2011年11月13日 日曜日

鷹ノ巣山

1,737 m 2回目

 3時半起床、4時出発。16号をつかって奥多摩湖には5時50分に到着。まだ暗かったが、6時を過ぎると明るくなった。上りは前回と同じコースを取ったが、ひたすら急登が続くトオノクボまで長く感じられた。今回は富士山もよく見えて、鷹ノ巣山の展望を十分楽しむことができた。山頂はハイカーでにぎわっていたが、上りも下りも静かな山歩きが続き、水根沢では紅葉も楽しむことができた。

 下山後、奥多摩湖の紅葉も眺めて行こうと思ったが、人出が多い割には湖畔から見える紅葉は地味で部分的なものだった。帰りは411号が渋滞していて面食らったが、青梅からは圏央道にのって2時間ちょっとの運転で済んだ。

登山コースデータ
単純標高差 : 1,197 m
累積標高差 : 1,610 m
コース距離 : 16.5 km
標準コースタイム : 7 時間 45 分
歩行データ
総歩行時間 : 7 時間 45 分
総行動時間 : 9 時間 10 分

 コースタイム

奥多摩湖(水根)P 6:05 ⇒ トオノクボ 8:00 ⇒ 8:45 六ツ石山 8:50 ⇒ 10:10 水根山 10:15 ⇒ 10:40 鷹ノ巣山 11:50 ⇒ 水根山分岐 12:10 ⇒ 水根沢の木橋 13:55 ⇒(途中休憩5分)⇒ 奥多摩湖P 15:15

5:50 奥多摩湖 水根 無料駐車場

6:05 出発する頃には明るくなった。

前回同様、水根集落の舗装道を通って行く。

朝方は曇っていて天候が気になった。

水根集落周辺の山は綺麗に紅葉していた。

道標に従って民家の隣から登山道に入る。2度目なのでルートに不安はなかった。

最初からつづら折りの急登が続く。トオノクボまで、約800mを2時間かけて上る。

途中で霧に覆われたが、30分ほどで霧を抜けた。時間とともに青空が広がった。

思ったよりも暖かくて、夏山登山のように汗が噴き出た。

7:25 小さな祠を通過。

場所によっては鮮やかな紅葉も残っていた。

足元には色とりどりの落ち葉の山。

ヒノキの樹林帯を過ぎると明るい自然林となる。

傾斜が緩くなり、8:00 ハンノキ尾根に出た。

トオノクボからは明るい防火帯を上る。

快晴の空に帯状の飛行機雲が長々と延びていた。

後ろを振り返ると大岳山が見えた。

気持ちのよい防火帯を進む。

前回は六ツ石山の手前で曇ってきたが、今回は見事に晴れた。

8:45 六ツ石山に到着。ここまで長く感じた。汗をかいたのでたっぷり水分を補給した。

樹林の切れ間に見えた鷹ノ巣山。

隣に大菩薩嶺も見えた。

山頂標と記念撮影。

膝の状態は特に問題なし。山頂からの展望を考えてわくわくした。

六ツ石山の先にある分岐を西へ向かう。その手前でこの日初めて他の登山者とすれ違い、さらにテント泊装備の数組とすれ違った。

南側に富士山が見え隠れしていた。

9:15 分岐で尾根コースへ。急坂を上って尾根に出ると、緩やかな上りとなる。

小さなアップダウンを繰り返しながら進む。9:40 標札だけの城山を通過。

広々とした石尾根の防火帯を上る。背後には御前山が見えた。

10:10 水根山に到着。ここまではほぼコースタイム通り。

5分ほど休憩してから先へ進んだ。

しばらく行くと正面に鷹ノ巣山の山頂部が見えてきた。

山頂までは気持ちのよい稜線歩きが続いた。

南側の大展望を背に、最後の坂を上る。何度も立ち止まって写真を撮った。

10:40 鷹ノ巣山に到着。

山頂は多くのハイカーでにぎわっていた。

南東方向の大岳山と御前山。

南方面。右に三頭山、左奥には丹沢山系の峰々が並ぶ。左手前は榧ノ木山。

南西方面。左奥に富士山。その右に雁ヶ腹摺山(がんがはらすりやま)、黒岳、小金沢山、大菩薩嶺が並ぶ。

富士山のアップ。

西方面には南アルプスの白峰三山が雲の上に浮かんでいた。

樹林の間に見えた日蔭名栗山。右上は飛龍山(大洞山)。

北西方面の樹間に見えた雲取山、白石山、芋ノ木ドッケと続く山並み。

結局、山頂で1時間以上至福の時を過ごした。

時間とともに登山者の数は増えていった。

七ツ石山経由で下山することも考えたが、無理はせず予定通りに水根ルートで下ることにした。

11:50 下山開始。マウンテンバイクのお兄さんも下っていった。

解放感抜群の眺めを楽しみながら下る。雲が多くなってきたが、最後まで遠望はきいた。

少し下ると西側の日蔭名栗山がよく見えた。

水根山手前の分岐から榧ノ木尾根へ下る。

途中までは倉戸口に向かうルートと同じ。

水根山の分岐から25分ほど下ると、水根沢林道への分岐にあたる。

水根林道に入り、しばらく下ると沢の音が近くなる。やがて水根沢の渓流が見えてくる。

下るほどに紅葉が鮮やかになってきた。

山道は崩落気味の箇所もあって、注意を要した。谷が深い所で落ちたら怪我では済まない。

足元に注意しつつも紅葉を眺めて、写真も撮ってと、忙しかった。

13:55 木橋を渡って水根沢の右岸から左岸へ移動。少し足に疲労を感じてきた。

山腹を巻くようにして道がついている。

いつの間にか水根沢は遥か下方となっていた。

紅葉に励まされながらせっせと歩くがなかなか集落に出ない。

途中で5分ほど腰を下ろして休憩した。

15:00 竹林が現れ、右下方にやっと水根の集落が見えてきた。舗装道に出れば残りはわずか。

上りで通った道に合流し、紅葉を眺めながら歩く。

駐車場には 15:15 到着。車の手前で嫁がいきなり転ぶので驚いた。

いちおう奥多摩湖半を見てみたが、紅葉はいまひとつ。15:45 帰路に着いた。