掃部ヶ岳(榛名山) 1449m

 4時起床、4時40分出発。現地には6時半に到着した。湖畔で写真を撮ってから、まず最初に榛名神社へ行ってみたが、濃霧であまりに視界が悪いので引き返した。掃部ヶ岳(かもんがたけ)山頂からの展望も、朝の段階では霧で真っ白だった。またしても天気予報に裏切られたかと思ったが、耳岩から引き返して西峰に着いた頃には晴れ間がのぞき、紅葉した榛名湖周辺の展望を楽しむことができた。
 今回は西峰や硯岩(すずりいわ)などでのんびり休んだし、コース自体もそれほどハードではなかったので、最後まであまり疲れを感じなかった。帰りの運転も前回のような酷い渋滞はなく、3時間弱で帰宅することができた。次回榛名湖へ行った折には、烏帽子ヶ岳あたりに登って、必ず榛名神社にも行きたいと思う。


登山日/天候

2006年10月28日 土曜 / くもりのち晴れ

ルート所要時間

無料駐車場7:35→8:00硯岩8:15→8:50掃部ヶ岳山頂9:20→西峰9:45→10:15耳岩10:30→10:55西峰12:00→掃部ヶ岳山頂12:25→13:00硯岩13:35→無料駐車場13:55

難易度データ (≒)

標高差 : 339m / 累積標高差 : 510m / 歩行距離 : 4.6km / 標準歩行時間 : 3時間




榛名湖畔に到着。早朝はどんよりした曇り空で霧も濃かった。そのためか、観光客の姿も少なかった。#

まずは榛名神社へ行ってみたが、小雨と濃霧で視界が悪すぎるために途中で引き返した。#

国民宿舎榛名吾妻荘の広い無料駐車場に車を停めて出発。車道に下りて国民宿舎北側の登山口まで歩く。#

硯岩への分岐までゆるやかな上りが続く。まだ残っている紅葉を楽しみながら歩いた。#

分岐から急な坂を登ると榛名湖が一望できる硯岩の上に出る。霧が濃くて外輪山すら見えなかった。#

絶壁の岩場でしばらく休んでから掃部ヶ岳山頂へ向かった。暑くも寒くもなく、丁度良い気温だった。#

延々と単調な上りが続く。ふくらはぎが張ってしまった。#

あっという間に山頂に到着。山頂ではアマチュア無線の方が簡易アンテナを設置していた。#

山頂は霧が濃くてどの方角も真っ白。ちょっと腹ごしらえをしてから西峰へ向かった。#

山頂からは急な下りで、それから上り返し。濡れた笹をかきわけながら進む。#

地蔵岩を過ぎると下りとなり、また上り返し。たいした距離ではないものの精神的に疲労した。#

西峰も霧で展望ゼロだったので、そのまま耳岩へ向かった。気づくと耳岩まで来ていた感じだった。#

下から見るとかなり大きい耳岩。上に登れるようなので、嫁と娘に待ってもらいトライしてみた。#

途中まで嫁も登ってきた。紅葉した西峰の向こうには榛名湖も見えていた。#

岩の上は眺めもよくて、ひじょうに気持ちよかった。足元は断崖絶壁、下を見て下半身が縮みあがってしまった。#

耳岩からの眺め。東に西峰と榛名湖、南には杏ヶ岳(すもりがたけ)がよく見えた。#

杖ノ神峠へ向かわずに、耳岩から往路を引き返した。復路はひじょうに早く感じた。#

西峰で天気の回復を待ちながら食事にした。狭い山頂だが、我が家だけだったのでのんびりできた。#

徐々に青空が広がって、榛名湖周辺の山々がはっきり見えてきた。やはり山の天気は変わりやすい。#

霧が晴れて、南東には幡矢ヶ岳や天狗岳、南には杏ヶ岳の稜線が見えてきた。#

ゆっくり休んでから掃部ヶ岳山頂へ。朝いた無線の男性が、無線交信を続けていた。#

山頂は南東の展望がよい。天目山と氷室山から幡矢ヶ岳と続き、杏ヶ岳の稜線まで見える。#

掃部ヶ岳山頂から少し下ると榛名湖の全貌が見える場所がある。霧が晴れて良かった。#

帰りも硯岩へ寄った。朝とは違って、榛名湖の素晴らしい眺めを楽しむことができた。#

左に烏帽子ヶ岳、右に榛名富士。間には臥牛山や蛇ヶ岳も見える。モーターボートが残す湖面の波紋もよく見えた。#

榛名富士の南側には三ツ峰山など外輪山の山々。湖の手前には国民宿舎や駐車場もよく見えた。#

硯岩の上は眺めが良くて爽快なので、ここでも長居をしてしまった。最後に記念写真を撮って下山。#

硯岩から駐車場まではあっという間。遠くの山は見えなかったが、疲労も少なく楽しいハイクでした。#