大持山 1294.1m 4回目

 久しぶりのハイクに嫁と2人で出かけた。(ちなみに娘は部活) 4時50分起床、5時20分出発。現地には7時前に着いた。デイキャンプに来たおじさんグループの軽バン2台が狭い駐車場をふさいでいたが、 車を駐車しなおしてくれた。上り始めてしばらくすると鮮やかなオレンジ色のヘビに出くわし、幸先の良いスタートと感じられたが、この日は天気がいまひとつで山頂の展望を楽しむことはできなかった。富士登山の経験からか、上りも下りも距離的には短く感じたものの、1ヵ月以上に渡る運動不足がたたって、最後は膝がガクガク震えるほど疲れてしまった。あまり休憩はとらなかったので早い時間に下山できたし帰りの道路も込んでいなかったので、15時前に帰宅することができた。


登山日/天候

2008年9月13日 土曜 / 晴れのちくもり

ルート所要時間

駐車場7:10→妻坂峠7:45→9:30尾根分岐点10:00→大持山山頂10:15→尾根分岐点10:30→妻坂峠11:35→駐車場12:10

難易度データ (≒)

標高差 : 752m / 累積標高差 : 775m / 歩行距離 : 7.2km / 標準歩行時間 : 3時間45分




登山口付近でデイキャンプをするおじさんグループに出くわした。車をきちんと端に停めて出発。#

運動不足でスタートから体が重かった。山道は日陰になっていて、ずっと涼しかった。#

嫁が登山道の真ん中にいる鮮やかな橙色のヘビに気づいた。ゆっくり近づいて写真を撮った。#

日本に生息するヘビの中ではヒバカリに一番似ているが、どうも違う気がする…。#

妻坂峠を過ぎるとキツイ上りが続く。カケスやコゲラなどの声がするので、野鳥を探しながら上った。#

クマシデ(熊四手)。カバノキ科クマシデ属の高木。
樹皮はイボ状の皮目を持ち、葉は側脈が多い。葉が一回り小さく側脈の間にうぶ毛がはえるイヌシデも見かけた。#

ハクウンボク(白雲木)。エゴノキ科エゴノキ属の高木。
葉の先半分に不規則な鋸歯があり、径は20cmにもなる。大きな葉の下に小さな葉が2枚つくことが多い。葉柄が冬芽を包み込む葉柄内芽で、樹皮は平滑。#

長い上りが終わる頃にはかなりの疲労を感じていた。その上、スズメバチが時々現れるし、ハエはしつこくつきまとうしで、つい愚痴が多くなってしまった。#

嫁が小さいカエルを目ざとく見つけた。ニホンアカガエルの子供かな。#

比較的平坦な道を過ぎると最後の上りとなる。疲れてはいたものの、距離的には短く感じた。#

見晴らしの良い分岐点に到着。ここで食事にすることにした。#

青空ものぞいていたが、この日は雲が多くて遠くはほとんど見えなかった。#

ツバメのような飛び方をするアオバトを目撃。カップラーメンとおにぎりを食べてのんびりしてから山頂へ向かった。#

ウラジロノキ(裏白木)。バラ科ナナカマド属の高木。
山切りの重鋸歯で裏に毛が密生して白く見える。樹皮は平滑でひし形の皮目が点在するが、次第に縦に連なり老木では浅く裂ける。#

ブナ。ブナ科ブナ属の高木。
葉は波状の鋸歯があり、樹皮は白くて滑らか。地衣類がまだらにつく。山頂付近で見かけた。#

ウリハダカエデ(瓜膚楓)。カエデ科カエデ属の高木。
樹皮は緑色に黒の縞模様。成長するにつれひし形の皮目ができる。葉は対生の鋸歯縁。カエデにしては鋸歯の切れ込みが浅い。山頂付近で多く見かけた。#

ナツツバキ(夏椿)。ツバキ科ナツツバキ属の高木。
樹皮はまだら模様でリョウブに似るが、葉で見分けがつく。葉は鋸歯が低く、葉脈がくぼんでよく目立つ。リョウブは頻繁に見かけたが、本種はあまり見かけなかった。#

山頂は分岐点から15分。樹木を眺めながら歩いたが、ミズナラ、ホオノキ、スギ、チドリノキ、カエデ類やサクラ類なども見かけた。#

山頂で写真だけ撮って、すぐ下山を開始した。上りでは一人のハイカーとも会わなかったが、帰りの長い下りで数人とすれちがった。#

ヒトツバカエデ(一葉楓)。カエデ科カエデ属の高木。
葉は対生の鋸歯縁。カエデ属に特有の深い切れ込みはなくハート型をしている。別名マルバカエデ。#

今回嫁は膝のサポーターを忘れてきたのに、まったく問題なかったらしい。後ろ向きで下ると楽だったりする。#

妻坂峠を過ぎる頃には膝はガクガク。駐車場に戻るとおじさんグループが火を炊いて焼きそばを作っていた。疲れたが、よい運動になった。#