鍋割山 1332m 2回目

 4時起床、4時40分出発。連休中日だからか道路は予想外に空いており、6時25分に姫百合駐車場に到着した。上り始めてしばらくすると、数日前から喉が痛いと言っていた嫁の体調が良くないことが判明したので、今回は荒山には登らず鍋割山だけゆっくり登ることにした。
 これ以上ない快晴だったので、山頂へ向かう稜線上から素晴らしい展望を楽しむことができた。途中で何度も猛禽が空高く飛んでいるのを見かけ、そのたびに見事な飛翔を双眼鏡で追いかけた。よく見えることの驚きと快感を、猛禽の姿を見ることで実感した。
 1カ月半ぶりのハイクだったので、最後は両膝にきてしまった。簡単なハイクではあったが、丁度良いリハビリになった気がする。帰りの高速は混むことなく、2時間ちょっとで帰宅することができた。


登山日/天候

2007年4月29日 日曜 / 快晴

ルート所要時間

姫百合駐車場6:45→7:25荒山高原7:40→9:10鍋割山山頂10:10→11:45荒山高原11:55→姫百合駐車場12:35

難易度データ (≒)

標高差 : 312m / 累積標高差 : 435m / 歩行距離 : 5.3km / 標準歩行時間 : 2時間50分




立ち寄ったコンビニから日の出が見えた。姫百合駐車場には何台もの車やバイクがすでに停まっていた。#

身支度を整えて出発。最初のちょっとした階段がしんどくて、1カ月半以上のブランクを感じた。#

ゴツゴツの岩場を越えると40分で荒山高原。すでに何組かの団体が、富士の見える高原で休んでいた。#

突風で帽子を飛ばされた二人。帽子を追う娘の普段からは想像できない素早さにビックリした。#

関東平野を眺めながらゆっくりと登る。この日は高い気温にもかかわらず、遠くまで眺めることができた。#

嫁の体調が良くないので、この時点で荒山には登らず、鍋割山だけのんびり楽しむことに決めた。#

稜線に出ると西から北の眺めが良い。中央は苗場山、右は仙ノ倉山。オンマウスは仙ノ倉山。#

左は万太郎山、中央に谷川岳、右は白毛門と朝日岳。オンマウスは谷川岳。#

西には榛名山とその向こうに浅間山。浅間山にはまだ少し雪が残っていた。#

西北西には、本白根山、白根山、横手山がひと連なりに見える。オンマウスは真っ白な白根山。#

荒山高原では強かった風も微風に変わり、眺めの良い平坦な稜線歩きを堪能した。#

鍋割山へ向かう小ピークの向こうには、南アルプスと八ヶ岳がよく見えた。オンマウスは八ヶ岳。#

青空高く悠々と飛んでゆく猛禽。これが驚くほどに大きい。尾羽の形からトンビと思われる。#

ゆっくり旋回しながら、獲物を見つけたのか時々急降下して消えていく。目が離せなくなる魅力を感じた。#

稜線の右前方には榛名山と浅間山が見える。のんびり休みながら歩いたので鍋割山まで随分時間がかかった。#

やっと鍋割山山頂に到着。ご飯を食べて、ゆっくり眺めを楽しんだ。#

双眼鏡で富士山や南アルプスなどの山々を見渡した。ずっと眺めていても飽きない。#

南西の遠くには南アルプスと八ヶ岳。手前の前橋市街も双眼鏡でよく見える。#

双眼鏡にデジカメをあてがって真っ白な北岳を撮影。オンマウスは駒ヶ岳。#

同様にして八ヶ岳 (左から赤岳、横岳、硫黄岳) を撮影。オンマウスは蓼科山。#

十分のんびりしたので記念写真を撮って荒山高原へ引き返した。#

途中、眺めを楽しみながら再び休んだ。オンマウスは冠雪した武尊山 (中央) と鈴ヶ岳 (右手前)。#

こういう所で飲むコーヒーは抜群に美味い。それにしても、何度言っても嫁は写真を斜めに撮るんだな、これが。#

昼近くになると、ますますハイカーの姿が増えた。列になって荒山に登る団体の姿も遠望できた。#

荒山高原では2組の中高年ハイカー集団が、楽しげにお弁当を食べていた。少し休んで下山した。#

最後になって疲れが膝にきたが、久々のハイクはひじょうに楽しかった。下りると駐車場は車で一杯だった。#