2016年4月23日 土曜日

蜂谷橋を基点にヌカザス尾根から周遊

三頭山

1,531 m 2回目

 3時半起床、4時出発。蜂谷橋の駐車場に5時45分到着。2004年に都民の森から登っているが、今回は浮橋を渡り、ヌカザス尾根を上って鞘口峠から下る周遊コースを歩いた。連休登山に備えて荷物を重くしていたが、前半はあまり影響を感じることもなく、延々と続く上りをしっかり歩くことができた。後半はさすがにザックの重みに肩が凝り始めて、ビジターセンターから続く湖畔の道がとても長く感じられた。

帰りは渋滞もなく、2時間ほどの運転で帰宅。連休に向けてのよいトレーニングになった。

登山コースデータ
単純標高差 : 991 m
累積標高差 : 1,250 m
コース距離 : 13.7 km
標準コースタイム : 6 時間 45 分
歩行データ
総歩行時間 : 7 時間
総行動時間 : 7 時間 50 分

 コースタイム

蜂谷橋P 6:10 ⇒ 麦山の浮橋 6:20 ⇒ 三頭山登山口 6:45 ⇒ 7:50 イヨ山 7:55 ⇒ ヌカザス山 8:50 ⇒ 鶴峠分岐 9:45 ⇒ 10:10 三頭山(西峰) 10:30 ⇒ 鞘口峠 11:20 ⇒ (沢で5分休憩) ⇒ 12:30 山のふるさと村 12:35 ⇒ (ニホントカゲ観察 10分) ⇒ 13:00 ビジターセンター 13:05 ⇒ 麦山の浮橋 13:45 ⇒ 蜂谷橋P 14:00

5:45 蜂谷橋 無料駐車場

6台停められる蜂谷橋の駐車場に到着。先着は1台のみで身仕度している間にもう1台入ってきた。

6:10 駐車場を出発。

まずは蜂谷橋を渡り、馬頭トンネルをくぐる。

馬頭トンネルは短いが、飛ばしていくバイクや車がたまに通るので、自然と急ぎ足になる。

馬頭トンネルを抜けると麦山の浮橋が足下に延びていた。

階段を下りて浮橋へ向かう。

以前から歩きたいと思っていた浮橋をついに渡る。

遠目よりも幅広だったが、連結部分の渡しはゴムでけっこう揺れます。

この日は終日くもりの予報で、湖畔もガスが出ていて山はあまり見えなかった。

5分ほどで浮橋を渡り、遊歩道をしばらく歩く。

遊歩道を5分ほど歩くと分岐に出て、道標に従って車道へ上がった。車道を西へ歩いて三頭山登山口へ向かう。

車道から麦山の浮橋が見えた。

6:45 三頭山登山口に到着。少し歩いて暑くなってきたので、上着をぬいで登山道へ入った。

登山道に入ってからは延々と急坂が続く。

早朝は霧が出ていた。いったん傾斜が緩やかになったが、再び急坂となった。

7:50 イヨ山(979.1m)に到着。思ったよりも暑くて飲み物を消費したため、ボトルにドリンクを補充。

テント装備の学生集団に追いつかれたが、先に出発した。

霧の中を上り返す。上り基調のアップダウンが続いた。

登山道の脇に咲いていたヤマツツジ。

8:50 ヌカザス山(1,175m)に到着。

ヌカザス山を過ぎたあたりから、大きなブナの樹木が目に付くようになった。

9:25 入小沢ノ峰(1,302m)を通過。

9:45 鶴峠の分岐を通過。嫁が失速気味になってきた。

鶴峠を過ぎたあたりから太陽が出て、青空がのぞくようになってきた。道がなだらかになると、前方に三頭山の山頂部が見えてきた。

山の左裾を巻くようにして進む。

分岐となる御堂峠に出て、まずは西峰に向かった。

10:10 三頭山西峰 1,524.5m

三頭山西峰に到着。にぎやかな兄姉が何度も道標によじ登っていた。

晴れていれば富士山が見えるのだが、この日は真っ白。おにぎりを食べて休憩した。

10:30 移動開始。御堂峠でイヨ山で見かけた学生集団が休んでいた。

峠から数分上り返すと中央峰(1,531m)に着いた。

東峰(1,527.5m)は中央峰のすぐ隣。

展望台によってみたが、やはり遠望はきかなかった。

下り始めてすぐに学生集団に追い抜かされ、あっという間に彼らは見えなくなった。

都民の森からと思われる子供連れのハイカーと、何度もすれ違った。

鞘口峠まで約380mを一気に下る。

11:20 鞘口峠を通過。

鞘口峠からは谷間の下りとなる。天気がよくなってきて、時間とともに遠望がきくようになってきた。

涸れ沢にかかった桟橋を何度も渡って下って行く。

日差しが出ると新緑が鮮やかに輝く。

そのうち流れのある沢が近くなり、ミソサザイの声が聞こえるようになった。

肩が痛くなり、腰を下ろせる岩場で小休止。苔むした岩と新緑を眺めながら一息ついた。

5分休んで再スタート。傾斜はだんだん緩やかになってきた。

12:15 林道を横切る。

再び登山道に入って渓流沿いを進む。

橋を渡って対岸を上ると林道に出た。

社殿があったのでのぞいてみると、「鹿島踊発祥の地」と題された説明書きがあった。

12:30 トイレとテーブルベンチがあったので一休み。その後林道を進むと管理棟があり、ここが「山のふるさと村」のキャンプ・サイトと分かった。

遊歩道を歩いてビジターセンターへ向かう。

12:45 太子橋の前を通過。

歩いている途中、ビジターセンターの放送が聞こえてきた。

蛇でも出てこないかなぁと言っていたら、嫁が黄金色のニホントカゲを見つけた。

越冬した成体で脱皮した皮が頭部に残っている。観察しているうちに捕まえたくなったが、恐ろしく素早い動きで石垣の隙間に逃げ込んでしまった。

しばらく待ってみたが出てきそうもないので先に進んだ。山桜が満開だった。

13:00 ビジターセンターに到着。

ビジターセンターを過ぎると湖畔の遊歩道歩きとなるが、これが本当に長かった。

ビジターセンターの裏から沢沿いに下りて、遊歩道へ。

右手に奥多摩湖を眺めながら歩く。

天気はすっかり回復して奥多摩湖の緑が鮮やかになった。

浮橋までの直線距離はそう遠くないはずだが、湖畔にそって道が曲がりくねっているので、なかなか近づかない。

足腰には余力を感じていたが、最後は肩のコリがつらかった。

13:45 やっと麦山の浮橋まで来た。釣り禁止の橋の上で釣っている男は、このあと急ぎ足で去って行った。カメラを向けられたのが気になったのかもしれない。

早朝の湖面は動きがなくて鏡面のようだったが、風のためか湖面に小波がたっていた。

嫁が風に飛ばされて湖に帽子を落としてしまったが、なんとか拾い上げることができた。

思った以上に歩きごたえがあって、最後は疲れてしまった。

スピードを出した車やバイクが次々に通るので、嫁はトンネル内を走っていた。

蜂谷橋を渡って、14:00 駐車場に到着。連休登山へ向けて、よいトレーニングになった。