2015年12月5日 土曜日
大倉尾根を上って三ノ塔尾根で下山
塔ノ岳・三ノ塔
1,491 m 1,205 m 2回目

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コースタイム
大倉駐車場 6:10 ⇒ 見晴茶屋 7:20 ⇒ 駒止茶屋 7:55 ⇒ 8:20 堀山の家 8:25 ⇒ 9:15 花立山荘 9:20 ⇒ 9:55 塔ノ岳 10:50 ⇒ 新大日 11:30 ⇒ 行者ヶ岳 12:15 ⇒ 12:35 烏尾山 12:40 ⇒ 13:05 三ノ塔 13:30 ⇒ 牛首 14:25 ⇒ 大倉駐車場15:20
5:40 大倉 コインパーキング

大倉のコイン・パーキング(1日800円)に駐車。まだ半分以上空きがあった。

バスのロータリー前のトイレを借りて、6:10 登山スタート。

登山口までしばらく車道歩きが続く。

最初はゆるやかな樹林帯の道が続いた。歩き始めてすぐにヘッドライトのいらない明るさになった。

朝陽で落葉が紅く染まっていた。朝から快晴の予感。

6:50 観音茶屋を通過。

観音茶屋の先に分岐あり。少し遠回りになるが、大観望に寄っていくことにした。

7:10 大観望に到着。後ろは大倉高原山の家。

大観望からの眺め。朝陽に輝く相模湾と小田原市街が見えた。

大観望から5分ほど歩いて元の道に合流し、7:20 見晴茶屋を通過。管理人らしき方が、デッキを掃除していた。

見晴茶屋を過ぎたあたりはまだ紅葉が残っていた。

駒止茶屋の手前から傾斜が増す。

7:55 駒止茶屋を通過。後から追いついてくる登山者がちらほら出始めた。

風はなくて暖かいので、上りで思った以上に汗をかいた。

8:20 二俣からの合流点となる堀山の家に到着。

富士山が綺麗に見えていた。

アンパンなどを食べてから先へ進んだ。

徐々に登山者の姿が前後に増えてきた。

樹林帯を過ぎると背後に素晴らしい眺めが広がった。

9:15 花立山荘に到着。

西側に富士山が見えてきた。

東側には三ノ塔と大山。

上りがキツくなって嫁は失速。後からきた登山者にどんどん抜かされた。

9:35 金冷シ通過。

山頂直下の階段を上る。かなり高齢のおばあさんハイカー2人組に抜かされて、その健脚ぶりに驚いた。

9:55 塔ノ岳山頂に到着。

山頂が混まないうちに、山頂標と写真を撮った。

山頂の尊仏山荘。

北北西側の眺め。中央に蛭ヶ岳と不動ノ峰、右に丹沢山。左奥には大菩薩嶺や三宝山など奥秩父の山々。

西北西側。同角ノ頭、檜洞丸、大室山が中央に並ぶ。同角ノ頭の左上は御正体山で、その向こうは南アルプス。

同角ノ頭の上には農鳥岳、間ノ岳、北岳と白峰三山。北岳の右に見える鳳凰三山と甲斐駒ヶ岳には少し雲がかかっていた。

御正体山の左奥には、聖岳、赤石岳、悪沢岳、塩見岳などがくっきり見えていた。

西側には富士山。その左は位牌岳と越前岳。

いつにも増して秀麗な富士山。

南西側の眺め。真ん中に神山、その右に金時山、位牌岳と越前岳。左には真鶴岬と天城山脈も見える。

南側。秦野市と小田原市の向こうは相模湾。三原山(伊豆大島)と真鶴岬もよく見えた。

東側。真ん中に大山でその手前は木ノ又大日。木ノ又大日の右は三ノ塔。

大山の右奥には江ノ島と三浦半島、さらに房総半島も幽かに見えていた。

北東側には広大な関東平野。筑波山もうっすら見えていた。

風が当たらない北東側でのんびり昼食にした。

10:50 下山開始。

下山は表尾根を三ノ塔まで下り、そこから三ノ塔尾根で大倉まで下る。

稜線からの眺めを楽しみながら下った。

木ノ又大日の手前から見た塔ノ岳と富士山。4~5羽のトンビが塔ノ岳の横で旋回していた。

木ノ又大日を通過して、11:20 木ノ又小屋に到着。

そのまま新大日へ向かった。

いつものことだが、日の当たる場所は泥濘が酷かった。

11:30 新大日小屋を通過。

眼下には行者ヶ岳から烏尾山、三ノ塔と続く表尾根。何度も足を止めて大展望を楽しんだ。

泥濘の広い道を進んで、広場のような小ピークに出た。

塔ノ岳を振り返る。

昼近くになり、表尾根をぞくぞくと登山者が上ってきていた。

行者ヶ岳の手前の鞍部まで急坂を下る。

その後の上りは梯子と鎖場が続いた。

12:15 行者ヶ岳に到着。そのまま先へ進んだ。

行者ヶ岳から見た三ノ塔。右手前は烏尾山。

行者ヶ岳から見えた富士山と塔ノ岳。

烏尾山が近づいてきた。

烏尾山と三ノ塔の上空に、ハングライダーとパラグライダーがいくつも飛んでいた。

12:35 烏尾山に到着。ここも泥濘が酷くなるところだが、石を敷く工事が進んでいた。

北西側の塔ノ岳。

反対側には台形型の三ノ塔。

烏尾山のベンチで何組かの登山者が休憩していた。

気持ちよいくらいに正三角形の烏尾山荘。

いよいよ三ノ塔が近づいてきた。

鞍部まで下って上り返す。

背後には塔ノ岳から続く表尾根が一望できた。

富士山と烏尾山と塔ノ岳。

稜線に上がると暖かそうな防寒姿のお地蔵様がお出迎え。

失速ぎみの嫁も頑張って上ってきた。

背後の北側には丹沢三峰。三つ並んだ左が円山木ノ頭(中央峰)、右が本間ノ頭(東峰)で真ん中は無名の峰。太礼ノ頭(西峰)は頭が少し見えるだけ。

13:05 三ノ塔に到着。

三ノ塔の避難小屋。

富士山と塔ノ岳。塔ノ岳の手前には烏尾山。午後になっても天気は崩れる気配がなかった。

コーヒーを入れて少しのんびりすることにした。

13:30 下山開始。最初は急坂が続いた。

地図にない曲がり道が何度かあって不安になったが、林道が見えてきて、14:25 無事、牛首を通過した。

林道から再び登山道へ入り、尾根沿いに下る。牛首から下も紅葉が残っていた。

15:00 再び林道に出た。

風の吊り橋が見えるところまで来た。

吊り橋手前のカエデが真っ赤に紅葉していた。

長さ267m、高さ35mの「風の吊り橋」を渡る。逆光が強烈にまぶしかった。

水無川の両岸は秦野戸川公園で、色んな遊びができる多目的パークになっている。

吊り橋近くの山が綺麗に紅葉していた。

右岸から眺めた風の吊り橋。左奥の山は三ノ塔。

どんぐりハウス前のバス停には登山者の列ができていた。

15:20 どんぐりハウスの水場で靴を洗ってから駐車場へ。天気に恵まれてよい山行になった。
3時半起床、4時出発。圏央道から東名に乗り、5時40分大倉に到着。昼頃までは強風が吹くとの予報だったが、稜線に出ても風はそれほど強くはなく、思った以上に暖かかった。終日素晴らしい天気に恵まれて、富士山や南アルプスなどの展望を楽しめた。午後になっても上ってくる登山者が大勢いて、山荘泊まりの団体も多いように見うけられた。子ども連れや赤ちゃんを背負った人もいて、人気の山であることを改めて実感した。
帰りは渋滞もなく、17時25分に帰宅。2時間ほどの運転で済んだ。人出の多さと高速代がかかることはネックだが、眺めがよくて体力的にも手頃な周回ルートなので、毎年一度は歩きたいと感じた。