乗鞍岳(剣ヶ峰) 3026m

 夏休み旅行初日は、乗鞍岳。当初は木曜出発の予定だったが、天気予報を考慮して、急きょ水曜出発に変更した。当日は朝2時すぎに目が覚めてしまったので、予定より早く4時に自宅を出た。 八王子インターまで長かったが、それ以降は順調に進み、9時過ぎに乗鞍高原に到着した。平日にもかかわらず、団体を含め登山客は多かった。片道1時間半ということで楽だと思っていたが、 高地だからかいつもより息切れを感じ、かなり疲れた。娘は頭が痛いと言っていたが、やはり空気が薄いせいだろう。旅行期間中、この日が一番の晴天だったので、水曜出発を前日に決めて正解だった。
 5時過ぎに宿泊先に到着。よく歩いたせいか、食事が美味しかった。くたくたに疲れていたので、10時頃には寝てしまった。長い一日でした。


登山日/天候

2004年8月25日 水曜 / 晴れ

ルート所要時間

乗鞍高原10:00-(バス)→畳平10:50→肩の小屋11:40→12:50剣ヶ峰山頂13:20→肩の小屋14:25→畳平14:55-(バス)→乗鞍高原15:50

難易度データ (≒)

標高差 : 326m / 累積標高差 : 390m / 歩行距離 : 5.2km / 標準歩行時間 : 2時間50分




マイカー規制のため乗鞍観光センターで車を停め、ここでバスに乗り換え。バスは1時間ごとで、9時の便にギリギリ間に合わなかったので10時のバスに乗った。#

細いくねくね道を50分バスに揺られ、畳平のバスターミナルに到着。すでに観光客が大勢いた。バスターミナルの背後に見えるのは恵比須岳。#


いざ剣ヶ峰山頂へ出発。バスターミナルのすぐ脇に鶴ヶ池がある。#

歩道は砂利道でよく整備されている。左の富士見岳にも簡単に登れるが、とりあえず剣ヶ峰を目指す。#


不動岳(左)と恵比須岳(右)の間に、高山植物を楽しめる木道が見える。

歩道の先には、摩利支天岳とその上にあるコロナ観測所が見える。その向こうに剣ヶ峰への登山口がある。#

富士見岳の裾をすぎると見通しの利く場所に出る。写真中央の大雪渓には僅かに雪が残っている。まだ歩き始めてまもないが、娘がごねるのでここで最初の休憩。#

後ろに見えるのは肩の小屋。左奥には東大の宇宙線研究所もあるが、こんな場所で研究できる人がうらやましい。#

肩の小屋から本格的な登山道となり、岩がごろごろして歩きづらくなる。ジクザクに登る溶岩石の道は、那須の茶臼岳に似た雰囲気がある。#

朝日岳の中腹を登り稜線に出ると、右手に火口湖である権現池が見える。この時点でかなり疲れを感じていたが、すばらしい眺めを励みにひたすら登る。#

溶岩のガレ道を頑張って登る。空気が薄いせいか、息が切れる。娘の調子も良くないので、休みながら登る。#

剣ヶ峰山頂の小屋がやっと見えてきたが、まだまだ遠い。*

山頂手前で振り返る。いつもの山登りより楽なはずなのだが、やっとここまで来たというのが実感。

コロナ観測所が小さく見える。


最後の上りを終えて、やっと山頂に到着。オンマウスは乗鞍本宮神社。山頂は満員というほどではないが、けっこう人がいた。#

山頂で写真撮影。後ろにいる登山者は、皆が写真を撮るスポットにずっと陣どっていた。どいてとは言えないし、何か感じてほしいのだが…。#


左から大日岳、屏風岳、薬師岳。雲でその向こうはあまり見えないが、見える日はさぞかしスゴイ眺望だろう。


山頂から見た権現池。

登ってきた稜線の方角。こうして眺めると距離を感じる。#


下山開始。足は棒のようになっていたので、下りが膝にこたえる。


帰りは3時のバスを予定していたが、時間が あまりないので、少し急いで下山した。#


足元が滑るので気をつけて下る。時間がないので娘を急かすが、頭痛のためスピードがなかなか上がらない。#


肩の小屋が見えてきたが、この時点で時間はギリギリ。最後の方は、嫁が娘の手を引っ張るように歩いていた。#


畳平のバスターミナルが見えてきたと思ったら、霧が出てきてあっという間に何も見えなくなった。 山の天気は変わりやすい。結局3時の便に間に合ったが、危なかった。#

バスの中。曲がりくねった道を走るので、ほとんど寝れなかった。#

おまけの一枚。宿泊先にマッサージ器具があったので、お互いにマッサージをした。本当に疲れました。