳、五龍岳、そして右に白馬岳。

北東には南八ヶ岳が間近にそびえる。左から阿弥陀岳、横岳、赤岳、ギボシ、権現岳、三ツ頭と並ぶ。

北方面。左から蓼科山、北横岳、縞枯山と北八ヶ岳が並び、右には西天狗と東天狗も見える。

8:10 ゆっくり眺めを楽しんで青年小屋へ向かった。

いきなりの積雪で、チェーン・スパイクを履こうかと思ったが、少し進むとほとんど雪は無くなった。

ハイマツ帯の向こうに青年小屋が見えてきた。その背後にはギボシと権現岳がそびえる。

青年小屋のテン場は5張り程度。青年小屋に幕営して編笠山と権現岳に登るのもよいかもしれない。

ハイマツを抜けると大岩だらけの岩石帯となる。迂回路を進みたかったがルートが見つからずそのまま進んだ。

前回はここでかなり体力を奪われたが、今回はそうでもなかった。4年前よりも体力はアップしているようだ。

8:40 青年小屋(2,380m)に到着。トイレを借りて先へ進んだ。

嫁は歩幅が相変わらず広いので、なるべく小さく刻むように促す。

シラビソの樹林帯を上る。雪が少し残っていたが、踏み跡が階段のようになっていて歩きやすかった。

ハイマツの急な岩場を上る。

9:20 ハイマツ帯を抜けてのろし場(2,530m)に到着。正面の大きなピークは西ギボシ。ギボシはその背後に隠れている。

ここからの上りが一番の難所。気を引き締めて進む。

ザレの急登を九十九折りに上ってゆく。

背後には編笠山。時折振り返って、眺めを楽しみながら上った。

9:50 西ギボシに到着。ここまで来たら、ギボシまではあとひと上り。

小腹が空いたので、西ギボシでおにぎりを食べてからギボシへ向かった。

ギボシの急峻な岩峰を右へ巻いて進む。

10:15 ギボシ(2,700m)に到着。ザックは少し下にデポした。

ギボシの頂は360度の大パノラマ。北を望むと、北八ヶ岳の上に高妻山、焼山、火打山、妙高山が並んで見えた。

ヤセ尾根に鎮座する不動明王の石像3体。

今回は嫁も余裕でギボシに登れた。

10:25 権現岳へ向かう。稜線上にハイカーの姿がたくさん見えた。

権現岳山頂の岩に登るハイカー。自分もあそこに登ろうと思いながら歩いた。

権現小屋の手前には雪が残っていた。

10:35 権現小屋を通過。トイレに並ぶ列ができていた。

権現岳手前の分岐に到着。権現岳の尖峰の左右に富士山と南アルプス。ここからの眺めもまた素晴らしかった。

分岐までくると東側の眺めも一気に広がる。左に三宝山と甲武信ヶ岳、真ん中やや左には国師ヶ岳と金峰山、右には茅が岳も見える。

左から三宝山、甲武信ヶ岳、小川山、国師ヶ岳、金峰山。国師ヶ岳の下には瑞牆山も見えていた。

東北東方面には御座山や天狗山が見えた。右奥には両神山の山頂部も見えていた。

分岐で休むハイカーの方々。

分岐から権現岳まではものの数分。

10:50 権現岳(2,715m)に到着。北側には阿弥陀岳、硫黄岳、横岳、赤岳が大きい。左奥には北八ヶ岳の蓼科山。山頂下にザックを置いて写真を撮った。

西側にはギボシと西岳。その奥には北アルプスが一望できる。

新しくなった山頂標と記念撮影。

嫁は先に下へ。

南側には三ツ頭へ続く稜線が眼下にのびて、その奥には富士山。

山頂の大岩に登る。足場が狭いのでかなりの高度感だった。

眼下を見下ろすと、肩で休む嫁と、三ツ頭から木戸口公園へ下る稜線が一望できた。

いったん肩まで下りたが嫁が撮った写真に納得できず、また登ってもっと引きで撮ってもらった。

12:05 下山開始。

積雪期は危険なトラバース・ポイントとなるクサリ場。

南側の眺めを楽しみながら歩いた。下りはひじょうに早く感じた。

いったん樹林帯に入り、抜けてから少し上り返す。

三ツ頭の少し手前、「刀利大権現」と描かれた石碑のある場所から撮った八ヶ岳。

西側に見えた編笠山。

石碑から緩やかに上ってゆく。

12:50 三ツ頭(2,580m)に到着。

三ツ頭からの八ヶ岳は何度見ても素晴らしい。少し休んでから先へ進んだ。

三ツ頭付近から、これから歩く稜線を見下ろす。

13:00 前三ツ頭分岐を右側へ下る。道標には木戸口公園まで50分とあった。

樹林が切れると南アルプスが見えた。快調なテンポでどんどん下った。

ひたすら下って振り返ると、権現岳とギボシが見えた。

シラビソの樹林帯を下る。ダケカンバも目に付いた。

13:40 木戸口公園(2,240m)を通過。何組かのハイカーが休んでいた。

北西側に見えた編笠山。

13:50 ヘリポートを通過。腰に違和感が出てきたが、休まず下った。

樹林帯をひたすら下る。

途中、延命水付近のベンチで小休止して、さらに下った。

14:40 やっと八ヶ岳横断歩道に出た。腰が痛くなっていたので、下りが一段落してホッとした。

緩やかなアップダウンを繰り返して観音平へ向かう。

15:05 観音平に到着。快晴に恵まれて、素晴らしい山行になりました。
1時20分起床、1時50分出発。観音平には4時5分到着。期待した通りに朝から快晴で、富士山と南アルプスはもちろん、北アルプスから白山まで見えて、山頂から見えるべき山はすべて見えていた。最高の登山日和に山は多くのハイカーで賑わっており、我々と同じコースを周遊している人も多かった。4年前には疲労でほんの数メートル上るだけのギボシ山頂をパスした嫁も、今回は余裕をもって上っていた。岩場の写真を何度も撮り直すうちに時間は経過してしまったが、久しぶりに1時間以上山頂に滞在して、360度の大パノラマを心ゆくまで堪能した。前の週にロング縦走をしていたので体力的には余裕を感じていたが、下りでまた腰痛となり、最後はおっかなびっくり歩くことになってしまった。
帰りは小仏ICまで25キロの渋滞で、帰宅は19時半過ぎとなった。運転が長くなり、家に着いたときには普通に動けないほど腰痛が悪化してしまった。小仏付近の慢性的な渋滞は腹立たしい限りだが、高速料金の値上げ前に八ヶ岳に行けてよかった。