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5:10 暗闇の中、ヘッドライトを頼りに歩く。視界が限られているので、小さな物音でもドキッとする。#
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廃屋を何軒か過ぎて、スタートから30分もすると徐々に明るくなってきた。南の山間に三頭山の山陰が見えた。#
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6時頃にはライトの必要がなくなった。午前中に部活がある娘に電話をしてみる。既に起きていた。#
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植林と雑木林の緩やかな坂を歩き続け、1時間半で堂所に到着。前夜の雨で場所によってはぬかるんでいた。#
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途中、樹林の切れ間から富士山がくっきり見えた。素晴らしい山行になるとの予感が高まる。#
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7:10 マムシ岩と呼ばれる露岩を通り過ぎる。山道脇で鳥の巣箱をたくさん見かけた。#
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木橋を渡り、右手に七ツ石小屋へ続く道を分けて進む。歩きやすいのであまり疲労を感じなかった。#
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前方の北側に雲取山の山頂が見えた。後ろの南側には朝日に輝く東京湾が見えた。#
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西側には南アルプス。左から塩見岳、農鳥岳、(木を挟んで) 間ノ岳、北岳と続く。北岳の手前は薬師岳。#
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さらに観音岳、地蔵岳、仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、鋸岳と続く。仙丈ケ岳の手前はアサヨ峰。#
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8:10 石尾根縦走路と唐松谷林道が交差するブナ坂十字路に出た。ここからは尾根歩きとなる。#
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気持ちのよい石尾根の防火帯を歩く。西に大洞山が大きく、その左奥には南アルプスが並ぶ。#
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左から布引山、上河内岳、聖岳、赤石岳、悪沢岳、右端に蝙蝠岳。オンマウスは聖岳、赤石岳、悪沢岳と続く山並。#
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さらに、塩見岳、農鳥岳、西農鳥岳、間ノ岳、北岳、鳳凰三山と続く。オンマウスは塩見岳、農鳥岳、西農鳥岳。#
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南側には丹沢山、蛭ヶ岳、大室山、金山などの山々。天気もよくて尾根歩きは開放感抜群だった。#
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御正体山と富士山。富士山の手前には雁腹摺山(がんがはらすりやま)、右には小金沢山と大菩薩嶺。#
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南から西にかけての眺めを楽しみながら歩く。防火帯で下山して行く団体ハイカーと何度もすれ違った。#
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8:40 ヘリポートのある五十人平に到着。北側前方に小雲取山と雲取山頂避難小屋が見えた。#
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ヘリポートから5分ほどで奥多摩小屋に到着。小学生連れの母親が「昨日は雹が降った」と話していた。#
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奥多摩小屋を過ぎて、やや急勾配の坂をヨモギの頭まで上る。右に入るまき道もあった。#
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樹林帯を越えてさらに上る。富田新道との分岐がある小雲取山までくると雲取山頂避難小屋が見えてくる。#
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西側の山並を八ヶ岳かと思ったが間違いだった。左から北奥千丈岳、国師ヶ岳、唐松尾山、甲武信ヶ岳、三宝山。#
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山頂避難小屋が見えてからもけっこう距離はあるが、尾根歩きが気持ちよくて疲れをあまり感じなかった。#
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青空に浮かぶ月を見ながら山頂直下の坂を上る。避難小屋の近くで休んでいるハイカーがたくさんいた。#
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9:45 山頂避難小屋に到着。ここまで4時間半、順調なペースで登れたので時間に余裕ができた。#
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眺めがよいので避難小屋の隣りでゆっくりすることにした。写真を撮ってからオニギリを食べた。#
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南東に小雲取山から続く稜線が延びている。左に川苔山、ほぼ中央に鷹巣山、その右奥に大岳山も見える。#
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小雲取山の奥には三頭山、その向こうには大山から御正体山まで山並が続く。富士山には雲がかかっていた。#
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東側には筑波山もうっすら見えていた。いつの間にか人が少なくなったが、登ってくるハイカーが大勢見えた。#
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ゆっくり休んでから、避難小屋のすぐ近くにある山頂へ移動。展望図の刻まれた方位盤が置かれていた。#
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山頂は西側が開けている。甲武信ヶ岳や三宝山はよく見えたが、南アルプスはすっぽり雲に隠れていた。#
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せっかくなので雲取山荘を見ていくことに。10:45 北側の斜面を下る。この急斜面で帰りの迂回路行きを決めた。#
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20分ほどで雲取山荘に到着。背後は白岩山と芋ノ木ドッケ。山荘手前に田部重治のレリーフがあった。#
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これが新井信太郎オーナーの山荘。山小屋というよりモダンで立派なログハウスです。#
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雲取山荘の裏からみえた両神山。オンマウスは御荷鉾山。御荷鉾山の上にはうっすら榛名山も見えていた。#
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東側の迂回路で小雲取山へ。場所によっては狭い道の谷側が笹で隠れていたので注意して歩いた。#
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30分ちょっとで尾根筋に合流した。あっという間に空に雲が増えてきた。#
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富田新道の分岐から急坂を下る。富士山が再び見えてきたが、山頂部はまだ雲に隠れていた。#
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ヨモギの頭までどんどん下る。大きな岩が少ないので歩きやすい。岩と土では脚にかかる負担が違う。#
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12:35 奥多摩小屋を過ぎて五十人平へ。テントを建てている人がいた。#
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ブナ十字路までは明るい尾根歩きが続く。上りも下りも団体ハイカーが増えてきた。#
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ゆるやかな傾斜が続くので、ブナ坂からはどんどん先へ。泊まりと思われるハイカーと次々にすれ違った。#
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朝、富士山を眺めたスポットまでくると、山頂部にかかっていた雲が綺麗に晴れていた。#
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14:00 堂所に到着。この辺りから疲れが出てきた。未明はシルエットだった三頭山がよく見えた。#
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15:00 小袖乗越に到着。最後は完全にガス欠。擦りむいた足指が痛いし、もうへとへとだった。#
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出発時は分からなかった小袖乗越の様子。駐車は4、5台が限度。渋滞はなかったが、帰りの運転で疲れ果てた。#
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