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天王池まで集落の狭い道を通るが、草木が生い茂ってますます狭く感じられた。#
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カメラの電池を入れ忘れて自己嫌悪に陥ったが、気分を入れ替えて出発した。#
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天王池のほとりで、翅の根元が赤いネキトンボとツマグロヒョウモンを見かけた。#
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クモがやたらと多く、登山道までクモの巣がのびているのでスティックで除けながら杉林の木陰を歩いた。#
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ウリノキ (瓜木)。ウリノキ科ウリノキ属の低木。
葉形に変異が多く、5裂するものや深く裂けるものもある。アカメガシワに似るが、こちらは暗い林内を好み、生育環境がまるで異なる。#
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アオキ (青木)。ミズキ科アオキ属の低木。
細い幹は緑色で、葉は対生の鋸歯縁。日陰を好み、身近な雑木林や杉の植林地などに生える常緑樹。あちらこちらに生えていた。#
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さいちなカタツムリを発見。変わった樹木や生き物がいないか、探しながら歩いた。#
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アラカシ (粗樫)。ブナ科コナラ属の高木。
カシ類ではアカガシと並び比較的葉幅が広く、先半分にだけ鋸歯がある。葉先に近い部分で葉幅が最大になるが個体差が大きい。樹皮はシラカシに似て灰色で滑らか。#
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ゆっくり歩いたので、中間地点の広場まで40分近くかかった。野鳥の鳴き声がたまに聞こえたが、姿は見えなかった。#
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ヒサカキ。ツバキ科ヒサカキ属の低木。
葉は互生の鋸歯縁。身近な林にごくふつうに生える常緑樹。葉先がわずかにくぼむのが特徴。樹皮は滑らか。
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ヤマウルシ (山漆)。ウルシ科ウルシ属の小高木。
葉は奇数羽状複葉で樹液にふれるとかぶれる。葉柄はふつう赤く、下部の小葉ほど小さく丸い。幼木の葉はしばしば鋸歯が出る。樹皮は縦に浅く裂ける。#
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最後の急登。山頂から他のハイカーの話し声が聞こえていた。#
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1時間近くかかって山頂に到着。遠くは霞んでいたが、赤城山は見えた。#
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山頂で小休止。オンマウスはアカメガシワ。ウリノキに似ているが、こちらは日差しを好む先駆性樹木。#
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石尊山へ向かう途中、クモの巣状のものが落ちてきたらしく、突然嫁が奇声を連発。こっちはその声にびっくり。すぐパニくるのはやめて欲しいのだが…。#
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堂平山と笠山。山頂では草木に一部遮られていたが、少し下りた場所からはよく見えた。#
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イヌシデ (犬四手)。カバノキ科クマシデ属の高木。
アカシデかと思ったが、しま模様の目立つ樹皮と葉柄の短さからイヌシデだろう。#
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マルバアオダモ。モクセイ科トネリコ属の高木。
葉は奇数羽状複葉の対生で、鋸歯はごく低く、時に全縁になる。小葉は1~3対。樹皮は白っぽく滑らか。#
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木を探しながら歩いたが、上り返しも短いのですぐ着いてしまう。常緑樹が多くて樹木の種類は少ないという印象を受けた。#
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アセビ (馬酔木)。ツツジ科アセビ属の低木。
葉は互生の鋸歯縁で先に近い部分で最大となり、枝先に集まってつくのが特徴。樹皮はややねじれながら縦に裂ける。葉や茎に毒があり、馬が食べると酔ったようになるのが当て字の由来。#
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山頂に到着。カップ麺を食べてのんびり休んだ。#
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後から来たカップルものんびりくつろいでいた。#
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北北西方面には榛名山がかろうじて見えた。#
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ゆっくり眺めを楽しんでから下山開始。#
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官ノ倉山の山頂は、団体ハイカーや家族連れでにぎわっていた。#
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疲れはなかったので、帰りはどんどん進んだ。#
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下りは何組かのハイカーとすれ違った。あっという間に天王池に着いてしまった。#
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池ではコイや大きなオタマジャクシが悠々と泳いでいた。水草のまぎれてじっとしているカエルもたくさんいた。#
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水辺に近寄ってみると、突然ニホンアマガエルが現れた。写真を撮っているうちに逃げてしまった。#
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すぐ近くの葉っぱに止まったオオアオイトトンボ。背中のメタリック・グリーンが鮮やか。#
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遠くにいるカワセミを見ていて、ふと目の前の手すりを見ると、ニホントカゲが日向ぼっこをしていた。近寄ると手すりからダイブして逃げてしまった。#
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カワセミが山道側の低木に止まったので、杉の背後から近づいた。自然の中で生き物たちに出会うと気分が高揚する。生き物たちのお陰で楽しいハイクになった。#
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