2019年11月30日 土曜日
伊豆ヶ岳 縦走
851 m 3回目

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コースタイム
吾野駅 7:00 ⇒ 東郷公園 7:20 ⇒ 7:45 秩父御岳神社 7:50 ⇒ 吉田山 8:15 ⇒ 9:50 阿字山展望台 10:10 ⇒ 10:15 子ノ権現 10:25 ⇒ 天目指峠 11:05 ⇒ 12:00 鉄塔 12:05 ⇒ 高畑山 12:15 ⇒ 12:55 古御岳 13:10 ⇒ 13:30 伊豆ヶ岳 13:45 ⇒ 大蔵山 14:05 ⇒ 馬頭観音 14:45 ⇒ 正丸駅 15:05
6:10 正丸駅

正丸駅横のコインパーキングを利用した(前払い500円/24h)。駅前広場では、第17回奥武蔵伊豆ヶ岳クイーンズトレイルラン大会の開催準備をしている方たちが朝から作業をしていた。

6:45 西武秩父線飯能行に乗って吾野駅に移動。

7:00 吾野駅を出発。

以前に何度か歩いているので、東郷公園までの道を思い出しながら歩いた。

朝陽に映える真っ赤なカエデ。

吾野の集落。山に囲まれて、夏は暑くて冬は寒そうだ。

山沿いの遊歩道を進む。

遊歩道が高麗川沿いとなると、東郷公園・秩父御嶽神社はもう近い。
7:20 東郷公園・秩父御嶽神社

東郷公園・秩父御嶽神社に到着。

紅葉写真1

鳥居をくぐって、早朝の深閑とした境内へ。

紅葉写真2

入山料(100円以上/大人1名)を払う。「以上」とあるので、お賽銭のような意味合いもあるようだ。

石段を上って先へ進む。

紅葉写真3

イチョウの落葉が絨毯のように広がっていた。

東郷元帥の銅像。

東郷元帥の背後には、綺麗な紅葉が残っていた。

紅葉写真4

朝陽に輝く紅葉を眺めながら本殿へ向かう。ちなみに東郷公園の「もみじまつり」は今日が最終日。

本殿までの階段は368段。数えてみたら本当に368段だった。
7:45 秩父御嶽神社本殿

秩父御嶽神社本殿に到着。当社は開祖・鴨下清八が1895年(明治28)に信州木曽の御嶽山より御分霊を勧請し、当所にお祀りしたことに始まる。現在の社殿は開山100周年記念事業で建て直されたもの。

紅葉写真5

7:50 本殿の裏から登山道に入り、吉田山へ向かう。

樹林帯の小さなアップダウンが続く。

8:15 吉田山を通過。前回は子ノ権現まで長く感じたが、今回は心構えができていたので、それほど大変と感じなかった。

綺麗な苔が目についた。苔に目を配るようになると、苔採集の痕跡にも気が付くようになった。

静かな山歩きが続いた。

9:40 林道に出た。今回は迷うことなくすんなり来れた。

林道を歩いて子ノ権現に向かう。

駐車場の手前から奥武蔵の山々がよく見えた。

駐車場を通って子ノ権現天龍寺へ。

お腹が減っていたので、阿字山展望台で休憩することにした。
9:50 阿字山展望台(620m)

阿字山展望台に到着。東側の眺め。

東京スカイツリーと都心の高層ビル群が見えていた。

おにぎりを食べてひと休み。

10:10 移動開始。推定樹齢800年の二本杉を見てから子ノ権現へ。

山門の先に赤い仁王像が見えてきた。

仁王像と共に、何故かカメハメ波ポーズ。本坊の手前には、トレイルラン大会の小さな給水所が設けられていた。
10:15 子ノ権現天龍寺

子ノ権現に到着。紅白の「めおと下駄」と重さ2トンの「鉄わらじ」。

さらに階段を上って釈迦堂(奥の院)のある子の山へ。

釈迦堂の手前にある梵鐘。

10:20 子の山(640m)に到着。阿字山と同じように東側の眺めがよい。

西側には本坊の茅葺屋根と大持山が見えた。

本堂に戻ってお参りをする。

本堂と狛犬の間にある水瓶(?)の水は、表面が凍っていた。

10:25 本坊の横を通って登山道方面へ。

紅葉写真6

登山道に入る前に、北側の展望がきく場所に寄り道した。関八州見晴台など奥武蔵の山々が並ぶ。

北西側には古御岳(左)と伊豆ヶ岳(右)も見えた。伊豆ヶ岳の右には二子山も見える。

10:40 登山道に入る。上りの後は下りが続いた。

登山道に入った後に、トレイルラン大会の先頭を走るランナーたちが現れた。

11:20 給水所が設けられた天目指峠(あまめざすとうげ)を通過。

ランナーたちの走る道と登山道はいったん分かれたが、すぐに合流した。

天目指峠からは集団を成すトレイルランナーたちと次々にすれ違った。皆一様に挨拶の声が大きくて、マナーがよい。高齢のランナーもいて、気持ちのよい健全な活力に大きな刺激を受けた。

「私たちもまだまだ頑張らないと!」と話す舌の根も乾かぬうちに、「まだ(伊豆ヶ岳に)着かないの?」と不平を言い出す妻に驚いた。

12:00 鉄塔跡に出た。

開けて気持ちがいいので短い休憩をはさんだ。

12:05 再スタート。再び樹林帯へ。

樹林帯に入った上りで、「最後尾」のゼッケンを着けて道標を回収しながら走る大会スタッフたちとすれ違った。

12:15 高畑山(695m)を通過。ここから先は再び静かな山歩きとなった。

樹間に古御岳を見ながら進む。

古御岳直下の上りに入ると、綺麗な紅葉が見られるようになってきた。

紅葉写真7

紅葉写真8

紅葉写真9

紅葉写真10

2008年と2015年の同じ時期にも来ているが、そのときも綺麗に紅葉していた。

紅葉写真11

紅葉写真12

紅葉スポットであることをすっかり忘れていたので、得した気分で楽しめた。

12:55 東屋とベンチのある古御岳(830m)に到着。

おにぎりを食べて休憩した。

13:10 古御岳を出発。最後の目的地である伊豆ヶ岳へ向かう。

鞍部まで一気に下る。

足に疲れを感じていたが、トレーニングのつもりで上り返す。

紅葉写真13 伊豆ヶ岳の手前にも綺麗な紅葉が残っていた。

紅葉写真14

紅葉写真15

紅葉写真16

方々に目を配り、カラフルな紅葉に足を止めてはまた上る。
13:30 伊豆ヶ岳山頂

伊豆ヶ岳に到着。

前回は小学生集団に圧倒されたが、今回は静かな時間を過ごせた。

西側に武甲山の山頂部が見えていたが、どの方角も展望は樹林に遮られている。

南東側の樹間に子ノ権現へ続く稜線が見えた。

13:45 下山開始。女坂が一部崩落につき、迂回路から下った。樹間に見えるのは二子山。

13:55 五輪山を通過。

少々歩きづらい丸木の階段を下る。

「かめ岩」を通過。「ここ通ったことあったっけ?」と妻に言われて気づいたが、泣き坂を通るいつもの道ではないコースで下っていた。

「ふたご岩」を通過。

道が崩落して迂回路を歩く場所もあった。

沢が近くなると林道に出るのは近いが、いつもの道とどこで合流したのか分からなかった。

14:45 馬頭観音の横を通って林道に出た。集落の紅葉を眺めながらのんびり歩いた。

線路下をくぐって正丸駅へ。気持ちのよい秋の山歩きであった。

15:05 正丸駅に到着。すでにトレイルラン大会のテントなどはすべて撤収されていた。
4時20分起床、4時50分出発。正丸駅に6時10分到着。電車で吾野駅まで移動して、東郷公園の紅葉を観てから吉田山経由で子ノ権現、高畑山、古御岳、伊豆ヶ岳と縦走した。東郷公園の紅葉はピークを過ぎていたが、古御岳と伊豆ヶ岳の手前に綺麗な紅葉がまだ残っていた。ここ最近、山へ行くと必ず苔を採集しているが、今回も吉田山周辺で苔をいくつか採集してきた。第17回奥武蔵伊豆ヶ岳クイーンズトレイルラン大会が開催されていたため、子ノ権現から高畑山までの間で多くのランナーとすれ違った。若者から年配の方まで、皆マナーを守って元気よく挨拶することに感心し、颯爽と駆け抜けてゆく姿に大いなる刺激を受けた。
15時15分に現地を出て、17時半に帰宅。豊かな人生は健康的な活力があってこそだと再認識した。