棒ノ嶺 969m 2回目

 4時起床、5時出発。現地には6時半過ぎに着いた。最近遠い山にもよく行くようになったので、奥多摩周辺は近く感じるようになった。有間ダムと白谷橋の間が通行止になっていたが、迂回して白谷沢登山口近くの駐車スペースに車を停めた。前回冬にきた時より沢の水量が増していたので、沢歩きはよりスリルのあるものとなった。2年前と違って岩茸石に軽々と登り、沢歩きも即なくこなす娘の姿に感心した。前回同様、変化に富んだ山歩きを堪能し、棒ノ嶺の魅力をさらに実感した。「さわらびの湯」でのんびりしてから帰路についたが、渋滞もなく2時間弱の運転で済んだ。来年もまた行きたい。


登山日/天候

2005年9月3日 土曜 / 晴れ

ルート所要時間

駐車場6:50→白孔雀ノ滝8:05→岩茸石8:50→権次入峠9:35→9:50棒ノ嶺山頂10:50→権次入峠11:00→ 岩茸石11:20→白孔雀ノ滝12:05→駐車場13:00

難易度データ (≒)

標高差 : 649m / 累積標高差 : 700m / 歩行距離 : 5.8km / 標準歩行時間 : 3時間30分




名栗湖畔にある白谷沢登山口には、車を7〜8台停められる駐車スペースがある。今回はそこに停めて出発。#

最初から上りが続く。沢の音を聞きながら植林の中を歩く。#

しばらく歩くと沢歩きとなる。途中、何度も沢を渡るが、前回12月に来た時よりも確実に水量がある。#

両側の岩壁が狭まったゴルジュ。水量が増えている分、足場となる岩や石が少ないので、慎重に沢を渡る。#

難しい箇所もあったが、娘に補助は必要なかった。写真撮影に忙しい私をおいて、どんどん先へ進んでいく。#

沢歩きは適度にスリルがあってとても楽しかった。久しぶりに山歩きの喜びを実感した。#

今回は小さいカエルを2匹見つけた。「カジカガエル」という名前らしい。#

やがて山道は沢から離れ、林道を横切る。短い休憩をとってから向かい側の山道へ。整備された登り道が続く。#

傾斜が緩やかになって尾根に出ると岩茸石がある。今回は2年前と違い、娘は難なく登ってみせた。#

しばらく尾根道が続くが、また上りとなる。丸太の階段は土が掘れていて、かえって上りづらかった。#

名栗湖を見下ろせる権次入峠でひと休み。まだ朝早いのに、登っていくハイカーがけっこう多かった。#

権次入峠から少し行くと、最後の長い丸太階段が現れる。娘は調子に乗ってガンガン上って行く。#

娘と嫁に遅れて山頂到着。早速、食事にした。山頂は多くのハイカーでにぎわっていた。#

山頂付近はトンボの大群が飛び交っていた。何十年かぶりにトンボを捕まえてみた。#

天気は良かったが、霞がかかって遠くは見えなかった。右奥かすかに見えるのは武甲山。#

北側には尖がった伊豆ヶ岳が、かろうじて見えた。#

山頂と帰りの山道で「ニホントカゲ」の幼体を見つけた。すばしっこいので写真を撮るのが大変だった。#

すっかり自信をつけた娘は、嫁を無理に誘って帰りも岩茸石に登っていた。「簡単だよ!」と上機嫌。#

いつものように、帰りはひじょうに早かった。先頭に立った娘がペースを作ってくれた。#

娘はバランスを保って、危なげなく沢を渡っていく。やはり2年前とは違う。#

ゴルジュは一番の難所だったが、これも問題なかった。嫁の方が危なかしく見えた。#

小さい男の子を連れた方は、ここで引き返していた。水かさがこれ以上増えたら、ここは通れなくなるだろう。#

白谷沢登山口に到着。河又から歩いた前回より楽なはずだが、けっこう疲れた。#

すぐ近くの「さわらびの湯」でのんびりしてから家路についた。山登り後の温泉は最高に気持いい。#