大霧山 776.6m 5回目

 前日は終日雨で本当に晴れるかどうか不安だったが、朝起きると快晴の空が広がっていた。6時起床、朝から部活の娘を残して6時半に嫁と出発。現地には8時に着いた。今回は上りながら樹木の写真をたくさん撮った。「これは何の木だろう」と、樹皮と葉を眺めながら山を歩くのは楽しかった。いつもより随分ゆっくり登ったので、山頂付近に着く頃には徐々にハイカーの姿が増えてきた。山頂では蠅や蜂が少しうるさかったが、久しぶりに開放感のある眺めを堪能した。
 帰りの道路はツーリングのバイクや自転車が多くて気を使ったが、落合橋を過ぎてからは混むこともなくスムーズに運転できた。助手席で気持ちよさ気に居眠りを繰り返す嫁には閉口したが、久しぶりのハイクで心身ともにリフレッシュできた。ガソリンはリッター160円を越えたし、もうすぐ梅雨になるし、山は暑くて虫が多くなるしでよくない材料ばかりだが、今後も機会を逃さず山登りを楽しみたい。


登山日/天候

2008年6月1日 日曜 / 晴れ

ルート所要時間

定峰峠駐車場8:05→旧定峰峠9:20→10:15大霧山山頂11:00→旧定峰峠11:30→定峰峠駐車場12:10

難易度データ (≒)

標高差 : 157m / 累積標高差 : 470m / 歩行距離 : 6.4km / 標準歩行時間 : 3時間15分




駐車スペースは半分工事中だった。路肩の端に車を停めて出発。#

頭上をトンビが旋回。野鳥の鳴き声もよく聴こえていた。#

ミズナラ (水楢)。コナラと似ているが、鋸歯が大きく目立ち、葉柄がほとんどないことがポイント。#

リョウブ (令法)。樹皮はまだらに剥がれる。コナラよりも鋸歯が細かく葉柄と主脈が赤みを帯びる。#

クマシデ (熊四手) かな。イヌシデやチドリノキにもよく似ているが、葉の表面に毛はなかったし、対生でもなかった。#

オオモミジ (大紅葉) だろう。イロハモミジに似ているが、葉が大きいし、葉の切片も太いようだ。#

8:50 やっと獅子岩。いつもなら旧定峰峠に着いているはずだが、樹木を見ながら歩くのでなかなか進まない。#

ウワミズザクラ (上溝桜) だろう。ヤマザクラのような木も見かけた。#

樹皮と葉からはエゴノキのように見える。木肌が綺麗なのでよく目に付いた。#

音のする方向を探すと、進行方向正面にアカゲラがいた。近づく間もなく飛んで行った。#

9:20 旧定峰峠。いつもよりも30分遅いペースだった。#

クヌギかクリ。樹皮はクヌギに近い気がする。秋にはクリの実がよく落ちているのだが…。#

牧場の向うは笠山と堂平山。#

ミズキ (水木)。春に枝を折ると、水のように樹液がしたたるのが名の由来。#

カシワ (柏)。葉を見ればすぐ見分けられる。まれにコナラやミズナラと雑種をつくることがあるらしい。#

ホオノキ (朴の木)。葉が大きいのでこれも見分けやすい。樹皮が前日の雨で湿っていて、橙色っぽく見えた。#

10:15 やっと山頂に到着。随分時間がかかった。山頂には新しいベンチが2つ設置されていた。#

蠅や蜂を警戒しながら食事にした。クロアゲハが頻繁に飛び交っていた。#

南西方面。左の武甲山から和名倉山まで続く稜線。#

さらに西には両神山。#

北西方面。御荷鉾山はよく見えたが、浅間山は確認できず。榛名山は幽かに見えていた。#

北方面。粥新田峠から登谷山へと続く稜線。オンマウスは北東方面。#

開放感のある眺めを十分楽しんだ。団体ハイカーが到着すると同時に下山開始。#

ほとんど止まらなかったので下りは早かった。久しぶりに楽しいハイクであった。#