四阿屋山 771.6m

 右膝の調子が思わしくないので今週は山へ行かない予定だったが、晴天の日を無駄にするのもなんなので、体力的な負担の少ない四阿屋山に登ることにした。4時起床、4時50分出発。現地には7時過ぎに着いた。両神神社奥社からはやっと山登りらしくなったが、距離的に短いので疲れはほとんど感じなかった。狭い山頂ではあったが、我が家しかいなかったので、のんびりと展望を楽しむことができた。
 帰りはすぐ近くの両神温泉「薬師の湯」に寄った。混んでおらず、ゆったりと湯につかることが出来た。ハイクの疲れが少なかったので、帰りの運転は睡魔に襲われることもなく楽だった。2時半には帰宅したので、いつもより時間に余裕があり1日がとても長く感じられた。


登山日/天候

2005年11月19日 土曜 / 晴れ

ルート所要時間

登山口駐車場7:25→福寿草園地7:55→両神神社奥社8:10→8:45四阿屋山山頂9:45→両神神社奥社10:15→10:20福寿草園地10:35→登山口駐車場10:55

難易度データ (≒)

標高差 : 272m / 累積標高差 : 310m / 歩行距離 : 2.5km / 標準歩行時間 : 1時間40分




両神神社の脇にある林道を入っていくと駐車場がある。我が家以外には一台の車もなかった。#

登山口の上に、月が見えた。月の模様が肉眼で分かるくらいはっきりと見えていた。#

林道脇から登山道へ上がった。林道に並行するように山道が続いていた。#

登山道は広くてよく整備されており、歩きやすい。朝の段階では少し寒かった。#

福寿草園地まではあっという間。鮮やかに紅葉した木々が目を引いた。#

福寿草園地を抜けて植林に入る。背後には武甲山。#

木の階段を登ると両神神社奥社に着く。#

奥社の中はいたずら書きが酷かった。#

両神神社奥社からは一旦下りとなるが、しばらく行くとジグザクに続く鎖場が始まる。#

鎖がなくても上れる程度だが、急峻な岩壁なので、慎重に上る必要がある。怖さからか、娘の動きは硬かった。#

ツツジ新道分岐で一息ついて、再び鎖場を上る。#

分岐から山頂まではすぐだった。調子の出ない娘を叱咤激励しながら最後の鎖場を登った。#

山頂に到着。西側の展望が大きく開けており、両神山の山容ががまっさきに目に入る。#

堂々としたたたずまいを見せる両神山。#

両神山のすぐ隣には天理岳、北西には特徴的な山容の二子山がよく見えた。#

二子山からさらに北に目を向けると、赤久縄山(オンマウス中央)とその手前には白石山が見える。#

西南方面には雁坂峰(左)と破不山(右)も見えた。#

両神山の南側。下方には綺麗な紅葉が見えた。#

南南西には和名倉山(白石山)が見えた。#

東側の展望は雑木に遮られており、木々の間から僅かに見えるだけだった。#

狭い山頂には展望図盤が置かれている。山頂のすぐ下にベンチがあるので、そこで食事にした。#

下山開始。嫁のアドバイスを素直に聞かない娘は、見ていて危なっかしい。#

心配性の嫁が色々言うと、娘は「もう!ごちゃごちゃ言わないで!」と言い返す。見ている方はホント堪らない。#

しばらくすると、鎖を使った降り方にも慣れてきたが、片側が切れ落ちた急峻なので油断はできない。#

両神神社奥社から福寿草園地までは、あっけないほどすぐだった。#

逆光だった早朝よりも東側の眺めが良かった。天気も良くて何とも言えず気分がいい。#

武甲山の北側には奥武蔵の山々がよく見えた。武甲山の南隣は小持山と大持山。#

南東の方角には、西谷山(左)と熊倉山(右手前)がよく見えた。#

奥武蔵の山々。右から大霧山、笠山、堂平山、丸山と続いている。オンマウスは大霧山と笠山。#

武甲山の北隣には、秩父の二子山。#

ベンチでゆっくりと眺めを楽しんでから駐車場へ向かった。樹下の登山道も心地よかった。#

結局ほとんど他のハイカーには会わなかった。帰る前に両神温泉「薬師の湯」へ。ハイクの後の温泉は最高でした。#