2016年12月24日 土曜日
大倉尾根を上って三ノ塔尾根で下山
塔ノ岳・三ノ塔
1,491m 1,205m 3回目

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コースタイム
大倉駐車場 6:05 ⇒ 見晴茶屋 7:05 ⇒ 駒止茶屋 7:45 ⇒ 8:10 堀山の家 8:15 ⇒ 9:00 花立山荘 9:10 ⇒ 9:45 塔ノ岳 10:15 ⇒ 新大日 10:55 ⇒ 行者ヶ岳 11:45 ⇒ 12:05 烏尾山 12:10 ⇒ 12:45 三ノ塔 13:25 ⇒ 牛首 14:15 ⇒ 大倉駐車場 15:15

6:05 大倉を出発。先週も来ているので、夜明け前でも不安なく歩けた。

6:40 観音小屋を通過。先週はこの手前で日の出だったが、今週の方が少し早かった。

6:55 日が出ていて、周囲が赤く染まった。

7:05 見晴小屋を通過。

先週よりも格段に身体は軽く、よいペースで上れた。

クリスマス・イブなので人は少ないかと思ったが、時間とともに後から追いついてくる登山者が増えてきた。

7:45 駒止茶屋を通過。お腹が減ってきたので、立ったままあんぱんを食べた。

ローラーでならしたように平らな稜線を進む。

8:10 堀山の家に到着。トンカチやる音が手前から聞こえていたが、小屋の中を改装しているようだった。

本日もばっちり見えてきた富士山。

堀山の家までは早く感じたが、まだまだ木段は続く。

前方には歩荷のおじさん。かなり重そうだった。

樹林帯を抜けると開放感抜群の上りとなる。何度きても気持ちがよい。

9:00 花立山荘に到着。先週よりも10分早いペースでここまでこれた。

山荘の先で塔ノ岳を5,500回以上登っている丹沢チャンピオンに遭遇。カラオケ・スナックの名刺をもらった。

前方に塔ノ岳と蛭ヶ岳が見えた。風もそれほどなくて、先週以上の登山日和となった。

9:25 金冷シを過ぎれば、もう山頂は近い。#

先週は花立山荘から失速した嫁も、最後までよいペースで上っていた。

ヤマテンの天気予報では午後からくもりとなっていたが、崩れそうもない快晴の空が広がっていた。

9:45 塔ノ岳山頂(1,491m)に到着。

まだ登山者は少なかったので、近くの方にお願いして写真を撮ってもらった。

北側。左に蛭ヶ岳と不動ノ峰、右に丹沢山。

西北西側には檜洞丸と大室山。左奥は南アルプス。

西側の富士山。手前はと拘留孫仏(くるそんぶつ)などの石祠。

左から農鳥岳、間ノ岳、北岳、仙丈ヶ岳、鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳。

左から聖岳、赤石岳、中央付近に悪沢岳、右に塩見岳。

上半分に冠雪した富士山。裾野までクリアに見えていた。

南西側。神山と金時山の左奥には天城山もくっきり見えていた。

南側には相模湾。三原山(伊豆大島)だけでなく、利島もうっすら見えていた。

三ノ塔の向こうには江ノ島と三浦半島。その奥には房総半島が三浦半島を覆うように延びている。

北東側には筑波山まで見えていた。

ここまで遠望がきくとは思っていなかったので、テンションが上がった。

ひと通り写真を撮ったら、おにぎりを食べてのんびり休んだ。

登山者はそこそこ多かったが、うるさい団体はいなかったので、心静かに山頂の眺めを楽しめた。

10:15 塔ノ岳を出発。もう少しゆっくりしてもよかったが、三ノ塔へ行ってからのんびりすることにした。

この日もチェーン・スパイクを持参していたが、雪は皆無で霜柱が立っているだけだった。

登山道脇で白い猫が日向ぼっこしていた。先日亡くなった尊仏山荘の老猫・ミイ君ではなく、山に暮らす野良猫らしいが、山で冬を越せるのだろうか。

三ノ塔まで小ピークをいくつか越えるが、三ノ塔以外の上り返しはそれほどキツくない。

最初の小ピークは木ノ又大日。

三ノ塔までの表尾根は、泥濘が多かった。

しばらく下って振り返る。塔ノ岳の左に富士山。

10:40 木ノ又大日(1,396m)を通過。

数分で木ノ又小屋に到着。歩き始めるとすぐ暑くなったので、フリースを脱いだ。

ちょっと下って、木段を上り返す。

10:55 新大日(1,340m)を通過。長尾尾根を下る道を分けて、表尾根を進む。

大倉尾根よりも登山者は格段に少なかったが、三ノ塔側から表尾根を上ってくる登山者も以外と多かった。

西側の大倉尾根の上に富士山の頭が見えた。

南東側に三ノ塔へ至るルートを一望しながら進む。

素晴らしい展望ルートだと改めて感じた。

日が高くなり大山の陰影もくっきり。

大山の向こうには横浜ラウンドマーク・タワーが見えた。

小ピークや稜線上に登山者の姿が見えた。

酷い泥濘を進んで、開けた小ピークを通過。

11:20 政次郎ノ頭(1,209m)を通過。

東京スカイツリーなど、東京のビル群もよく見えた。

行者ヶ岳手前の崩落気味の稜線を進む。きちんと整備されているので危険はない。

いつも渋滞するクサリ場は待つことなく越えられた。

11:45 行者ヶ岳(1,180m)に到着。

尊仏山荘が見える右側のピークが塔ノ岳。富士山の中腹に、いつの間にか雲がかかっていた。

次のピークは烏尾山。

小ピークと潅木帯を越えると烏尾山が近づいてきた。手前の泥濘がひどかった。

12:05 烏尾山(1,136m)に到着。去年来たときは石を敷く作業をしていたが、すっかり終わって綺麗に整備されていた。

少し休もうかと思ったが、いくつかあるテーブルベンチはすべて登山者で埋まっていたのでそのまま進むことにした。

上空ではパラグライダーがとても高く飛んでいた。

鋭角な三角屋根が格好よい烏尾山荘。

いよいよ三ノ塔が近くなってきた。木段を鞍部まで下る。

鞍部に着いて、いよいよ三ノ塔の上り返し。

途中、雨傘を杖替わりにした身体の不自由な男性と一緒になった。半身がよく動かない様だったが、とても速かった。

塔ノ岳から辿ってきた表尾根を一望する。

北側の背後には丹沢三峰。左側には丹沢山も見える。

12:45 三ノ塔(1,205m)に到着。

富士山と塔ノ岳が見えるテーブルベンチで休憩。カップ麺を食べてのんびりすることにした。

無人小屋の三ノ塔休憩所。

北西側に塔ノ岳(真ん中)、右奥は丹沢山。

13:25 下山開始。三ノ塔尾根を下る。

牛首までは植林の急坂を600m弱一気に下る。

いったん林道に出て、牛首を通過してから再び登山道に入る。ゆるい上り返しがちょっとキツかった。

再び植林帯をひたすら下る。油断していたら、落葉で地面の凹凸が見えずに2度ほど足をくじきそうになった。

鉄塔を過ぎてしばらくすると林道に出た。

林道をしばらく歩くと水無川に架かる風の吊橋が見えてきた。

太陽を正面に見ながら橋を渡った。

風の吊橋を渡って振り返ると、三ノ塔が橋の左に見えた。

パークセンターの前を通ってどんぐり山荘へ。15:15 駐車場に到着。天気に恵まれて、よい登り納めになった。
3時半起床、4時出発。大倉には5時40分到着。2週連続の丹沢なので、身体の状態が上がって三ノ塔を周回しても体力的に余裕があった。天気も先週以上によくて、山頂と稜線からの大展望を終始楽しむことができた。やはり塔ノ岳は、三ノ塔まで周回するコースの方が断然魅力的だと感じた。クリスマス・イブなので登山者は少ないだろうと思っていたが、三ノ塔を下りるまではどこも登山者が多くて驚いた。それでも騒がしい団体などは見あたらず、比較的静かな山行を楽しめた。
帰りの高速は蛯名JC付近が少し渋滞していたが、あとはスムーズに流れて2時間の運転で帰宅できた。しばらく間が空くと色々キツく感じることが多くなって登山へ出かけるハードルは高くなるのだが、いったん山へ行くと毎週登りたくなるということを再認識した。