2017年11月25日 土曜日

大倉尾根を上って三ノ塔尾根で下山

塔ノ岳・三ノ塔

 1,491 m 1,205 m 4回目

 3時20分起床、3時55分出発。大倉には5時半に到着した。丹沢の紅葉はもう終わっているだろうと思っていたが、見晴茶屋の上から駒止茶屋まで綺麗な紅葉が残っており、下りの三ノ塔尾根の後半でも散り際の紅葉を見ることができた。山頂と稜線からの遠望もきいて気持ちよく歩くことができたが、塔ノ岳から三ノ塔へ向かう間に予想以上に多くの登山者とすれ違った。時間的に泊まりと思われる団体も多く、登山ブームがまだ続いていることを実感した。

 帰りの高速は秦野中井ICから蛯名JCTまで渋滞しており、その後も車が多くて気が抜けなかった。帰宅は19時となり少々疲れてしまったが、今回もよい山行になった。

登山コースデータ
単純標高差 : 1,201 m
累積標高差 : 1,580 m
コース距離 : 16.8 km
標準コースタイム : 7 時間 25 分
歩行データ
総歩行時間 : 8 時間 10 分
総行動時間 : 10 時間

 コースタイム

大倉駐車場 6:00 ⇒ 見晴茶屋 7:05 ⇒ 駒止茶屋 7:50 ⇒ 8:15 堀山の家 8:25 ⇒ 9:15 花立山荘 9:20 ⇒ 10:05 塔ノ岳 10:55 ⇒ 新大日 11:35 ⇒ 行者ヶ岳 12:25 ⇒ 12:40 烏尾山 12:50 ⇒ 13:20 三ノ塔 13:55 ⇒ 牛首 14:55 ⇒ 大倉駐車場 16:00

 

大倉のコインパーキングは8割方埋まっていて、身支度を整えている間に満車となった。

6:00 登山スタート。歩き始めてしばらくするとヘッドライトはいらなくなった。

6時半頃、樹林帯に朝陽が差し込んできた。木漏れ日のモルゲンロート。

7:05 見晴茶屋を通過。

見晴茶屋から少し進むと、鮮やかな紅葉が広がっていた。

紅葉写真1

紅葉写真2

紅葉写真3

紅葉写真4

紅葉写真5

紅葉写真6

紅葉写真7

紅葉写真8

紅葉写真9

7:50 駒止茶屋を通過。紅葉を見上げながら歩いていたので、どんどん後続ハイカーに抜かされた。

駒止茶屋からはせっせと歩いて、8:15 堀山の家に到着。

樹間に眺めた富士山。

10分ほど小休止してあんぱんを食べた。

堀山の家を過ぎると木段が多くなり、傾斜がきつくなる。思ったよりも暖かくて汗をかいた。

登山者の姿が増えてきて、後から後から抜かされてしまった。

樹林帯を抜けて開けた木段を上る。

背後には相模湾の素晴らしい眺めが広がる。

花立山荘の手前で、丹沢チャンピオンとすれ違った。あいかわらずの短パン姿で歩荷をしていた。

9:15 花立山荘に到着。

足がだいぶん疲れてきたので、奥のテーブルで休憩にした。

西側にくっきり見えた富士山。

東側には大山と三ノ塔。相模湾は陽光に輝いていた。

三ノ塔の右には江ノ島と三浦半島がよく見えた。奥には房総半島もうっすらわかる。

段差のある木段が続くので嫁は失速ぎみ。

朝からの登山日和で綺麗な青空が広がっていた。

富士山を背景にせっせと上る。年配の方も健脚が多くて、どんどん抜かされた。

急坂が一段落すると前方に塔ノ岳が見えてきた。

9:40 鍋割山稜との合流点、金冷シを通過。ここまでくればもうひと上り。

いよいよ塔ノ岳の山頂部が近づいてきた。

豆柴連れとマルチーズ連れの登山者に抜かされたが、小型犬にとってはかなりキツイ上りではなかろうか。

山頂直下の木段を上る。

10:05 塔ノ岳に到着。まだそれほど山頂は混雑していなかった。

人がもっと増える前に記念撮影。

北東側の関東平野。

目を凝らすと関東平野の向こうに筑波山が見えた。左下には宮ヶ瀬湖。

横浜ラウンドマークタワーもよく見えていた。

南西側の眺め。真ん中に神山、その右に金時山、位牌岳と越前岳。左奥は天城山脈で真鶴岬も見える。

天城山脈(右奥)と真鶴岬(左)。真鶴岬の左上は初島。

西側の眺め。左に位牌岳と越前岳、真ん中に富士山、右には南アルプス。南アルプスの手前は御正体山と同角ノ頭。

本日も秀麗な富士山。

富士山の右にずらりと並ぶ南アルプス。南アルプスの真ん中手前が御正体山でその右が同角ノ頭。

北西側。左に檜洞丸と大室山、右には蛭ヶ岳と不動ノ峰。真ん中奥には黒岳や雁ガ腹摺山などの山々。

山頂から少し下って北側を眺めると、蛭ヶ岳と不動ノ峰の右に丹沢山も見える。

ひと通り写真を撮ってからひと休み。靴と脱いでのんびりくつろいだ。まさに至福の時間。

今回はモンベルのアルパイン・サーモボトル0.9Lを持参したが、お湯が熱々でカップ麺がきちんとできた。

10:55 人もどんどん多くなってきたので下山開始。

東側にこれから向かう木ノ又大日から烏尾山、三ノ塔へと続く表尾根が一望する。左上、木ノ又大日の奥は大山。

樹林帯を下る。

稜線からの眺めを楽しみながら木ノ又大日へ向かう。

背後の塔ノ岳と富士山。

陽の当たる尾根は霜が解けて泥濘状態。丹沢に来たら、これはもう覚悟するしかない。

木ノ又大日(1,396m)の小ピークを越えて、11:20 木ノ又小屋に到着。テーブルベンチでおばさま方がくつろいでいた。

いったん下って木段を上り返す。

11:35 新大日(1,340m)を通過。

開放感のある稜線歩きが続く。三ノ塔側から表尾根を上ってくる登山者がひじょうに多くて驚いた。

三ノ塔までは行者ヶ岳や烏尾山などの小ピークが連続する。

泥濘地獄を越えてひらけた小ピークを通過する。

政次郎ノ頭へ向かう。このあたりが塔ノ岳と三ノ塔の中間点。

政次郎ノ頭(1,209m)を越えたところから眺めた大山。

急なガレ場を下って崩落気味のヤセ尾根を進む。

行者ヶ岳へ向かうクサリ場で渋滞発生。降りてくる人が大勢いるので数人待ったところで先に行かせてもらった。

行者ヶ岳手前の小ピークから歩いてきたヤセ尾根をを眺める。南西側が崩落しているのがよくわかる。

行者ヶ岳直下のクサリ場も若干渋滞していた。

12:25 行者ヶ岳(1,180m)に到着。

行者ヶ岳からの富士山と塔ノ岳。行者ヶ岳の前後でも多くの団体ハイカーとすれ違ったので、クサリ場は大渋滞だったと思われる。

烏尾山が見えてきたが、ここも多くの団体ハイカーでにぎわっていた。

12:40 烏尾山(1,136m)に到着。上のテーブルベンチは人で一杯。トイレの前は行列ができていた。

少し下ったところのテーブルベンチがちょうど空いたので小休止した。素晴らしい眺めが疲れを癒してくれた。

青空に映える三角屋根の烏尾山荘。

10分ほど休憩していよいよ三ノ塔へ向かう。

鞍部まで木段を下る。

足に疲労がたまっていたので、三ノ塔の上り返しはキツかった。

歩いてきた表尾根を時々振り返りながら、せっせと上る。

富士山と烏尾山。上りながらよいコースだと改めて実感した。

小さなお地蔵様に迎えられて、三ノ塔の山頂尾根に出た。

山頂尾根を進む。ここまで来れば着いたも同然。

13:20 三ノ塔(1,205m)に到着。避難小屋の周りで数組のハイカーが休んでいた。

北西側の塔ノ岳(真ん中)、右奥は丹沢山。

富士山と塔ノ岳。塔ノ岳の手前には烏尾山。

午後になっても富士山はくっきり。

隣の大山。近くのテーブルに家族連れがいて、なかなか言うことを聞かない男の子兄弟が元気一杯でほほえましかった。

コーヒーを入れて一休み。今後はサーモボトルが大活躍してくれそうだ。

三ノ塔はトイレ工事中。年内には完了するようだ。

上空ではこの日もパラグライターが飛んでいた。

13:55 下山開始。あとはもう下るだけ。

三ノ塔尾根の下りで、やっと静かな山歩きとなった。

30分ほど下ると、周囲に紅葉が見られるようになってきた。

紅葉写真10

紅葉写真11

14:55 牛首の林道に出た。

再び山道に入り、林道ではなく三ノ塔尾根ルートで下った。

尾根沿いの紅葉は終わりかけていたが、スポット的に鮮やかな紅葉も残っていた。

15:20 鉄塔を通過。

鉄塔から10分ほど下ると林道に出た。

吊り橋手前のカエデが鮮やかに紅葉していた。

林道から階段を下って吊り橋へ。

太陽は雲に隠れて逆光が弱まった。水無川沿いの秦野戸川公園の紅葉も綺麗に色づいていた。

右岸から眺めた風の吊り橋。奥には三ノ塔が見える。大倉のバス停前は下山した登山者で長蛇の列ができていた。