棒ノ嶺 969m 9回目

 5時起床、5時30分出発、現地には7時に到着した。朝の段階では雲が多かったが、山頂に出る頃には晴れ間も広がり、久しぶりに気持ちのよい沢歩きと山登りを楽しんだ。たくさんある山頂のベンチがうまるほどハイカーが多く、下りでもたくさんのハイカーとすれ違った。往路ではさえずりだけでミソサザイの姿は見えなかったが、復路でその姿を見ることができた。渓流沿いの岩場を跳ね歩きながら、小さな体にそぐわぬ大音量の鳴き声を響かせていた。
 今回は下りで新しい膝用サポーターを着用したが、かなり効果的であることが分かった。装着しやすくて締め付けの強度も調整できる。しっかりしたホールド感があり、膝の痛みはもちろん疲労からくる関節が緩んだような違和感も生じなかった。嫁に薦められて試してみたのだが、これは手放せなくなりそうだ。
 帰りは渋滞もなく2時間ほどの運転で帰宅できたが、運動不足がたたっていつも以上に疲れてしまった。夏までには体を鍛えなおして、今度はニホントカゲを捕まえに行きたい。


登山日/天候

2008年4月12日 土曜 / 晴れ

ルート所要時間

駐車場7:10→藤懸ノ滝7:35→白孔雀ノ滝8:00→岩茸石8:40→権次入峠9:10→9:25棒ノ嶺山頂10:05→権次入峠10:15→岩茸石10:30→白孔雀ノ滝11:10→藤懸ノ滝11:50→駐車場12:10

難易度データ (≒)

標高差 : 649m / 累積標高差 : 700m / 歩行距離 : 5.8km / 標準歩行時間 : 3時間30分




いつものように白谷沢登山口近くの駐車場に車を停めて出発。すでに3台先客がいた。#

杉林の手入れがされて、山道からの見通しがよくなっていた。藤懸ノ滝からは沢歩きが始まる。#

何度も小川を横切りながら進む。前日までの雨で川の水量は増えていた。#

最初のゴルジュを犬連れの夫婦が通っていった。小太りの犬が足を滑らせて川にはまっていた。#

2番目のゴルジュを通る。水量が多くて足場が少ないので、慎重に歩を進める必要がある。#

足を滑らせて右の靴を濡らしてしまい、少々情けない想いをしてしまった。#

ゴルジュの上に抜けると、白孔雀ノ滝のすぐ隣に出る。#

ミソサザイの鳴き声が沢の周囲に響き渡っていたが、一瞬しか姿は見えなかった。#

林道に出て水分補給をしてからすぐ出発。岩茸石も休まずに通り過ぎた。#

権次入峠で短い休憩。娘はずっと話をしながら歩くが、本人よりも聞き役の嫁が大変そうだ。#

階段を上りながら中学でのクラブ活動や勉強のことを話していると、いつの間にか山頂近くまできていた。#

山頂はすでに多くのハイカーでにぎわっていたが、いつも座る木のテーブルは空いていた。#

北北西方面。左から有間山、大持山と小持山、武甲山、武川岳と続く。榛名山は見えなかった。#

北から東方面。遠くは霞んで筑波山もビル群も見えなかったが、開放感は抜群。#

いつものようにカップ麺とおにぎりを食べる。時間と共にハイカーの姿がどんどん増えてきた。#

生き物の気配はあまり感じられなかった。しばらく休んで、爽快な気分で下山を開始した。#

上ってくるハイカーとすれ違いながら、歩きづらい丸太の階段を下っていく。#

下りは上りの半分しかかからないので、とても早く感じる。先頭の娘はすいすい下っていく。#

下りで装着した本格的なサポーター。効果抜群。膝の負担がかなり軽減できることが分かった。#

途中でカタクリの花が点々と咲いていた。#

白孔雀ノ滝を過ぎて、渓谷を下る。上から少し危なかしい2人の動きを眺める。#

すれ違ったおじさんハイカーが、岩壁にイワウチワが咲いていると教えてくれた。#

天狗滝のすぐ横を通って、次のゴルジュへ向かう。#

近くにきたミソサザイを見ていたらしく、ゴルジュの間でしばらく2人は動かなかった。#

帰りは見られるだろうと話していたとおり、ミソサザイが姿を現した。#

ミソサザイの美声が山に響き渡っていた。かわいい尻尾を上下させながら、よく通る大きな声で鳴く。#

ミソサザイの写真を撮るとき以外はほとんど止まらず、終始よいペースで歩けた。#

沢歩きの楽しさは疲労を感じさせないが、下山した後、じわりと疲労を感じた。#