2011年7月10日 日曜日

棒ノ嶺

969 m 14回目

 唐突な梅雨明け宣言にどこへ行こうか迷ったが、30度を超える暑さを考えて棒ノ嶺を選択。4時10分起床、4時50分出発。白谷沢の駐車場には6時過ぎに着いた。朝から気温が高く、汗だくになって上った。あわよくばニホントカゲを捕獲しようとネットとカゴを用意していたが、山頂で見かけたニホントカゲをうまく捕まえることができた。

 下りでは上ってくる団体ハイカーと何度もすれ違った。40人近くの集団もあって、すれ違い時に延々と待たされてイライラした。ここ数年で団体ハイカーが飛躍的に増えたと感じるが、変化に富んだせっかくのコースも人だらけでは魅力半減なのである。今後は下りのコース変更を検討したほうがよいかもしれない。

登山コースデータ
単純標高差 : 649 m
累積標高差 : 700 m
コース距離 : 5.8 km
標準コースタイム : 3 時間 30 分
歩行データ
総歩行時間 : 3 時間 40 分
総行動時間 : 4 時間 15 分

 コースタイム

駐車場 6:20 ⇒ 藤懸ノ滝 6:40 ⇒ 白孔雀ノ滝 7:00 ⇒ 岩茸石 7:35 ⇒ 8:15 棒ノ嶺山頂 8:50 ⇒ 岩茸石 9:20 ⇒ 白孔雀ノ滝 9:50 ⇒ 藤懸ノ滝 10:10 ⇒ 駐車場 10:35

6:05 白谷橋登山口駐車場

先客が2台。後続もすぐに現れて、我々よりも先にスタートした。みなさん出足が早い。

6:20 登山スタート。

最初からけっこうな上りが続く。

この日は早朝から暑さが気になった。

出発から20分で藤懸ノ滝に到着。休んでいた中年夫婦を追い抜いて、先へ進んだ。

最初のゴルジュを通る。

水かさが増しているかと思ったが、それほどでもなかった。

二番目のゴルジュを通る。

ミソサザイの鳴き声が聞こえて心地よかった。

7:00 白孔雀ノ滝に到着。

沢沿いの日蔭はいくぶん涼しいが、それでも暑さを感じた。

タゴガエル発見。ストックで刺激すると、すごい跳躍を見せてくれた。

林道を渡って東屋に到着。ここからは沢を離れて上りが続く。

水分補給をして先スタート。

丸太の階段にヒキガエルが仁王立ち。こちらはのしのし歩いて、タゴガエルよりもふてぶてしい。

堆積した腐葉土で地面は弾力があった。疲れはなかったので、岩茸石を通過してそのまま進んだ。

権次入峠までは丸太の階段が多くなる。

土の部分がえぐれて、相変わらず歩きづらい。

汗だくになって上る。上ることよりも、汗をかくことによって疲れてしまう感じだった。

8:00 権次入峠に到着。とにかく暑い。

再び水分を補給して最後の上りへ。

膝の状態は良好。違和感はまったくないので、どんどん上った。

8:15 誰もいない山頂に到着。

汗で濡れたザックを乾かしながら、日陰のベンチに陣取った。

山頂は北から西にかけての眺めがよい。北北西には有間山、大持山、武甲山、武川岳などが見えた。

北から西には伊豆ヶ岳など奥武蔵の山々。

ひょっこり現れたニホントカゲを嫁と一緒に根気よく追跡。

何度か見失いかけたが、捕獲に成功した。

8:50 下山開始。何度も来ているが、8時台に下山を開始するのは初めてではなかろうか。

嫁はトレーニングの一環として、意識的に歩きづらい丸太の階段を下っていた。

どんどん下る。

東屋を過ぎてからは団体ハイカーと何度もすれ違った。

ゴルジュを下る。

赤ちゃんを抱っこして登るツワモノ家族ハイカーとすれ違った。

集団ハイカーが次々と現れるので、のんびり歩いてはいられなかった。

2番目のゴルジュでも集団とすれ違った。山は誰のものでもないが、あまりの多さに少々うんざりしてしまった。

藤懸ノ滝付近は人で一杯。派手な山ガールの姿もあった。まさに異常人気。手広くツアーを組む業者でもいるのだろうか。

捕獲した自分が言うのもなんだが、これだけ人が多くてはニホントカゲの生息に影響が出てしまう。ちょっと心配です。