2015年10月25日 日曜日

西沢渓谷・黒金山

2,232 m 2回目

 2時20分起床、2時55分出発。299号で秩父へ向かい、西沢渓谷に5時20分到着。甲武信ヶ岳へ向かうハイカーや紅葉を狙うカメラマンなど、早朝から人が多くて驚いた。当初は西沢渓谷終点から紅葉台までの予定だったが、終日快晴の予報で嫁の体力も問題なさそうだったので、黒金山まで足を伸ばした。山頂は強風が吹き荒れていたが展望は素晴らしく、富士山や南アルプス、御嶽山や金峰山も見えていた。上り下りが延々と続く厳しいコースだが、最後までしっかり歩くことができた。

 疲労もあって帰りの運転はしんどかったが、3時間弱の運転で帰宅。ロングコースを踏破し、見頃を迎えた紅葉と山頂の展望も楽しめて、予想以上に充実した一日となった。

登山コースデータ
単純標高差 : 1,122 m
累積標高差 : 1,820 m
コース距離 : 18.4 km
標準コースタイム : 9 時間 10 分
歩行データ
総歩行時間 : 8 時間 50 分
総行動時間 : 10 時間 30 分

 コースタイム

市営無料駐車場 5:45 ⇒ 6:05 ネトリ橋分岐 6:10 ⇒ 二俣吊橋 6:25 ⇒ 6:50 三重ノ滝 7:00 ⇒ 8:20 黒金山登山口(西沢渓谷終点) 8:25 ⇒ 紅葉台 9:15 ⇒(岩場で5分休憩)⇒ 10:55 牛首ノタル 11:05 ⇒ 11:35 黒金山 11:50 ⇒ 12:10 牛首ノタル 12:35 ⇒ 13:50 紅葉台 13:55 ⇒ 14:25 黒金山登山口 14:35 ⇒ 15:00 展望台 15:05 ⇒ 山ノ神 15:30 ⇒ 15:50 ネトリ橋分岐 15:55 ⇒ 市営無料駐車場 16:15

5:20 西沢渓谷 無料駐車場

次々と車が到着していて、駐車場はすぐ一杯になりそうな気配だった。

5:45 駐車場を出発。まだ5時台なのに、登山者やカメラマンなど人が多くて驚いた。

6:05 ネトリ橋手前のトイレに寄って、6:20 西沢山荘を通過。

6:25 二俣吊り橋を渡る。

朝陽に照り映える鶏冠山の紅葉。

まだ薄暗い状態だったが、周囲は綺麗に紅葉していた。

朝陽が東の尾根上に上がってきた。

いったん階段を上がってから下る。

階段の上り始めに見えるのは大久保ノ滝。

6:50 三重ノ滝が見られる滝見台に到着。

ひと通り写真を撮って、7:00 移動を開始。入れ替わるように5人くらい下りてきた。

早朝スタートの人はほとんどが甲武信ヶ岳へ向かう人だと思っていたが、そうでもないようだった。

日差しがまだ届かないので鮮やかには見えないが、渓谷全体が紅葉していた。

15分ほど歩くと竜神ノ滝が見えてきた。

竜神ノ滝から少し上りが続く。

上って下りたら貞泉ノ滝が見えてくる。

貞泉ノ滝のすぐ脇を通過。

次はカエル岩の脇を通過する。

7:55 方丈橋を渡る。

方丈橋からしばらく上って、七ツ釜五段ノ滝がよく見える場所まで来た。

右手に滝を見ながらさらに上る。

七ツ釜五段ノ滝の上段部分まで見える場所には、三脚を構えた複数のカメラマンが陣取っていた。

七ツ釜五段ノ滝の上段部分。もう数時間して日差しが入れば、さぞかし綺麗だろうと思いながら先へ進んだ。

滝の上流まで来ると、大きな岩が転がる河原で休んでいる人たちの姿が見えた。

木段を上って、黒金山の登山口がある西沢渓谷終点へ向かう。

8:20 西沢渓谷終点に到着。

西沢渓谷終点には椅子のあるデッキとトイレがある。展望もよいので休憩するにはちょうどよい。

北西側、デッキ正面に見えるのは鷹見岩(右 1,648m)と石塔尾根。

鷹見岩の右、北側には、鶏冠山、木賊山、破風山、雁坂嶺などが見えた。

8:25 黒金山登山道入口へ。若者2人組が先に上っていった。

紅葉台までは標高差約250mの急登となる。上の方は紅葉が終わりを迎えていた。

標高1,640m地点にアズマシャクナゲ群落の道標あり。確かにシャクナゲばかりの道になった。

9:15 紅葉台(1,768m)に到着。まだ体力的に余裕があったので、嫁に確認して黒金山まで行くことにした。

紅葉台からさらに上りが続く。

2,021mピーク付近に露岩が数カ所あり、牛首と黒金山が見えた。

露岩の上に上がると東側が一望できた。左に唐松尾山と雲取山、真ん中に飛龍山(大洞山)と前飛龍、さらに大岳山と御前山、三頭山まで見える。

左に三頭山、中央に大菩薩嶺、さらに小金沢山、黒岳、大蔵高丸とハマイバ丸、御正体山と続く。

南西には黒金山(中央)と牛首(左)。まだまだ遠い。

北西には北奥千丈岳と国師ヶ岳。

2,021mピークからはアップダウンが続く。

樹林の向こうに牛首と黒金山を見ながら進む。牛首の北側を巻くようにしてルートは続いている。

10:55 牛首ノタルに到着。登山者が3人休んでいた。

牛首ノタルは南側の眺めがよい。去年来たときは霧で何も見えなかったが、今回は富士山がばっちり見えた。左から大菩薩嶺、小金沢山、黒岳、大蔵高丸とハマイバ丸、御正体山、神山、三ツ峠山、富士山。富士山の右は乾徳山。

11:05 牛首ノタルを出発。

牛首ノタルから山頂までは200m以上の標高差。

直登ぎみにひたすら上ってゆく。さすがに疲れていたが、トレーニングのつもりで山頂まで一気に上った。

11:35 黒金山に到着。数名いた先客は、みな強風を避けるために灌木の陰で休んでいた。

灌木に囲まれた山頂の西側は眺めのよいガレ場になっており、吹きさらしの強風に煽られながら写真を撮った。左に富士山、真ん中に毛無山、右端に笊ヶ岳。

西側には南アルプスがずらりと並ぶ。聖岳、赤石岳、悪沢岳、塩見岳、農鳥岳、間ノ岳、北岳、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳と全部見えていた。

北西側には北奥仙丈岳と国師ヶ岳。

北東側の眺め。左には三宝山、甲武信ヶ岳、木賊山、中央に破風山、その右に雁坂嶺、さらに水晶山と和名倉山が樹林の上に見える。

奥北千丈岳の左奥には金峰山の山頂部が見えた。五丈石がはっきり分かる。

西側、甲斐駒ヶ岳の右には、中央アルプスと御嶽山の頭もうっすら見えていた。

風が強いので牛首ノタルで昼食をとることにした。おじいさんハイカーに写真をお願いして、11:50 下山開始。

苦労して上った道も下りは早い。

12:10 誰もいない牛首ノタルで昼食にした。

富士山を眺めながら食べるおにぎりとカップ麺は格別に美味しかった。

12:35 牛首ノタルを出発。

アップダウンを繰り返して2,021mピークの露岩帯まできた。ここからは上り返しが少なくなる。

よく上ったと思えるくらい下りが続く。

途中で何度も見かけたルリビタキ。数10枚撮って、まともに写っていたのは数枚だけだった。

シャクナゲ帯に入って、13:50 紅葉台に到着。5分ほど休んでから先へ進んだ。#

紅葉台からの下りはさらに傾斜を増す。落ち葉の下は見えないので、気をつけて下る。

14:25 黒金山登山口に到着。西沢渓谷終点で一休みした。

右から鷹見岩、鶏冠山、木賊山。鷹見岩の南東側斜面が綺麗に紅葉していた。

14:35 西沢渓谷終点を出発して森林軌道跡へ。

番号の振られた桟橋を次々に渡って進む。

日差しが入るところまで来ると、周囲の景観が一変した。

陽光に照らされた紅葉は輝きが違う。

見頃を迎えた西沢渓谷の紅葉を帰り際になって堪能できた。

15:00 展望台に到着。

ベンチでひと休みすることにした。

鶏冠山と木賊山。

15:30 山ノ神を通過。

15:50 ネトリ橋を渡る。この時間になっても西沢渓谷へ向かう観光客がいた。

ネトリ橋から林道に出るとパトカーや消防車が行き来していたので、何か事故があったのかもしれない。

16:15 駐車場に到着。暗くなる前に下山できてよかった。