2011年1月10日 月曜日

武甲山 縦走

1,304 m 4回目

 5時起床、5時半出発。生川の駐車場には7時20分に到着した。妻坂峠からの上りでは、強烈な寒風に見舞われ、顔が刺されたように痛かった。今回は耳当てつきの帽子をかぶっていたが、そうでなければ耳が凍傷になっていたかもしれない。ザックのサイドポケットに入れたペットボトルのお茶はシャーベット状に凍っていた。

 1ヶ月以上間が空いて身体が重かったが、いつものペースで歩くことができた。嫁は数日前から鼻水と軽い咳があり、体調が心配だったが、むしろ私以上に快調に歩いていた。5時間程度のコースなら、多少のブランクがあっても余裕をもって歩けるという自信がついた。帰りは渋滞もなくスムーズに2時間ちょっとの運転で帰宅することができた。

登山コースデータ
単純標高差 : 784 m
累積標高差 : 1,160 m
コース距離 : 9.7 km
標準コースタイム : 6 時間 25 分
歩行データ
総歩行時間 : 5 時間
総行動時間 : 6 時間 5 分

 コースタイム

生川駐車場 7:25 ⇒ 妻坂峠 8:25 ⇒ 9:30 尾根の分岐 9:45 ⇒ 大持山山頂 9:55 ⇒ 10:10 露岩 10:15 ⇒ 10:35 小持山山頂 10:40 ⇒ シラジクボ峠 11:10 ⇒ 11:50 武甲山山頂 12:30 ⇒ 生川駐車場 13:30

7:20 生川 無料駐車場

7:25 登山開始。歩き始めてすぐに便意をもよおし、適当な場所を探して急いで上った。

すると足のしびれと頭痛に襲われ、未体験の変調にとまどったが、30分ほどでよくなった。

妻坂峠から見えた武甲山。

妻坂峠からの上りは寒風が吹き荒れて、顔の右半分が冷たさを通り越して痛かった。

寒さしのぎに途中からタオルを顔に巻いたが、指はかじかみ、耳元では風の轟音が鳴り止まなかった。

足元の地面は霜柱で盛り上がっていた。

尾根に出て日差しのある場所まで来ると、ピタリと風は止んだ。急に音が消えて静けさを感じた。

尾根の分岐に2時間ちょっとで到着。おにぎりを食べて休憩していると、鳥首峠の方から男性が二人上ってきた。

棒のように突き出た東京スカイツリー。

横浜のラウンドマークタワーも見えていた。

大持山には 9:55 到着。

山頂でテントを張っている人がいた。

小さな上り下りを繰り返しながら進む。

予想に反して山頂付近にも雪はほとんどなかった。

大持山から15分で展望のきく露岩に到着。風が強くて寒かったが、しばらく写真を撮っていた。

露岩からは、奥多摩・奥秩父の山がずらりと見える。

西側には両神山や八ヶ岳も見えていた。

両神山。

真白く冠雪した八ヶ岳。

前方に武甲山を眺めながら進む。北側の斜面に少しだけ雪が残っていた。

小持山までアップダウンが続く。

指が冷たいと嫁は手袋の上からさらにミトンをはめていた。

10:35 出発から3時間10分で小持山に到着。スポーツドリンクが氷のように冷たかった。

樹間から見た東側、奥武蔵の眺め。

小持山山頂から見た北側の眺め。武甲山の右奥には日光連山、左奥には榛名山と子持山が並ぶ。

うっすら見えていた日光連山。真ん中あたりが男体山。

榛名山と子持山。

下り始めてすぐに、年齢層の広い団体とすれ違った。

急坂を一気に下る。

11:10 シラジクボ峠に到着。妻坂峠ほどではなかったが、ここも強い風が吹いていた。

すれ違った男性に凍結した箇所があると危険を知らされたこともあり、慎重に上った。

11:50 出発から4時間25分で武甲山の山頂部に到着。大所帯の団体が神社前で休んでいた。

東屋に荷物を置いて展望台へ。展望台は北側の眺めがよい。両神山から筑波山まで続く山並みをぐるっと見晴るかすことができる。

眼下に広がる秩父の街。

北東側の眺め。

山頂部が雲で隠れた浅間山。

御荷鉾山。その後ろは鼻曲山と浅間隠山。

山頂標が新しくなっていた。

東屋でカップ麺とおにぎりを食べてから下山開始。団体が先にスタートしていたがすぐ追い抜いた。

土に隠れた凍結箇所もあったが、ダブルストックを駆使して快調に下った。

丁目が掘られた表参道の石標が、ところどころ新しくなっていた。

不動滝の手前の橋も立派になっていた。

コンクリート道に出てすぐの場所が黒く凍結していた。ツルツルでかなり危険な感じ。

横転した事故車はそのままになっていた。

13:30 生川に到着。リハビリを兼ねた楽しい山行となった。