2012年6月23日 土曜日

有間山 縦走

1,214 m

 3時起床、3時半出発。河又には4時45分到着。梅雨の晴れ間と言えども快晴とはいかないようなので、トレーニングがてら近場のロングコースに挑戦することにした。日向沢ノ峰の手前から雨が降り始め、まだ先が長かったのでどうなることかと思ったが、蕨山に着く頃にはすっかり止んだ。展望はまったく得られなかったものの、ハイカーの姿も少なくて、かえって歩くことに集中できた。久しぶりの登山、特に嫁は6週間ぶりだったので、ペースを維持できるか心配していたが、最後までしっかり歩き切ることができた。17時までに下山する予定が、結局1時間以上早く下りることができた。

 川越市内もそれほど渋滞せずに、帰りは2時間ちょっとの運転で帰宅。今回の山行は長い距離を歩くだけだったが、意外なほどの満足感が得られた。今後は曇り空でも出かけることが多くなりそうだ。

登山コースデータ
単純標高差 : 1,116 m
累積標高差 : 1,860 m
コース距離 : 22.1 km
標準コースタイム : 11 時間 10 分
歩行データ
総歩行時間 : 10 時間
総行動時間 : 10 時間 40 分

 コースタイム

河又駐車場 5:00 ⇒ 白谷橋登山口 5:30 ⇒ 6:40 岩茸石 6:45 ⇒ 7:20 棒ノ嶺 7:30 ⇒ 槇ノ尾山 7:45 ⇒ 長尾丸山巻き道分岐 8:10 ⇒ 日向沢ノ峰 10:10 ⇒ 有間峠 11:00 ⇒ 有間山(タタラノ頭) 11:50 ⇒ 橋小屋ノ頭 12:20 ⇒ 13:00 蕨山 13:25 ⇒ 藤棚山 13:45 ⇒ 大ヨケノ頭 14:10 ⇒ 金比羅神社跡 15:00 ⇒ 河又駐車場 15:40

4:45 河又 無料駐車場

河又に到着。向いのトイレは閉鎖していた。

5:00 出発。

有間ダムを通過。

下の禁止区域で釣りをしている人たちがいた。

5:30 白谷橋登山口から山道へ。

白谷沢は水量が多くて、いつもよりも渡るのに難儀した。

山のように溜まった流木。

最初のゴルジュを通過する。足場がほとんどないのでストックでバランスを取りながら進む。

2番目のゴルジュも増水して足場が狭くなっていた。岩壁にホールドを探しながら慎重にクリア。

東屋で水分補給。

渓流沿いのルートが終わると本格的な上りとなる。

6:40 岩茸石に到着。

丸太階段は間の土が流されて歩きづらいので避けて上る。

7:05 権次入峠に到着。峠からの眺め。

先へ進むと、山頂手前の丸太階段が解体されていた。

7:20 棒ノ嶺(969m)に到着。

遠望は意外ときいていたが、上空に厚い層雲が広がっており、これから向かう有間山も雲で覆われていた。

後から登ってきた中年カップルも、同じ有間山-蕨山ルートを歩くと話していた。

10分休んで再出発。

7:45 槇ノ尾山(945m)を通過。緩やかなアップダウンをどんどん進む。

北側に林道が走っていた。

随分下ると思っていたら急な上りとなった。

長尾丸山の巻き道に入った所でカモシカ親子発見。急坂を親に遅れた子がブゥイィーと甲高い声で鳴いていたので、イノシシかも。

山が霧に覆われてきた。幻想的な深山の雰囲気に感じ入りながら、ひたすら歩く。

アップダウンの続く都県境の尾根を進む。このルートを歩くハイカーは少ないと思っていたが、意外と踏み跡はしっかりしていた。

長尾丸山を過ぎた鞍部から日向沢ノ峰までは、約500mの上り返し。

急登が続く。

葉に当たる音でいつの間にか降り出した雨に気づいた。樹葉に遮られて直接雨が当たることはない。

再び長い急登が続く。

まだルートの半分も辿り着いていないので、降り続く雨が気になった。

9:40 50号鉄塔に出た。本来は展望のきく場所だろうが、あいにく霧雨の中で周囲は真っ白。

展望もなくただただ歩くのみ。

嫁は身体が重くなってきたようで、ひたすらの急登にペースダウン気味。

10:10 日向沢ノ峰(1,356m)の防火帯に出た。

川苔山方面へ1分歩くと山頂標識があったのだが、気付かずに蕎麦粒山方面へ行ってしまった。

5分ほど防火帯を進むと分岐があり、そこから有間山への登山道に入った。

10:30 51号鉄塔に出る。'06年に蕎麦粒山へ登った時は展望がきいたが、今回は真っ白。

鉄塔を過ぎて10分ほど下ると有間峠に続く林道に出た。

林道をしばらく進む。

11:00 有間峠に到着。車が数台停まっていた。

林道を西へ行くが登山口は見つからず、東側へ進むと見つかった。

薄くなった表示に嫁が気付いたが、あやうく見過ごすところだった。

山道は荒れているかと思ったが、そうでもなかつた。アップダウンを繰り返しながら進む。

11:50 有間山の最高点、タタラノ頭(1,213.5m)に到着。

有間山稜の植林帯は、枝打ちされてよく手入れがされているようだった。

複数の頂きを総称して有間山と呼んでいるらしいが、確かに小ピークがいくつもあった。

12:20 橋小屋ノ頭(1,163m)に到着。

植林と自然林に挟まれた道を進む。本日2人目のトレイルランナーに追い抜かれた。

12:40 林道と交差する逆川乗越に出た。

途中、棒ノ嶺で一緒になった中年カップルに追い抜かれた。

蕨山最高点(1,044m)を通過して山頂標のある展望台へ。

13:00 ついに蕨山の展望台に到着。先客が3組いた。雨は止んでいたので、ベンチでおにぎりを食べながらゆっくり休憩できた。

13:25 誰もいなくなった蕨山を後にする。13:45 藤棚山(920.2m)を通過。

植林と自然林の間をぐんぐん下る。足腰に疲労を感じていたが、まだ余力は充分。

樹林帯の中で眺めはないが、開けた場所から山腹につけられた林道が見えた。

14:10 大ヨケノ頭(771m)を通過。途中で林道を横切り、再び山道に入った。

蕨山を先に出ていた中年カップルの姿を目視。やはり疲れでペースが上がらないようだ。

樹林の切れ間から名栗湖が見えた。

15:00 金比羅神社跡に到着。ここまでくれば、あと1時間もかからない。逆に元気が出てきた。

ひたすら下る。

民家の屋根が見えてきた。よく歩き切ったと達成感が湧いてきた。

車道をしばらく歩いて、15:40 ついに河又の駐車場に到着。お疲れ様でした。