2010年10月2日 土曜日
大真名子山・小真名子山
2,375 m 2,323 m
|
||||||||
|
コースタイム
志津乗越 6:05 ⇒ 7:35 千鳥返し手前 7:45 ⇒ 7:55 大真名子山 8:40 ⇒ 鷹ノ巣 9:15 ⇒ 9:55 小真名子山 10:50 ⇒ 11:35 富士見峠 11:40 ⇒ 12:45 馬立 12:50 ⇒ 車止め 13:25 ⇒ 志津乗越 13:40
5:50 志津乗越 駐車場
志津乗越の駐車場に到着。男体山がよく見えた。
後続の車が次々に到着して、すぐに駐車スペースはなくなった。
北側にある大真名子山の登山口へ。
笹原を歩いて行くと大きな石碑がいくつか現れ、八海山神の青銅像も祀られていたが、大きな倒木が寄りかかった状態になっていた。
笹原が切れると急坂となる。踏跡が分からない場所が数ヵ所あり、赤テープを確認しながら進んだ。
急な上りがえんえんと続く。うるさい虫はいないし、涼しくて丁度よいくらいの気温だった。
八合目付近に三笠神像があるはずなのに、まったく気がつかなかった。
南から西にかけての見晴がよい場所で休憩した。男体山の裾野までよく見えた。
男体山の右奥、南南西には八ヶ岳がうっすら雲に浮かんでいた。
西には浅間山の頭も見えていた。
どこまでも続く雲海。
休憩した露岩から「千鳥返し」はすぐだった。
梯子をクリアして先へ進む。
7:55 大真名子山
いきなり御嶽神社の祠がある山頂に出た。あと30分は上ると思って休憩したのに拍子抜けした。
コースタイム140分を100分で来れた。
北方向にはこれから向かう小真名子山が近い。
小真名子山の左奥には飯豊連峰がうっすらと見えていた。
北東方面には帝釈山(左)と女峰山(右)がそびえる。
帝釈山の左奥には、吾妻山(中央)と安達太良山(右)が見えていた。
南方面の男体山。
男体山の右、南西方向の皇海山と中禅寺湖。
中禅寺湖の右には戦場ヶ原が一望できる。
西方面の日光白根山。
西北西方面の温泉ヶ岳(ゆせんがたけ)と根名草山。温泉ヶ岳の右奥には至仏山が頭をのぞかせている。
北西方面の太郎山。その奥には燧ヶ岳が見える。燧ヶ岳の左は平ヶ岳。
太郎山の右奥には会津駒ヶ岳も見えた。
三脚で蔵王権現像と写真を撮ってから小真名子山へ。ちょっとのんびりしすぎてしまった。
北八ヶ岳のような縞枯状態の樹林を進む。
樹林帯を抜けると見晴のよい稜線に出た。しばらく進むと下りとなった。
鞍部までは250m以上の下りとなる。
樹林帯をひたすら下り、35分で広場のような鷹ノ巣(鞍部)に到着。
再び樹林帯に入って上り返す。
小真名子山の山頂まで200m以上急な上りが続く。木の根が階段状になって上りやすかった。
上の方はすでに紅葉が始まっていた。
30分ほど上ると眺めのよい場所に出た。
振り返った南側には大真名子山。その後ろには男体山が重なって見える。
9:55 小真名子山
小真名子山に到着。鷹ノ巣からは40分の上りだった。
山頂に小さな祠が祀られていた。
山頂の展望は限られているので、少し先の反射板がある場所へ移動した。
反射板のある山頂部は南側以外はぐるっと展望がきいた。
間近に見えた太郎山。
燧ヶ岳のアップ。左は平ヶ岳で、右には越後駒ヶ岳まで見えていた。
貸切状態の広い山頂でのんびりした。紅葉の時期が近くなり、カップ麺が美味しい季節になってきた。
三脚を立てて写真撮影。人がいないので心置きなく撮り直した。
1時間近く休んでから下山開始。のっけから急坂の連続だった。
小真名子山山頂から富士見峠までは、280m以上を一気に下る。正面は帝釈山と女峰山。
岩ガレの急坂を下る。
いったん樹林帯に入り、落ちるような急斜面をロープを頼りに下る。
樹林を抜けると岩ガレの豪快な下りが待っている。どれだけ下りても進んでいない感じがした。
女峰山が帝釈山の後ろに隠れてしまう頃、やっと岩ガレの急坂が終わりに近づいてきた。
ガレ場の急坂を下り終えて樹林に入るとすぐに富士見峠。
短い休憩後、長い林道歩きを開始。
開けた場所から北東方面に帝釈山と女峰山が見えた。
北西方面には小真名子山が見えた。
女峰山にガスがかかったと思ったら、あっという間に林道周辺も霧で覆われてしまった。
周囲は半時前とはまるで異なる幽玄の世界となった。
ひたすら歩いて前回同様に馬立で休憩した。
野州原林道との分岐からはゆるい上りとなるが、逆にペースを上げて黙々と歩いた。
馬立から35分で車止めに到着。空が少し明るくなって、再び日が差してきた。
13:40 志津乗越に到着。富士見峠からほぼ2時間かかった。
駐車場近くの林道は縦列駐車がひどかった。
3時起床、3時20分出発。志津乗越には5時50分の到着。南に停滞したままの前線が気がかりだったが、朝から素晴らしい晴天に恵まれた。気温も暑過ぎず寒過ぎず、虫の数も少なくなって、山の季節が到来したと感じた。ハイカーの姿はまばらで、静かな山歩きと、人のいない山頂からの眺めを存分に楽しむことができた。あまりの心地よさに時間を忘れ、それぞれの山頂で長々と休んでしまった。女峰山のときと同様に富士見峠からは長い林道歩きとなったが、一度経験しているので前回ほどつらくは感じなかった。
帰りの高速は渋滞もなく、ビュンピュン飛ばして2時間半の運転ですんだ。大真名子、小真名子山を登ってみて、女峰山・帝釈山を含めた縦走の大変さをより具体的に想像できるようになった。二の足を踏む気持ちもあるのだが、挑戦してみたいという気持ちの方が強い。トレーニングをしっかりした上で、いつかチャレンジしてみたい。