2011年5月21日 土曜日
平標山・仙ノ倉山
1,984 m 2,026 m

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コースタイム
平標登山口P 5:30 ⇒ 登山道入口 6:40 ⇒ 7:45 平標山ノ家 7:55 ⇒ 8:55 平標山 9:15 ⇒ 10:10 仙ノ倉山 10:55 ⇒ 11:40 平標山 11:45 ⇒ 松手山 12:50 ⇒ 13:20 鉄塔 13:25 ⇒ 平標登山口P 14:20
5:10 平標山登山口 町営駐車場

150台停められる町営駐車場(500円)を利用。先客は1台のみ。

最初は沢沿いの道を進む。

途中で林道に出るが、最初から林道を歩いた方が楽だった模様。変わったシダ植物が群生していた。

林道歩きが延々と続く。

6:40 やっと平元新道の登山口に到着。ここからは丸太の階段が続いた。それほど段差がないので、歩きづらいことはなかった。

途中で飛び出てきたカエルを2匹見つけた。ヤマアカガエルだろうか。

ところどころに残雪があった。

背後の西側には苗場山などの山並み。予想以上に虫が多かった。

7:45 出発から2時間15分で平標山ノ家に到着。

北に平標山を眺めながらしばし休憩。

北東には仙ノ倉山が大きい。

さらに右にはエビス大黒ノ頭、小出俣山と三尾根岳と続く。

7:55 平標山へ向かう。

木道と階段がずっと上の方まで整備されていた。

背後の小屋が小さくなる。その後ろは大源太山。

木段のすぐ横に咲いていたショウジョウバカマ。

階段を覆う残雪の上を慎重に歩いた。

階段脇の笹薮にアオダイショウを見つけたが、撮影に失敗。あっという間に逃げられた。

せっせと歩いて高度を稼ぐ。

ズルズル滑って歩きづらい残雪を上る。

残雪をクリアするとまた木の階段。平標山ノ家がどんどんと遠くなる。

ハイマツに覆われた狭い道を抜けると、やっと平標山の山頂が見えた。

山頂手前のゆるやかな小ピークを越える。

そして再び残雪歩き。

残雪の右手には仙ノ倉山。いくつかのピークがあることが見て取れた。

山頂手前の木段を上る。

8:55 平標山の山頂に到着。出発から3時間25分かかった。ほぼコースタイム通り。

西南西方面。左は白砂山で右に岩管山。

西には苗場山。手前には松手ルートとなる尾根筋が延びている。

北側。東谷山、日白山(にっぱくさん)、タカマタギなどの山塊。

北東側の谷川連峰。

東側には仙ノ倉山。

南側には大源太山(中央)と三国山(右)。その奥にうっすら子持山や榛名山が見える。先客のおじさんハイカーが下山したので、山頂の絶景を貸切状態で堪能した。

山頂標にカメラを置いてタイマー撮影。

9:15 仙ノ倉山へ向かった。

仙ノ倉山までの稜線歩きは周囲の見晴しがよくて解放感抜群。

風が吹き抜けるので虫もいなかった。

いったん鞍部まで80mちょっと下る。

いくつか小ピークを越えて150mほど上り返す。

一番高い小ピークから仙ノ倉山へと続くルートが見えた。ここからの眺めも素晴らしかった。

小ピークからエビス大黒ノ頭がよく見えた。その奥は三尾根岳と小出俣山(おいずまたさん)。

パノラマ撮影に時間を食ってしまった。

山頂までせっせと上る。

10:10 山頂にいたハイカーと入れ違いで仙ノ倉山に到着した。ここもまた貸切状態。

再び山頂標にカメラを置いてタイマー撮影。

誰もいない山頂でのんびりくつろいだ。

西側には平標山へと続く稜線が一望できる。

平標山の後ろは苗場山などの山並み。

北側、東谷山、日白山、タカマタギなどの山塊。

タカマタギの右、シッケイノ頭。

北東側。左に巻機山と柄沢山。真ん中から右に七ツ小屋山、武能岳、朝日岳、茂倉岳、一ノ倉と谷川連峰の山々がずらりと並ぶ。

東側。真ん中に万太郎山。その左奥には茂倉岳、一ノ倉岳、谷川岳と続く稜線。

南東側。手前にエビス大黒ノ頭、その奥は小出俣山。

南側の大源太山と三国山。

10:55 下山開始。今度は上ってきたハイカーと入れ違いとなった。

歩き始めは身体の重さを感じたが、爽快な稜線歩きにいつしか疲れを忘れていた。

小ピークを越える。

来るときに写真を撮っているのに、また何枚も撮ってしまった。

正面に平標山と苗場山。

小ピークをいくつか過ぎると、平標山の上に見えていた苗場山が見えなくなって行く。

最後の小ピークを右に巻いていく。

あとは鞍部からの上り返しのみ。

平標山手前の上り返しはきつく感じた。

11:40 平標山に再び到着。早朝とは異なり、多くのハイカーで賑わっていた。

5分休憩して、松手ルートで下山開始。

一ノ肩と言われる小ピークの左側を緩やかに下って行く。

眺めのよい笹原の道を下る。森林限界となる松手山まで、広大な眺望が続く。

笹原の後は砕石帯となり、つづら折りの立派な階段を下りて行く。段差が丁度よかった。

階段が終わると平坦な尾根歩き。気持ちのよい一本道をひたすら進む。

尾根上の残雪を進む。

雪が緩んでいるので踏み抜かないように慎重に歩いた。

12:50 森林限界となる松手山に到着。

左が一ノ肩で、右奥が平標山の山頂。一ノ肩から下りてくるハイカーの姿が小さく見えた。

松手山からは樹林帯を下って行く。

どんどん下る。山道が水浸しになっている箇所もあった。

前方に巨大鉄塔。

気温が上がり、虫もうるさくなってきた。

13:20 鉄塔に到着。疲れてきたのでしばらく座って休んだ。

眼下に建物や道路が見えて、車やバイクの音も近くなるが、ここからがとても遠かった。

暑さが増して疲労も増大。

疲れ切ったところでリスを発見。先行していた嫁に気を取られていたようで、動きを止めたところを撮ることができた。

最後はぐたぐたに疲れたが、頑張って下る。

林道にたどり着いたときは嬉しかった。

14:20 町営駐車場に到着。素晴らしい山行になった。
2時半起床、3時5分出発。現地には5時10分到着。日本海側に張り出した前線が気になったが、天気予報どおりに晴れの一日となった。どちらの山も頂からの展望が素晴らしく、360度の大パノラマを心行くまで楽しむことができた。登山道は木道と階段でよく整備されており、若干山歩きの面白みに欠けるが、稜線歩きは解放感抜群で終始気持ちよく歩くことができた。膝に痛みは出なかったものの、松手山を過ぎたあたりから疲れを感じ、5月とは思えないような暑さもあって、最後は疲労困憊となってしまった。
帰りの高速は渋滞もなく、2時間半弱の運転で済んだ。左膝にますます水がたまってしまったものの、梅雨の間に休めることができるし、無理をして行くだけの価値はあった。平標山と仙ノ倉山と真に大展望の山であった。