破風山 626.5m

 今回は破風山から大前山、天狗山とミニ縦走にチャレンジ。4時半過ぎに出発、2時間で現地に着いた。大前山の前後では、左右が切れ落ちた岩稜や鎖場など、予想以上に緊張を強いられる箇所が続いた。また、大前の集落を過ぎた辺りから深いブッシュの荒れた山道となり、ルートを見失ったり蜂の巣に遭遇したりと、違う意味でも大変だった。暑い時期に来る山ではないと感じたが、実際、山で一人の登山者とも会わなかった。
 下山地から駐車場まではバスで移動したが、バスが来るまで秩父華厳ノ滝でのんびりした。「満願の湯」で温泉を楽しんでから帰路についたが、140号が渋滞しており20時近くの帰宅となってしまった。


登山日/天候

2005年9月18日 日曜 / 晴れ

ルート所要時間

駐車場6:50→8:00猿岩8:25→8:50破風山9:10→9:20(お昼)9:55→札立峠10:05→10:45岩峰10:55→大前山11:10→天狗山11:50→13:15秩父華厳ノ滝14:36→(バス)→駐車場14:50

難易度データ (≒)

標高差 : 427m / 累積標高差 : 610m / 歩行距離 : 5.5km / 標準歩行時間 : 3時間10分




車を秩父温泉「満願の湯」の駐車場に停めて出発。約200台収容できるという駐車場はまだ空っぽ。#

登山口が分からず集落を適当に歩いていると破風山の標識があった。風戸入口バス停から行くと分かりやすい。#

しばらくすると車道歩きになるが、そこで嫁がでっかいカマキリを発見。ずっと見つけたかったので感激した。#

一番奥の人家の手前で、再び登山道に入る。山道にかかった蜘蛛の巣が多いのでストックで切りながら進んだ。#

尾根筋に出ると、稜上に立つ「猿岩」が現れる。右側から行けそうなので登ってみた。#

猿岩の上から。転落=即死の恐怖から、降りる際に進退窮まり一時的に動けなくなった。さすがにもう懲りました。#

木の階段を上って、広い雑木林を過ぎると東屋があった。途中、大きな茸がよく目に付いた。#

尾根歩きから少し上ると破風山山頂に到着。狭い山頂は日陰がほとんどなく暑かった。#

山頂は南側の展望が開けており、秩父盆地と武甲山などの山々が見える。#

武甲山の右手、南南西の方角には雲取山や和名倉山も見えた。#

山頂を急下降するとゆるやかな尾根歩きとなる。眺めのいい場所で食事にした。#

北側の展望がよく、北西には城峯山が見えた。#

札立峠を過ぎると登り返しが始まる。尾根上を進むと「富士浅間大社」の石碑があった。#

左が切れ落ちた岩稜を過ぎと、金精大明神たる「ニョッキン(如金様)」出現。なるほど男性器に見えなくもない。#

ニョッキンを過ぎると山道は険しくなり、鎖場も数箇所現れる。尾根道の幅も狭まりガリガリの岩稜となった。#

左右が切れ落ち、掴まる物もない岩稜では、「大丈夫だ」と言いつつ、娘が渡る瞬間凍りついていた。#

ちょっと広くなった岩峰で一休み。前後が切り立っているので、お互いうかつに動けない。#

南側の展望を暫し楽しんだ。#

鎖場の登下降が続く。足元に注意しながら慎重に進む。まったく気が抜けない。#

看板だけの大前山山頂(653m)を過ぎると高難度の鎖場出現。娘のサポートで写真を撮る余裕もなかった。#

登るか迷った末に結局天狗山にも登った。展望もないのですぐに下山開始。#

歩き易い山道を下って行くと、大前の集落に出る。#

集落から再び登山道に入ったが、ここから山道は荒れていて歩くのが大変だった。#

ブッシュが背丈ほどもあり、踏み跡が判り難い。何度も迷った挙句、蜂の巣にまで遭遇と、散々な目にあった。#

悪態をつきながら、やっとバス道に出た。バスの時間を確認してから「秩父華厳ノ滝」へ。#

秩父八景の一つ「秩父華厳ノ滝」。滝の近くは涼しくて心地良かった。#

14:36のバスまで時間があったので、疲れた足を冷やしたりしてのんびりくつろいだ。#

戻ると駐車場は満車。帰る前に「満願の湯」で温泉を楽しんだ。ちなみに休日料金は大人800円、子供400円。#