2015年11月21日 土曜日

伊豆ヶ岳 縦走

851 m 2回目

 4時起床、4時55分出発。正丸駅に6時15分到着、6時45分の電車で吾野駅へ移動した。東郷公園から吉田山経由の破線ルートで子ノ権現へ向かったが、アップダウンが多くて思った以上に疲労した。体力と時間に余裕があれば、武川岳にも登って正丸駅に下るつもりでいたが、子ノ権現から先も小ピークが連続していたので無理はしなかった。東郷公園の紅葉は全体的なピークまでもう少しという印象を受けたが、古御岳周辺では見頃を向かえた紅葉を楽しむことができた。伊豆ヶ岳山頂では、食事中に小学生の団体に包囲されてしまうというハプニングもあったが、今回も楽しい山行となった。

 帰りは渋滞もなく、2時間ちょっとの運転で帰宅できた。

登山コースデータ
単純標高差 : 666 m
累積標高差 : 1,225 m
コース距離 : 13.2 km
標準コースタイム : 6 時間 45 分
歩行データ
総歩行時間 : 6 時間 35 分
総行動時間 : 7 時間 45 分

 コースタイム

吾野駅 7:00 ⇒ 東郷公園 7:20 ⇒ 7:55 秩父御岳神社 8:00 ⇒ 吉田山 8:20 ⇒ 小床峠 8:55 ⇒ 9:50 阿字山展望台 10:00 ⇒ 10:10 子ノ権現 10:25 ⇒ 天目指峠 11:05 ⇒ 中ノ沢ノ頭 11:35 ⇒ 高畑山 12:00 ⇒ 12:40 古御岳 12:50 ⇒ 13:10 伊豆ヶ岳 13:40 ⇒ 馬頭観音 14:25 ⇒ 正丸駅 14:45

 

6:15 正丸駅に到着。ゲートは開いていて、駐車場はコインパーキングになっていた。24時間500円。自宅を出たときにも感じたが、11月末とは思えない暖かさだった。

6:45の電車で吾野駅へ移動。7:00 吾野駅を出発。

東郷公園への道はよく知らなかったが、先行者の後を追って、見覚えのある道へ入ることができた。

途中から道は高麗川沿いとなり、川中でたたずむアオサギを見かけた。

7:20 東郷公園秩父御嶽神社に到着。「御嶽山」の額を掲げた鳥居をくぐって境内へ。

御嶽神社の境内は1万5千坪あり、東郷公園を神苑としている。入山料100円を払って階段を上がる。

旅順港敷設の水雷や、バルチック艦隊主砲の砲弾など、日露戦争関連のものが展示されていた。

紅葉を眺めながら、人影の少ない園内をゆっくり歩いた。

鮮やかな紅葉に囲まれた東郷元帥銅像。

さらに園内を上がったところから、東郷元帥像を眺める。

21、22日は東郷公園の「もみじまつり」なので、主催者の方々が会場の準備を整えていた。

メイン会場近くの鮮やかな紅葉。

東郷神社も見ていくことにした。

がらんとした建物があるだけだったが、格子の奥に本殿があるようだった。

黄葉したハウチワカエデ。

さらに上がっていくと、東郷神社の格子から見えた本殿の横に出た。

東郷神社を過ぎると、竹林の上りとなった。

途中から段差の大きい階段を上って、御嶽神社へ向かった。下からだと368段あるらしい。

7:55 秩父御嶽神社に到着。当神社は御嶽山を本山と仰ぎ、その御分霊を祀っている。

登山道が見あたらなかったので、社殿の横を通って裏に回ると、踏み跡が続いていた。

道標はなかったが、それ以外に道はないので踏み跡に従って進んだ。

御岳山らしき小ピークに出たあとは、しばらく平坦な尾根道が続く。

再び上りとなり、何度かアップダウンを繰り返しながら上り基調の道を進んだ。

8:20 吉田山に到着。木に小さな表札があるだけの、こじんまりした山頂だった。

吉田山を過ぎてもアップダウンの連続。あちこちにある植林管理の赤テープが紛らわしくて、何度か分岐で迷った。

8:50 地図にない車道に出た。方角的に正しいと思われる左へ進んでみると、すぐに行き止まりとなった。時間的に小床峠だろうと分かったが、登山道が見あたらない。少し手前の分岐まで引き返すことも考えたが、とりあえず反対側へ進んでみると、正しいルートと思われる木段が見つかり、道を挟んだ反対側に登山道が見つかった。

道標がなく、正しいルートか分からない状態だったので、周囲に目を配りながら先へ進んだ。

途中からしっかりした登山道と合流して現在地に確信が持てた。9:35 子ノ権現へ続く林道に出た。

背後に奥武蔵の山々をのぞみながら林道を上る。

子ノ権現の手前で、阿字山の展望台へ寄ることにした。9:50 阿字山(620m)の展望台に到着。

樹間に蕎麦粒山と有間山が見えた。

展望台は東側の眺めがよかった。

東京スカイツリーと都心のビル群がうっすら見えた。

行動食を食べて、小休止した。

10:05 巨大な二本杉の横を通って子ノ権現へ。

二本杉の推定樹齢は800年。北の杉は幹が切られており、南の杉も反対側から見ると大きなうろができていた。

山門をくぐると赤い仁王像がお出迎え。間を通って、10:10 子ノ権現・天龍寺に到着。

子ノ権現・天龍寺の本堂。

重さ2トン、鉄のわらじ。

さらに階段を上った子の山(640m)の山頂には、釈迦堂(奥の院)がある。

こちらは梵鐘。

山頂からの眺めは阿字山とほぼ同じ。

西側の眺め。本坊の上に大持山が見える。

鉄わらじの隣には紅白の「めおと下駄」。

10:25 本坊の脇を抜けて、天目指峠へ向かった。

林道に出ると北西側が開けており、古御岳(こみたけ 左)と伊豆ヶ岳(右)が見えた。古御岳の左奥には武川岳、伊豆ヶ岳の右には二子山が見える。二子山のさらに右は川越山(カンゼ山)だろうか。

林道を北側へ少し進むと、北側の展望も開けた。左から丸山、ツツジ山、真ん中右に飯盛山、右は関八州見晴台と、奥武蔵の山々が一望できた。

林道から登山道へ入った。

少し上った後は、下りが続いた。

11:05 天目指峠(あまめざすとうげ)を通過。

峠から上り返す。

11:35 中ノ沢ノ頭を通過。

我々とは反対回りのハイカーが多いようで、伊豆ヶ岳まではたくさんの人とすれ違った。

11:55 記憶にない鉄塔に出た。

鉄塔の解体工事中らしく、周囲の樹木が伐採されていた。眺めがよくなったので、休憩している人が多かった。

12:00 高畑山(695m)に到着。

高畑山を過ぎると樹間に古御岳が見えた。

古御岳手前の上りは紅葉していた。

標高800m付近の紅葉はまさに見頃。

立ち止まって頭上の紅葉を眺める。

忘れていたが、2008年の同じ時期に来たときも綺麗に紅葉していた。

12:40 古御岳に到着。何組かのハイカーが休憩していた。

10分ほど休んでから伊豆ヶ岳へ向かった。鞍部まで下って上り返す。

伊豆ヶ岳の手前も綺麗に紅葉していた。

足を止めて紅葉を眺める。

鮮やかに紅葉したハウチハカエデの大木。

13:10 伊豆ヶ岳に到着。

レリーフのある大きな岩場で昼食にしたのだが、小学生の集団がどっと押し寄せてきて移動を余儀なくされた。

子供たちに占拠された岩場。無邪気で無遠慮なパワーに圧倒されてしまった。

周囲の樹木が成長したようで、どの方角もクリアな展望は得られなかった。

移動した岩場でコーヒーを飲んでから出発の準備をした。

13:40 下山開始。

左手に二子山を見ながら下る。

娘が小さい頃はえらく苦労した「泣き坂」も、いまでは短く感じられるようになった。

登山道が沢沿いとなると林道はもう近い。

14:25 馬頭観音の祠がある登山口を通過して、林道歩きとなった。

林道沿いの柿の木に実がたくさん生っていた。

14:45 正丸駅に到着。思った以上に疲れたが、よいトレーニングになった。