2012年1月8日 日曜日

武甲山 縦走

1,304 m 5回目

 5時起床、5時35分出発。生川駐車場には7時15分到着。道路凍結を心配していたが、問題はなかった。いつものように妻坂峠側から周遊して、武甲山まで静かな山行を楽しめたが、妻坂峠からの上りと、大持山・小持山間は、風が強くて寒かった。今回初めて大持山から富士山が見えることに気がついたが、朝からの快晴で山頂や稜線から遠望がよくきいた。

 もっと歩けるだけの余力はあったが、このコースの上り坂は平らな足の置き場が少ないので、ふくらはぎとアキレス腱が疲れた。武甲山からの下りでは曲げる角度によって左膝に少し痛みを感じたが、帰宅後見てみるとやはり水がたまっていた。254号を走って皆野寄居有料道路(410円)をつかったが、行きは2時間弱、帰りは2時間ちょっとの運転で済んだ。丹沢登山から3週間空いてしまったが、よいトレーニングになった。

登山コースデータ
単純標高差 : 784 m
累積標高差 : 1,160 m
コース距離 : 9.7 km
標準コースタイム : 6 時間 25 分
歩行データ
総歩行時間 : 5 時間 10 分
総行動時間 : 6 時間 45 分

 コースタイム

生川駐車場 7:30 ⇒ 妻坂峠 8:20 ⇒ 9:20 尾根の分岐 9:30 ⇒ 9:35 大持山山頂 9:45 ⇒ 10:00 露岩 10:15 ⇒ 10:40 小持山山頂 10:50 ⇒ シラジクボ峠 11:35 ⇒ 12:10 武甲山山頂 13:00 ⇒ 生川駐車場 14:15

7:15 生川 無料駐車場

7:30 生川を出発。駐車場は一部凍結していたが、登山道に凍結箇所はほとんど見られなかった。

風はほとんどなかったので、妻坂峠までは思ったよりも寒くなかった。

8:20 50分で妻坂峠に到着。

峠から本格的な上りとなるが、ここから風が強くなった。

寒風にさらされて、写真を撮っていると指の感覚があっという間になくなった。

20分ほど急坂を上って尾根に出ると、強風は収まり体感温度はまるで変わった。

とても静かな日溜りの中を上る。

9:20 眺めのよい尾根の分岐に到着。

南東方向に奥武蔵の山並みを眺める。左から武川岳と前武川岳、伊豆ヶ岳と古御岳が並ぶ。

手前に鳥首峠へ至る稜線。右上には蕨山と棒ノ嶺も見える。

武川岳の奥に見えるのは筑波山。

東京スカイツリーもよく見えていた。

行動食のアンパンとクッキーを食べて、一休みしてから大持山へ向かった。

分岐から5分ほど歩いて、9:35 大持山(1,294.1m)に到着。ここまで約2時間で来た。

開けた西側には奥多摩・奥秩父の山々。

真っ白な八ヶ岳の頭が見えた。

雑木の向こうに富士山を確認。大持山から富士山が見えることを、いままで気付かなかった。

9:45 小持山へ向かう。稜線には少し雪が残っていて、凍結箇所もあった。

岩の急登を上って、10:00 西側の眺めがよい露岩に到着。写真を撮るため小休止。

南側の眺め。左に川苔山と蕎麦粒山、右に三ツドッケなどが並ぶ。

南西側の眺め。左から大平山と七跳山、雲取山、真ん中あたりに日向谷ノ頭と酉谷山。右奥には和名倉山。

西側の両神山。左には八ヶ岳、右には浅間山も見えていた。

枯れた幹にカメラを固定して記念撮影。10:15 小持山へ向かった。

雪や落ち葉の下が凍結しているので、足元に注意した。

北に武甲山を見ながら、所々凍結した道をアップダウンしながら進む。

10:40 小持山(1,273m)に到着。

小持山から眺めた武甲山。山頂へのルートを境に左右の植生が分かれているのが見て取れる。

武甲山の左に見えた榛名山と子持山。

武甲山の右側、北東には奥武蔵の山々が並ぶ。二子山から武川岳へ続く稜線、伊豆ヶ岳と古御岳などがよく見えていた。

ここからは北斜面の下りが続くので軽アイゼンを装着した。

かなり凍結しているとの情報を得ていたが、それほどでもなかったのでアイゼンは早々に外した。

武甲山の右肩に見えた男体山。日光連山は雲がかかって見え隠れしていた。

シラジクボ峠まで約200m下る。近いようで、なかなか峠に出ない。

11:35 シラジクボ峠に到着。途中、おばさんハイカーに「東京、それ・・あれあれ! スカイスリー! 見えたわよ」と唐突に話しかけられびっくり。

山頂まで200m以上の上り返し。

平らな足の置き場が少ない急斜面なので、アキレス腱に負担がかかる。

背後は大持山と小持山。左のアキレス腱に鈍痛が出てきたので慎重に歩いた。

12:10 山頂の御嶽神社に到着。東屋の周辺などで多くのハイカーが休んでいた。

神社にザックをデポして展望台へ。

子どもたちの団体などで、展望台は賑わっていた。

第一展望台は北側の眺めがよい。赤城山と日光連山には少し雲がかかっていた。

西側の両神山。

北西側の浅間山。

浅間の右には御荷鉾山、その奥には鼻曲山と浅間隠山。

片側には榛名山と子持山も見えていた。

第二展望台に寄ってから、ザックをデポした神社へ戻った。

東屋の近くに陣取って食事にした。

13:00 もう少しゆっくりするつもりだったが、少年たちの団体が出発しそうだったので、先に出た。

どんどん下る。積雪もなく、落ち葉の積もった山道は歩きやすかった。

13:25 大杉の広場を通過。

不動ノ滝と氷柱。

なんと途中で少年ハイカー集団に追い越された。身軽な子どもたちは下りに強い。

最後に氷でつるつるの橋を渡った。

14:15 生川の駐車場に到着。車がたくさん停まっていた。