棒ノ嶺 969m 8回目

 嫁と二人で久しぶりに山登りへ出かけた。娘は家でお留守番。5時起床、5時半出発。現地には7時に到着した。既に山へ向かう人の姿はあったが、山頂まで一人しかハイカーに会わなかった。山頂はトンボや蝶が飛び交っていた。朝から曇り空だったが昼頃には晴れてきて、登ってくるハイカーもどんどん増えてきた。天気の回復を待っていたこともあり、今回は随分山頂に長居した。
 ここ数週間の運動不足がたたってしまい、上りの途中で左膝に痛みが生じ、下山の際は終始左膝の痛みに悩まされた。そのため、いつもよりも下山に時間がかかった。帰りの運転も膝から下に鈍痛があってしんどかった。やはり普段から体を動かしておくことが大切だと痛感させられた。


登山日/天候

2007年9月15日 土曜 / くもりのち晴れ

ルート所要時間

駐車場7:10→藤懸ノ滝7:35→白孔雀ノ滝8:00→岩茸石8:45→権次入峠9:15→9:30棒ノ嶺山頂10:50→権次入峠11:00→岩茸石11:30→白孔雀ノ滝12:10→藤懸ノ滝12:45→駐車場13:00

難易度データ (≒)

標高差 : 649m / 累積標高差 : 700m / 歩行距離 : 5.8km / 標準歩行時間 : 3時間30分




朝は曇り空で、名栗湖周辺には霧が出ていた。ダムの水がいつもより濁っていた。#

いつものように白谷沢登山口の駐車場に車を停めて出発。登っていくキャンパーを一組見かけた。#

かなり早い段階で左膝に違和感があった。準備運動をきちんとしなかったのが悪かった。#

沢の近くまでくると、山道にカジカガエルが現れた。この日見かけたカエルはこの一匹だけだった。#

藤懸ノ滝まできて、沢の音がいつもより大きいことに気が付いた。#

水量が増してゴルジュの間の足場が減り、通るのが大変だった。#

最初のゴルジュを越えて、天狗滝のすぐ横を上って行く。滝は水量があって、いつも以上に迫力ががあった。#

二つ目のゴルジュの間も水量があって、足場を慎重に選ぶ必要があった。#

足をすべらせても濡れる程度だが、ちょっとしたスリルを楽しめた。#

二つ目のゴルジュを通って、石の階段を登ると白孔雀の滝に出る。やはりいつもより滝に勢いがある。#

途中で沢を何度も渡るが、これがなかなか楽しい。#

沢筋から離れて丸太の階段を上ると、林道に出る。休憩を取って、あんぱんを食べた。#

林道から短い上りとなる。いつもは涸れかかっている山道横の沢にも水がしっかり流れていた。#

今日は嫁が岩茸石に登った。すでに膝が痛かった私はパス。#

岩茸石からは再び上りが続く。権次入峠からかろうじて名栗湖が見えた。#

権次入峠を越えて、山頂手前にある丸太の階段を上る。けっこう長く感じた。#

山頂到着。ツバメを一回り大きくしたような鳥が、上空をすごいスピードで旋回していた。#

山頂付近で蝶や蜂などがアザミの蜜を吸っていた。オオウラギンスジヒョウモンとキアゲハ。#

ツマグロヒョウモンのオス。メスも見かけたが、写真を撮り損ねた。#

カップラーメンとおにぎりを食べた後で、家にいる娘へ電話をかけた。しばらくの間だが小雨が降っていた。#

たくさんのトンボが飛び交っていた。オンマウスはモンキチョウ。#

なかなか翅を開いてくれなかったアカタテハ。最後に少しだけ翅を広げてくれた。#

下山しようとしたら晴れてきたので、しばらく待っていると山並みが見えてきた。#

日差しが出てくると、とたんに暑くなってきた。写真を撮って下山開始。今回は随分長い時間山頂にいた。#

帰りの権次入峠から、名栗湖と綺麗な山並みが見えた。#

曲がった状態で体重がかかると痛いので、極力左膝を曲げないで下った。#

途中でニホントカゲを何匹か見た。岩茸石を過ぎたところで、成体に近い個体が飛び出てきた。#

林道前の下りでは、小さなヒバカリを見かけた。動きが早いので、ストックで進路を妨害しながら写真を撮った。#

登山道を出た林道沿いの広場で、多くの中高年ハイカーがお弁当を食べていた。#

二番目のゴルジュを通る。朝より渡りやすくなっているかと思ったが、まだ水量は衰えていなかった。#

最初のゴルジュも朝と同じく渡るのが大変だった。なぜか上りよりも難しく感じた。#

膝が痛くてスピードがでない。時計を見て、あまりの遅さに我ながら驚いた。#

やっと白沢谷登山口に到着。結局、上りと同じくらい時間がかかってしまった。#

下山した時には青空が広がっていた。帰りの道路はそんなに混んでいなかったが、足が痛くて運転するのがつらかった。帰宅は15:30。疲れました。#