関八州見晴台 771.1m 3回目

 ほぼ1カ月ぶりのハイクは簡単で眺めのいいところにしようということで、関八州見晴台に決定した。4時半起床、5時半出発。意外に車が多くてノロノロ運転が続いたが、7時過ぎには現地に着いた。黒山三滝周辺はまだ積雪はなく、ところどころ霜が降りている程度だった。山頂での展望は期待どおりに申し分のないものだった。空気が冷えて澄んでいるため、かなり遠くの山まで見ることができた。気持ちがいいので、つい山頂で長居し過ぎてしまった。復路の下りで前々回から痛めている右膝がまた痛みだし、次回以降に不安を残す形となった。
 今回とくに感じたが、上りの時に必ず出る娘の愚痴について考える必要がある。上りは確かに大変だが、心の持ち方一つで楽しめるようになる。体力的には余裕すらあるので、そこを何とか教えてあげたい。私と嫁のこれからの課題だ。  


登山日/天候

2005年12月17日 土曜 / 快晴

ルート所要時間

黒山三滝駐車場7:15→7:45林道歩き8:05→花立松ノ峠9:00→9:45関八州見晴台山頂11:00→花立松ノ峠11:25→11:55林道歩き12:10→12:20黒山三滝12:35→黒山三滝駐車場12:50

難易度データ (≒)

標高差 : 591m / 累積標高差 : 670m / 歩行距離 : 8.2km / 標準歩行時間 : 2時間50分




黒山三滝の売店横にある、いつもの無料駐車場に停車。朝から下痢の私は着くなり公衆トイレに駆け込んだ。#

天狗滝を過ぎたところで、関八州見晴台へ向かう山道へ入る。しばらく上るとすぐ林道歩きとなる。#

林道には雪はなかったが、霜が降りており、ところどころ路面が凍結していた。#

歩き始めはいつもだが、今日も娘はまったくやる気なし。とにかく文句が多い。#

植林の中をしばらく歩くと日溜りに出る。娘の愚痴が収まらないので不本意ながら叱りつけた。#

空は快晴。紺に近い青空だった。#

花立松ノ峠の林道で一休み。東側が開けており、筑波山がうっすら見えた。#

再び山道に入る。ここからは軽いアップダウンが続く。#

やっと調子が出てきた娘が先頭で上る。注意を要する箇所はほとんどないが、終盤にちょっとした上りがある。#

あっけなく山頂に到着。広い山頂には何組かのハイカーがいた。#

広々とした展望を楽しんでから、高山不動尊奥の院の横にある東屋で食事にした。#

嫁は双眼鏡を娘から借りて、娘は嫁のメガネを借りて、展望を楽しんでいた。#

東南方面の眺め。山並みの向こうは東京と横浜。#

南には、綺麗な山並みが見えた。一番遠くには、大山、丹沢山、蛭ヶ岳、檜洞丸と続いている。#

南南西方面。左から大室山、大岳山、富士山、川苔山と続く。富士山の手前は御正体山。#

南西から西方面。左から川苔山、日向沢ノ峰、ほぼ中央に蕎麦粒山、天目山(三ツドッケ)、大平山、右端に酉谷山と続く。オンマウスは酉谷山。#

西方面。左から大平山、酉谷山、中央に大持山、小持山、奥にうすく三宝山、右端に大きく武甲山。#

武甲山の北には両神山もよく見えた。両神山の手前は芦ヶ久保の二子山。#

北側の眺め。左に日光白根山、中央には太郎山、男体山、女峰山も見えた。オンマウスは日光白根山。#

左から太郎山、男体山、女峰山。オンマウスはその東に幽かに見えていた大佐飛山、釈迦ヶ岳、茶臼岳の一群。#

他のハイカーが下山した後も、我が家だけはのんびり眺めを楽しんだ。いつの間にか1時間が過ぎてしまった。#

枝の間にうまくカメラを挟めて、タイマー撮影に成功。何枚か撮ってから下山開始。#

これもいつものことだが、帰りは本当に早い。娘はどんどん降りていく。右膝の痛みでついていくのが大変だった。#

花立松ノ峠まではあっという間だった。峠付近で数組の団体ハイカーとすれちがった。#

花立松ノ峠の林道から埼玉・東京方面を見ると、地表近くに紫の膜がかかっていた。光化学スモッグだろうか。#

谷を挟んだ向こう側の山へ叫ぶと、見事なこだまが返る。嫁が奇声をあげるので、誰かが迷惑したかも。#

林道に出てから休憩した。行きの半分の時間で返ってこれた。やはりコースタイムは娘次第。#

林道を降りて、そのまま男滝・女滝を見に行った。観光客は誰もいなかった。#

男滝。オンマウスは男滝と女滝。#

しばらく休んでから天狗滝へ向かった。#

天狗滝の近くまでは入れないが、誰もいないし水量も少ないので滝のそばまで行ってみた。#

帰りもノロノロ運転が続いたが2時間で帰宅できた。近くて簡単で眺めがいいので来年もまた行きたいと思う。#