棒ノ嶺 969m 11回目

 3連休は娘の部活がなかったので、久しぶりに家族揃ってハイクに出かけた。4時半起床、5時5分出発。1時間半で現地に到着した。前日に少し雨が降ったはずだが、川の水量は今までで一番少なかった。途中でクラシックを鳴らしながら登ってくるオバサンが追いついてきて、権次入峠でやり過ごしたが、すれ違う時の大音量に度肝を抜かれた。山頂でも鳴らしていたらすぐ注意しようと考えていたが、さすがに山頂では音楽を止めていた。遠望がきいたこの日の眺めは素晴らしく、谷川岳や日光連山まで見渡すことが出来た。帰りに沢沿いでミソザサイの姿を追っていたら、岩場にある小さな巣を見つけた。出入りする姿を間近で撮ろうと長時間粘ったが、警戒したミソサザイは出て行ったきりで戻らなかった。思ったような写真は撮れなかったが、嬉しい発見だった。
 帰りは工事渋滞などのために2時間半かかったが、前日よく寝ていたので睡魔に襲われることもなく、余力を残して帰宅。今回も楽しいハイクでした。


登山日/天候

2009年3月21日 土曜 / 晴れ

ルート所要時間

駐車場6:45→藤懸ノ滝7:05→白孔雀ノ滝7:35→岩茸石8:15→8:55棒ノ嶺山頂9:45→岩茸石10:05→白孔雀ノ滝10:30→藤懸ノ滝11:35→駐車場11:50

難易度データ (≒)

標高差 : 649m / 累積標高差 : 700m / 歩行距離 : 5.8km / 標準歩行時間 : 3時間30分




出発前に夜空を見上げると三日月が輝いていた。白谷沢登山口には既に数台の車が停まっていた。#

白谷沢登山口の近くにある橋から、湖に釣り糸をたらしているオジサンがいた。#

最初から坂が続く。間伐したらしく、杉林の見通しがよくなっていた。#

藤懸ノ滝まで来て水量が少ないことに気が付いた。滝の幅が狭くなり、いつもの迫力がない。#

水量がないので、沢を渡るのも簡単。#

最初のゴルジュに来ると、ミソサザイの鳴き声がいっそう大きくなった。#

次のゴルジュでもミソサザイの鳴き声がしていたが、写真を撮る機会はほとんどなし。#

場所によっては沢がほとんど涸れているので、無造作に転がる川底の流木が荒れて見えた。#

林道に出ると立派な東屋と丸太のベンチが設置され、土木工事がなされていた。本当に必要なのか、かなり疑問。#

林道からの登山道は、ところどころ落ち葉の山で埋まっていた。岩茸石で休まずにそのまま進んだ。#

権次峠へ向かう途中の丸太階段が新しくなっていた。ニホントカゲが多くいる場所なので、無事か少々心配。#

クラシックをうるさく鳴らして歩くオバサンを先に行かせてから、山頂手前の階段を上った。#

北北西方面。左から大持山と小持山、武甲山、その手前は蕨山で、右は武川岳。オンマウスは武甲山と武川岳の間に見えた榛名山。榛名の後ろは白砂山。#

北方面。赤城山から日光連山までうっすら見えた。いつものようにカップ麺を食べて、しばし眺めを楽しんだ。#

北東には筑波山がかすかに見えていた。団体で縦走する集団があるらしく、中高年ハイカーが次々と上ってきた。#

東方面には新宿のビル群が見えていた。空には飛行機雲がきれいに線を描いていた。#

北北西方面、武川岳の隣りに見えた真っ白な谷川岳と朝日岳。その手前中央が子持山。

北方面。真っ白な武尊山(左)と赤城山。赤城山の手前が丸山で、さらにその右手前には伊豆ヶ岳も見える。

赤城山の東隣りには、燧ケ岳、皇海山、日光白根山と続く。右端の日光白根山の手前は堂平山。オンマウスは北北東の日光連山。#

カメラと携帯で記念撮影。#

時間はたっぷりあったが、ミソサザイを探す時間を考えて早めに下山開始。#

あまり疲れを感じていなかったので、歩きづらい丸太の階段もすいすい下ることができた。#

l林道までは早く感じた。林道を過ぎた沢沿いの山道で、テングチョウを発見。#

いつもより水量がないのでゴルジュも簡単に渡っていける。下りでは多くのハイカー集団とすれ違った。#

次のゴルジュでミソサザイを近くで見ることができた。岩場で何かを食べ歩いていた。#

かなり間近に人間がいても平気なようで、あまり気にせず忙しく岩場で餌をあさる。#

小さな滝の近くを行ったり来たりするミソサザイがいて、どこか挙動不審に見えた。#

しばらくするとそのミソサザイは、小さな滝と私の間にある岩場にすっと消えた。よく見るとミソサザイの巣が。#

岩に上がって巣を間近で観察していると、ミソサザイがひよっこり顔を出して、あっという間に出て行った。#

もっと写真を撮りたいと、巣の前にカメラを構えてじっと待ったが、警戒したミソサザイは戻ってこなかった。#

ミソサザイを探して時間をロスしたが、それ以外は休憩なしで下りきった。#

釣りをする人たちの車が、登山口近くの路肩にたくさん停めてあった。今回は体力的に余裕を感じた。#