2013年8月18日 日曜日

棒ノ嶺

969 m 15回目

 4時起床、4時45分出発。白谷橋には6時10分到着。お盆のUターン・ラッシュで高速は使いづらいし、天気もいまひとつなので、テント泊に備えたトレーニング登山を敢行することにした。リュックの重さを私は14kg、嫁は10kg近くにして歩いたが、3週連続の山行ということもあって身体はよく動いた。ルートは沢沿いの樹林帯が続くので、暑さもさほど気にならなかった。蛇やニホントカゲなどを見て楽しく歩けたが、スズメバチに遭遇して怖い思いもした。下りでは多くのハイカーとすれ違い、20名を超えるような団体とも出くわした。すれ違いに随分待たされたり、沢沿いの道を占拠するように休憩している集団の只中を通る必要があったり、奥武蔵の低山とは思えない人気ぶりであった。

 帰りはいつも渋滞する川越市内もすいすい走り、1時間40分の運転で帰宅できた。少し歩き足りない気もするが、テント泊に向けてのよいトレーニングになった。

登山コースデータ
単純標高差 : 649 m
累積標高差 : 700 m
コース距離 : 5.8 km
標準コースタイム : 3 時間 30 分
歩行データ
総歩行時間 : 4 時間 5 分
総行動時間 : 4 時間 30 分

 コースタイム

白谷橋駐車場 6:35 ⇒ 藤懸ノ滝 7:00 ⇒ 白孔雀ノ滝 7:25 ⇒ 8:10 岩茸石 8:15 ⇒ 9:00 棒ノ嶺山頂 9:20 ⇒ 岩茸石 9:50 ⇒ 白孔雀ノ滝 10:20 ⇒ 藤懸ノ滝 10:40 ⇒ 白谷橋駐車場 11:05

6:10 白谷橋 登山口駐車場

白谷橋からみた有間ダム。6月に有間山縦走に来たときよりも一段と水量が減っていた。

6:35 登山スタート。今回は荷物が重いので、ゆっくり歩くことを心掛けた。

7:00 藤懸ノ滝に到着。相変わらず水量はわずかだが、6月よりも少し増した気がした。

沢の流れはわずかだが、流木の大量に堆積した場所もあった。

7:10 最初のゴルジュを通過。

2段の滝も水量に乏しく、さびしいかぎり。

ミヤマカワトンボ。日本のカワトンボの中ではもっとも大きな種類らしいが、確かに大きくて存在感があった。

7:20 2番目のゴルジュを通過。

水量が少なく岩の露出が多いので、なんなくクリアできた。

7:25 白孔雀ノ滝を上から眺める。やはり6月よりは水量が若干増えているようだ。

樹林帯を進む。

ヒバカリ発見。最初に遭遇した蛇には逃げられたが、次は写真に捉えた。

数分先へ進んだところで、またもやヒバカリに遭遇。こちらもあっという間に逃げて行った。

7:50 林道に出た。水分補給をして先へ進んだ。歩き始めにスズメバチに絡まれて怖かった。

急登を終えて、平坦な道を歩いている途中でマムシを発見。山道の谷側だったのですぐ遠くへ行ってしまった。

登山道にいたニホントカゲの幼体は、山道の崩落を防ぐ木枠に沿って逃げに逃げ、木枠の低くなったところから下の斜面へダイブした。ニホントカゲは本当に速い。

ニホントカゲを見かけたすぐ先で、またまた蛇に遭遇。アオダイショウかと思ったが、写真で確認した感じではこれもヒバカリのようだ。それにしてもこんなに蛇に遭遇する日も珍しい。

8:10 岩茸石に到着。ここから上りがキツくなるので、リュックを下ろして5分休憩した。

汗だくになって坂を上ったが、3週連続の山なので、体力的には余裕があった。

8:40 権次入峠に到着。

名栗湖方面の眺めは、樹木に阻まれていつも以上に限られていた。

山頂下の迂回路を上る。以前は長く感じた坂も、いまは短く感じる。上り足りない気がした。

9:00 山頂に到着。先客は1名のみ。日差しが強いので、屋根のある東屋で食事にした。

北北西の眺め。武川岳や伊豆ヶ岳はうっすら見えていたが、遠望はあまりきかなかった。

こちらは北から西へかけての眺め。

アザミの蜜を吸うキアゲハ。ひらひらと綺麗なアゲハが何匹も飛び交っていた。

ツマグロヒョウモンもアザミの蜜を吸っていた。飛び去っても、待っているとまた戻ってくる。

9:20 下山開始。復路では登ってくるハイカー集団と次々にすれ違った。

岩茸石の手前で大声でおしゃべりする男性2人組に追い越された。声が追いかけてくる感じだったので、抜かされてホッとした。

林道手前の急下降。林道の東屋で大勢のハイカーが休憩していた。その後も、大きな集団と2度ほどすれ違った。

ゴルジュを進む。大きな集団がいたら渋滞しそうな場所だが、この日は問題なし。

重みを感じながらゆっくり下る。膝に不安があるので、荷物の重いときは下りの方が気を使う。

小さなカジカガエルを発見。この時期はたくさんいるはずだが、見かけたのはこの一匹のみ。

ミスジチョウも見かけた。

名栗湖が見えてきた。もう少し歩きたい気もしたが、とりあえずはよいトレーニングになった。

11:05 満車となった駐車場に到着。

最後に干上がり気味の名栗湖を写して帰路についた。