2018年11月25日 日曜日

雲取山

2,017 m 12回目

 3時起床、3時25分出発。小袖乗越には5時45分到着。3連休の最終日は雲一つない快晴の登山日和となった。前日も天気がよかったので泊りの登山者が多かったらしく、上りでたくさんのハイカーとすれ違った。風が強いとかなり冷え込むだろうと予想していたが、稜線に出てからも風は穏やかで、富士山や南アルプスの山々を眺めながら気持ちよく歩くことができた。今回も1ヶ月ほど間が空いてしまったが、体力的には余裕があり、毎朝のジョギング効果を実感した。

登山コースデータ
単純標高差 : 1,284 m
累積標高差 : 1,580 m
コース距離 : 20.0 km
標準コースタイム : 8 時間
歩行データ
総歩行時間 : 7 時間 10 分
総行動時間 : 8 時間 分

 コースタイム

丹波山村営駐車場 6:15 ⇒ 堂所 7:40 ⇒ 8:50 ブナ坂十字路 8:55 ⇒ 奥多摩小屋 9:30 ⇒ 10:25 雲取山 11:10 ⇒ 奥多摩小屋 12:00 ⇒ ブナ坂十字路 12:25 ⇒ 堂所 13:20 ⇒ 丹波山村営駐車場 14:15

 

5:45 新しくトイレが設置された丹波山村営駐車場に到着。路駐が多かったのでどうかと思ったが、上は空いていた。

6:15 駐車場を出発。林道を歩いて登山口へ。ヘッドライトはいらない明るさになっていた。

登山口前は駐車禁止になっていて、カラフルな丸看板が設置されていた。べニア板の脆弱な作りなので、すでに「雲」の字が割れていた。

なだらかな傾斜をせっせと上る。暗い針葉樹林帯を抜けたら陽が差し込んできた。

7:40 堂所を通過。ここまではとてもよいペースできた。

樹間から富士山がくっきり見えた。

8:10 マムシ岩を通過。傾斜が増して嫁がペースダウン。後続ハイカーに抜かされることが多くなってきた。

七ツ石小屋へのひとつ目の分岐を過ぎてから嫁を置き去りにして、トレーニングのつもりでスピードアップした。

8:50 ブナ坂に到着。数分後に嫁もやってきた。

コース上には平将門関連の伝説を記した看板が、いくつも設置されていた。町おこしの一環だろうか。

ブナ坂からの石尾根は展望が一気にひらける。風もおだやかで、気持ちのよい稜線歩きが続いた。左は飛龍山(大洞山)。

通称「ダンシング・ツリー」が見えてきた。展望がよいので何度も足を止めて眺めを楽しんだ。

南西方向には南アルプスがずらりと並ぶ。

左から塩見岳、広河内岳、農鳥岳、間ノ岳、北岳、鳳凰三山。

左から布引山、笊ヶ岳、上河内岳、聖岳、赤石岳、悪沢岳。

南側には富士山と大菩薩嶺。

なだらかなアップダウンが続く。

まさに雲ひとつない快晴だったが、南東には雲海が出ていた。

南東側の丹沢山系。左から丹沢山、蛭ヶ岳、檜洞丸、大室山。左手前は三頭山。

開けたヘリポートから、ヨモギノ頭、雲取山、小雲取山が並んでみた。

9:30 奥多摩小屋を通過。昭和34年に建設された奥多摩小屋は来年の3月31日で閉鎖となり、残念ながらテント泊もできなくなる。

小屋付近からの富士山と大菩薩嶺。

ヨモギノ頭へ向かって急登を上る。

9:40 ヨモギノ頭を通過。

次は小雲取山手前の急坂。

10:05 小雲取山に到着。この時期は虫もいないし、寒さが厳しくなければ快適が楽しめる。

小雲取山を過ぎると雲取山の避難小屋が見えてくる。

山頂近くは霜が融けて泥濘気味になっているところもあった。

左に南アルプスと飛龍山。ほぼ真ん中に北奥仙丈岳と国師ヶ岳、右に木賊山、甲武信ヶ岳、三宝山が並ぶ。三宝山の手前には、唐松尾山から東仙波、和名倉山へと続く稜線がのびる。

いよいよ山頂が近づいてきた。それほど人は多くないように見えた。

10:25 雲取山に到着。

まずは山梨側の山頂で、おにぎりとカップ麺の昼食にした。

東側の眺め。左から三ツドッケ、蕎麦粒山、真ん中あたりに川苔山、右に本仁田山。

東南側には歩いてきた石尾根が一望のもと。真ん中に鷹ノ巣山、大岳山、御前山が並んでいる。

鷹ノ巣山、大岳山、御前山をアップ。大岳山の右手前は高丸山と日蔭名栗山。

南南東には丹沢の山々。左から丹沢三嶺、丹沢山、蛭ヶ岳、檜洞丸、大室山。大山は雲の中だった。丹沢山の手前は三頭山、さらに左手前は七ッ石山の山頂部。

南側には富士山と大菩薩嶺。

富士山のアップ。写真には九十九折の登山道まではっきり写っていた。

食事を終えて東京都と埼玉側の山頂へ移動。こちらには立派な御影石の道標や方位盤などが設置されている。

2017年記念碑の標識は日本百名山の標識に変わっていた。

飛龍山と南アルプスの峰々。

飛龍山の右奥には、北岳と鳳凰三山の隣に仙丈ケ岳と甲斐駒ヶ岳も見えていた。

飛龍山と南アルプスの右には北奥仙丈岳や甲武信ヶ岳なども見える。

樹間に和名倉山(左)と浅間山(右)も見えていた。10分ほど眺めを楽しんでから山梨側の山頂へ戻った。

11:10 早めに下山開始。

復路も富士山などを眺めながら、のんびり稜線歩きを楽しんだ。

小雲取山からの急坂を下る。

あっという間に下り終えて、ヨモギノ頭へ向かう。

11:50 ヨモギノ頭に到着。

鷹ノ巣山から七ツ石山まで続く石尾根を眺めながら下る。12:00 奥多摩小屋を通過。

小さなアップダウンを快調に進む。七ツ石山が近づいてきた。

12:25 ブナ坂を通過。ちょうど前後に人が少なかったので、そのままのペースで進んだ。

今回は倒木がよく目についた。あまり疲労を感じていなかったので、休憩なしで歩いた。

13:20 堂所を通過。

下りが得意な嫁はどんどんペースを上げて、前を行くハイカーを追い越していた。

小袖乗越の近くはまだ紅葉が残っていた。

14:15 余力を残して丹波山村営駐車場に到着。登山口を出たところで、マンションの管理人から窓ガラスが割れているようだと連絡が入ったが、結局管理人の勘違いだった。