2014年5月25日 日曜日

有間山 縦走

1213.5 m 3回目

 2時20分起床、2時50分出発。河又の駐車場には4時15分到着。朝から曇り空だったが、トレーニングのつもりだったので、あまり暑くならずにちょうどよかった。5月の連休から3週間ぶりだったので、身体の動きを確かめながら急がずゆっくり歩くことを心がけた。蠅などの虫につきまとわれて、今期初めて虫除けを使用した。大きなスズメバチも目撃して虫の季節がやってきたことを実感した。日向沢ノ峰に向かう急登ですでに足にきていたが、ロング・コースをなんとか踏破することができた。橋小屋ノ頭で団体ハイカーに遭遇した以外は、静かな山歩きが続いた。眺めが楽しめるわけではないが、これだけの長いコースを歩くと、歩くこと自体が満足をもたらしてくれる。今回も、歩き切った充実感でいっぱいの山行となった。

登山コースデータ
単純標高差 : 1,116 m
累積標高差 : 1,860 m
コース距離 : 22.1 km
標準コースタイム : 11 時間 10 分
歩行データ
総歩行時間 : 10 時間 40 分
総行動時間 : 11 時間 20 分

 コースタイム

河又駐車場 4:40 ⇒ 白谷橋登山口 5:15 ⇒ 岩茸石 6:40 ⇒ 7:20 棒ノ嶺 7:30 ⇒ 槇ノ尾山 7:50 ⇒ 長尾丸山 8:20 ⇒ 50号鉄塔 9:55 ⇒ 10:30 日向沢ノ峰 10:45 ⇒ 51号鉄塔 11:00 ⇒ 有間峠 11:30 ⇒ 有間山(タタラノ頭) 12:10 ⇒ 橋小屋ノ頭 12:35 ⇒ 12:55 逆川乗越(大ダル) 13:00 ⇒ 13:20 蕨山 13:30 ⇒ 藤棚山 13:55 ⇒ 大ヨケノ頭 14:30 ⇒ 金比羅神社跡 15:20 ⇒ 河又駐車場 16:00

4:15 河又 無料駐車場

4:40 河又の駐車場を出発。

後からきた男性ハイカーが足早に我々を追い抜いていった。

20分ほど歩いて有間ダムに到着。遠くでツーリングと思われる若者たちの笑い声が聞こえていた。

ダムの水は若干少な目。梅雨前のこの時期はこんなものだろうか。

5:15 白谷橋から登山道へ。最初から上りが続く。

山道脇で頻繁に見かけたガクウツギの花。山は緑がうっそうと生い茂り、夏が近いと感じられた。

5:35 藤懸ノ滝を通過。水量は乏しかった。

5:45 最初のゴルジュを通過する。水かさがないので渡りやすかった。

ゴルジュの間はほとんど水が涸れている状態。倒木や流木が目に付いた。

5:55 2番目のゴルジュを通過する。ミソサザイが元気よく啼いていた。

6:25 林道に出ると、つぶれた東屋の残骸は撤去されていた。アンパンを食べて先へ進む。

歩き出しは身体が重く感じていたので、ゆっくり疲れないように歩いた。6:40 岩茸石を通過。

歩きづらい木段は避けて上る。今回は長丁場なので、ちょっとした迂回路も利用した。

7:05 権次入峠に到着。休まずそのまま先へ。

山頂直下の上り。まだ先は長いが、足腰の筋肉に疲労を感じていた。

7:20 棒ノ嶺に到着。先客ハイカーが1名、テーブルベンチで横になっていた。

山頂からの眺めを楽しみながら、おにぎりを食べた。薄雲がかかっていたが、山並みはよく見えていた。

北北西には、これから歩く有間山と蕨山、さらに下りに歩く稜線が一望できた。

7:30 10分ほど休んで棒ノ嶺を出発。雪が多かった影響か、今回は折れた大木をよく目にした。

棒ノ嶺からは小さなアップダウンを繰り返しながら進む。

7:50 槇ノ尾山を通過。

8:20 前後。長尾丸山を巻き道で通過。分岐には気付かなかった。虫がずっとまといついてくるので、虫よけを使用。有間峠くらいまでは虫が多くて気になった。

9時近くになると、上りが本格的になってきた。

9:10 クロモ山を通過。男性ハイカーが休んでいた。

9:30 樹間に51号鉄塔が見えた。

至る所で見かけたヤマツツジ。

急登が延々と続く。

ふくらはぎが張って、踵がこすれて痛くなってきた。

9:55 やっと50号鉄塔に到着。

北側には仁田山(1,211m)と有間山稜。仁田山の左奥には武甲山もうっすら見えていた。

50号鉄塔からさらにひと上り。このあたりが一番キツかった。

防火帯の分岐に出ると山頂はすぐ。10:30 日向沢ノ峰(1,356m)に到着。

西側に見えた蕎麦粒山。左奥には三ツドッケ。15分ほど休んで先へ進んだ。

防火帯を5分ほど進み、分岐を有間山方面へ進む。

11:00 51号鉄塔に到着。

東側に、棒ノ嶺、槇ノ尾山、長尾丸山と、歩いてきた稜線が見えた。

鉄塔から有間峠まで200mほどを一気に下る。

11:10 林道に出た。ここから峠までは平らな道が続く。

林道で見かけたアサギマダラ。

11:30 有間峠に到着。

峠から名栗湖がかろうじて見えていた。居合わせたおじいさんに「どこからか」と話しかけられ、河又からと答えると「そりゃ遠いな」と感心された。

3度目なので登山口は分かっているが、知らないと気付かないくらい樹木が枝を伸ばしていた。

急登をひと上りして尾根筋に出ると、緩やかなアップダウンが続く。

12:10 有間山(タタラノ頭 1,213.5m)に到着。眺めはないのでそのまま先へ進んだ。行程としては半分を過ぎているので、身体はキツいが気分的には楽になってきた。

12:35 橋小屋ノ頭に到着。賑やかな声がすると思ったら、団体がぞろぞろ下りてきて驚いた。

休憩したかったが、人が多いのでそのまま進んだ。

12:55 逆川乗越(大ダル)のベンチで休憩。お腹も空いたのでおにぎりを食べた。

大ダルの広場に車が2台停まっていて、中年男性がビーチパラソルを広げてくつろいでいた。

蕨山までは緩やかな上りが続く。

もうバテバテだったが、頑張って歩いた。

13:20 蕨山に到着。先客は1名。ベンチが空いていたので助かった。

10分休んで下山開始。ここから3時間近くかけて800m以上下る。

ヤマツツジに大きなクロアゲハが止まっていた。

13:55 藤棚山を通過。腰にピキッと痛みが時折くるので、慎重に下った。

途中の開けた所から林道が見えた。その奥には上ってきた稜線が見えた。

嫁がカナヘビを発見。枯れ草に同化していて、「そこにいる」と言われても、しばらくどこか分からなかった。

14:30 大ヨケノ頭を通過。

まだまだ下りが続く。

樹間に見えた名栗湖。

15:20 金比羅神社跡に到着。大きなクロハゲハが飛び交っていた。

さらに下ると、鳥居前の立派なアカマツが倒れていた。

赤テープに沿って進むといつもと違う道に出て少し不安になったが、きちんと車道に出られた。

16:00 河又の駐車場に到着。くたくたに疲れたが、歩ききった満足感で一杯だった。