西沢渓谷

 今回は山梨と遠いので、朝3時起床の4時出発。暗い内に家を出るのは久しぶりだったが、その甲斐あって西沢渓谷までのドライブは非常にスムーズ。予定より随分早く現地に着いた。 鳥のさえずりと清流の音は耳に心地良く、渓谷美は申し分なし。見事な滝が矢継ぎ早に続く沢歩きと、渓谷を覆う緑豊かな森林に大満足。自然を十二分に満喫できた。 帰りは4時間かかり大変だったが、苦労するだけの価値はあった。


登山日/天候

2004年7月3日 土曜 / 晴れ

ルート所要時間

村営無料駐車場6:40→迂回路分岐7:05→二股吊り橋7:30→三重ノ滝7:50→貞泉ノ滝8:40→七ツ釜五段ノ滝9:30→9:55西沢渓谷終点10:20→大展望台10:45→山ノ神11:20→迂回路分岐11:45→村営無料駐車場12:10

難易度データ (≒)

標高差 : 250m / 累積標高差 : 720m / 歩行距離 : 8.8km / 標準歩行時間 : 3時間40分




渓谷入口にある村営無料駐車場はかなり広い。10台ほど駐車していたが、おそらく甲武信ヶ岳へ行くのだろう。#

西沢別荘をすぎて1時間ほど歩くと、二股吊り橋がある。吊り橋だけあって、けっこう揺れる。#


心地よい緑の中を歩く。#

最初に姿を見せるのは「三重ノ滝」。滝見台があった。#


たまたま滝見台で一緒になったおじさんが、親切にも声を掛けて撮ってくれた。#

沢歩きはとにかく気持ちがいい。流れが冷たく綺麗なので、つい川の水に手が伸びる。#


ゴツゴツした岩の登りもあるが、山道には鎖のてすりなどがあり、良く整備されている。#

次々と続くを滝と心地よい沢の音を楽しみながら歩く。#

「貞泉ノ滝」に到着。混んでいるときは遊歩道が人で一杯になるらしいが、朝早いので誰もいない。#

川沿いに遊歩道が続くので、流れを間近に見ながら進むことができる。渓谷に響く水の音が心地良い。#

澄んだ川の水が緑に見えるのは、光の波長と光を反射する川底の花崗閃緑岩に原因があるらしい。#

途中でちょっと川遊び。巨大な岩石があるとつい上に登りたくなる。#

「カエル岩」手前。清流から視線を上にあげると、渓谷自体のスケールに驚かされる。#

西沢渓谷を代表する「七ツ釜五段ノ滝」の下部。滝つぼで釣りをしている人がいた。

「七ツ釜五段ノ滝」の上部まできた。ここをすぎると遊歩道は沢べりを離れて、西沢右岸の登りとなる。#

唯一上りが大変なところ。階段がけっこう続いて、どっと疲れを感じた。

階段を登りきると遊歩道の終点となり、ここで景色を眺めながら早い昼食をとった。#


帰りは右岸沿いの森林軌道跡を行く。途中で鶏冠山と木賊山が見えた。2千メートルを越える山なので大きい。#

森林軌道跡は歩きやすい。木が斜めに茂って谷底が見えないので、さほど怖くないが左側はずっと断崖絶壁。#

渓谷全体を覆う森林は生命力に溢れていた。豊かな森を象徴するブナの木もあった。

大展望台で休憩。ここまでは距離を感じなかったが、ここから長かった。展望台正面は、鶏冠山と木賊山。#

やっと迂回路分岐前の橋まできた。鶏冠山(たぶん)をバックに一枚。

迂回路分岐の公衆トイレまで戻ってきた。さすがに疲れました。#


おまけ。駐車場に向かう途中、蛇が道路を渡っていた。けっこうでかくて、体長1メートルを超えていた。#