2020年2月11日 火曜日

関八州見晴台

851 m 9回目

 前回の宝登山に引き続き、軽めのリハビリ登山をしようと10数年ぷりに関八州見晴台へ。5時起床、6時出発。黒山三滝の駐車場には7時過ぎに到着。男滝と女滝を観てから林道を進み、花立松ノ峠から山頂へ。山頂は大きなアンテナを立ててアマチュア無線をしている人やMTバイクの集団が登ってきて賑やかだった。高山不動尊に寄ってから下山したが、記憶があいまいだったために、道を間違えたかとすぐ手前で引き返し、時間をロスしてしまった。それでもあまり疲れもなく、快晴の下で気持ちのよい山歩きが楽しめた。
 帰りは渋滞もなく、14時半に帰宅。まだまだ山の身体になっていないが、徐々に上げていこうと思う。
登山コースデータ
単純標高差 : 591 m
累積標高差 : 860 m
コース距離 : 10 km
標準コースタイム : 3 時間 40 分
歩行データ
総歩行時間 : 4 時間 35 分
総行動時間 : 5 時間 50 分

 コースタイム

黒山三滝駐車場 7:25 ⇒ 7:40 黒山三滝 7:45 ⇒ 花立松ノ峠 8:50 ⇒ 9:20 関八州見晴台 10:00 ⇒ 10:45 高山不動尊 11:15 ⇒ 花立松ノ峠 11:50 ⇒ 黒山三滝 13:00 ⇒ 黒山三滝駐車場 13:15

7:05 黒山三滝入口無料駐車場

黒山三滝入口の駐車場に到着。

駐車場そばの公衆トイレを利用。

7:25 駐車場を出発。カフェを併設した「くろやま文学館」の隣を進む。

周囲に新たなベンチが設置されていて、唐突な印象のオブジェもあった。

沢沿いの林道がしばし続く。

天狗滝へ向かう道は通行止になっていた。

傘杉峠へ向かう道も通行止。去年の台風の影響が、奥武蔵周辺にもまだ色濃く残っていた。

7:40 黒山三滝

男滝と女滝に到着。

しばらく滝を眺めてから男滝の左岸を上がって、林道猿岩線へ向かった。

10分足らずで林道猿岩線に出た。アスファルトの日影は凍結していた。

林道を15分ほど歩いて、8:10 登山道入り口に到着。

しばらくは沢沿いの谷間を上って行く。

沢筋から離れてると日向の道となり、花立松ノ峠までのびる林道猿岩線が見えてくる。

越生町が設置した場所を知らせる看板。

再び林道猿岩線に出た。

林道から眺めた東側の展望。

薄っすら見えていた筑波山。

8:50 花立松ノ峠

花立松ノ峠を通過。奥武蔵グリーンライン側へ折り返すとすぐ先に登山口がある。

再び登山道へ。

小ピークをひとつ超えて、さらに上る。

木漏れ日の中を進む。歩くほどに以前訪れた記憶が蘇るようだった。

陽の当たる尾根に出たら山頂は近い。

9:20 関八州見晴台 山頂

関八州見晴台に到着。名前のとおり低山とは思えない展望が広がる。アマチュア無線をしている人がいて、後からMTバイクの集団もやってきた。

南東方面。関東平野の向こうに東京湾が輝いていた。

南から南西方面には、丹沢山地、富士山、奥多摩などの山々がずらりと並ぶ。

富士山とその手前は御正体山。

左から大山、丹沢山、蛭ヶ岳、檜洞丸、大室山と丹沢の山々が続き、右には大岳山も見える。

富士山の左には川苔山や蕎麦粒山など奥多摩の山々が並び、右には武甲山や両神山など奥秩父の山も見える。

秩父の盟主、武甲山と両神山。

北側には男体山もうっすら見えた。

テーブルベンチにカメラを置いて記念撮影。この後、山頂の眺めを楽しみながら、おにぎりとミニカップ麺を食べた。

高山不動尊の奥ノ院と東屋。中には不動尊が彫られた石板が祀られている。

10:00 移動開始

山頂を後にして高山不動尊へ向かった。

いったん林道に出て、再び登山道を下る。

また林道に出た。最後も登山道を下ると記憶していたので、林道から下る道を探した。

不動茶屋跡を通って、西側へ進んでみた。

展望台跡まで進んでも登山口がないので引き返してしまったが、入口はもう少し進んだところにあると後で分かった。

仕方ないので林道をそのまま下ったが、記憶よりも遠いので道を間違ったかと引き返すもやはり登山口は見つからず、やっぱりこの道しかないとまた下った。

10:45 高山不動尊

2度目は高山不動尊の駐車場まで下って、無事に高山不動尊に行き着けた。

高山不動尊に到着。正式名称は真言宗智山派・高貴山常楽院。

県指定文化財の常楽院不動堂。江戸時代後期の建築。

桁行・梁間五間、三間の二間の内陣前に、三間に一間の礼堂(らいどう)がつき、その周囲に一間通りの庇を廻した形式になっている。

不動堂に祀られた五大明王。ちなみに高山不動尊は関東三大不動のひとつに数えられている。

秘仏である御本尊の軍荼利明王像(重要文化財)は不動堂裏の収蔵庫に安置されており、毎年4月15日、冬至に開帳される。縁起では行基作と伝えられるが、時代的な辻褄が合わないので伝承の域をでない。

素朴な造りの大黒様。

不動堂前の急な石段を下る。

不動堂前の広場に出た。

推定樹齢800年の大イチョウ。県指定の天然記念物で「子育てイチョウ」の別名を持つ。

目通り10m、根回り12m。樹高と37mに達する。

大イチョウの裏に回ると、別名の由来となった乳(にゅう)と呼ばれる気根が間近に見られる。

人も少なかったので、静かな境内でしばし休憩。

11:15 下山開始

帰りは分からなかった登山道で林道まで上がることにした。

しっかり道はついていたので、何故入口が分からなかったのか、不思議に思えた。

5分足らずでアスファルトの道となった。

林道に出ると展望所跡のすぐ隣だった。

花立松ノ峠までは平坦な林道を進む。狭い林道なのに通る車が意外と多かった。

11:50 花立松ノ峠

帰りはのんびり苔を物色しながら歩いた。水の通り道を苔はよく知っている。

林道から登山道へ入る。ここからは往路と同じ道を行く。

雲ひとつない快晴で、気持ちよく歩けた。

倒木にびっしり生えていた苔。蒴柄がたくさん伸びていた。

日向から樹林帯に入った。

林道猿岩線を歩く。あまり疲れもなく、歩き足りない気がした。

黒山三滝の観光客はまばらだったが、お土産屋さんは開店していた。

マス釣り場ではイワナやニジマスが焼かれていた。

文学館のカフェも開店しており、思いのほかお客さんが入っていた。13:15 駐車場に到着。