竜ヶ岳 1485m

 3時半起床、4時40分出発。現地には7時過ぎに到着したが、この日はワールドメイト(宗教団体)のイベントが近くであったため、本栖湖は予想以上に人と車が多かった。無料駐車場から溢れた信者たちの車がキャンプ場周辺に適当に停めてあったので、便乗して空いている場所に車を停めた。
 早朝は逆光ぎみで富士の山容が影のようにしか見えなかったが、日が高くなるにつれて山肌の陰影が浮かび上がり、下山する頃には堂々とした富士の姿を拝むことができた。広々とした山頂からは南アルプスの山々も眺望できたし、大満足のハイクとなった。
 紅葉にはまだ少し早いので道路もそう混むことはなく、帰りは3時間半のドライブですんだ。今回は見事な富士を見ることができたので、次回は雪化粧した富士山を見に行きたいと思う。


登山日/天候

2006年10月15日 日曜 / 快晴

ルート所要時間

無料駐車場7:35→登山口7:50→展望台9:00→9:50竜ヶ岳山頂11:15→展望台12:00→登山口13:00→無料駐車場13:15

難易度データ (≒)

標高差 : 580m / 累積標高差 : 635m / 歩行距離 : 7.4km / 標準歩行時間 : 4時間30分




高速に乗ったとたんお腹の調子が悪くなり、すぐにPAへ。途中で見えた見事な富士に期待が高まる。#

本栖湖に到着。湖畔からは竜ヶ岳が見えた。イベントへ向かう集団から逃れるように、車をキャンプ場の奥へ。#

キャンプ場の空いた場所に車を停めて出発。登山口を探して竜ヶ岳方面に歩いていると標識が出てきた。#

登山口からはジクザクの上りとなる。そんなにきつくはないが、上りが続くのでふくらはぎが張ってくる。#

途中、雑木の間から本栖湖が見えた。空が騒がしいと思ったら、カラスの群れだった。#

ベンチが一つある最初のピークに到着。ここでやっと富士山が見えた。短い休憩をとって再出発。#

しばらく下りが続き、雑木から笹原となる。山道脇には色んな花が咲いていた。写真はリンドウ。#

笹原に入ると視界が開けて、山頂まで南東に富士を望みながらの上りが続く。#

展望台の手前までくると、西に竜ヶ岳が見えてくる。上空をタカ(?)が悠然と飛んでいった。#

展望台に到着。三体の石仏が安置された囲いの脇を通って、目の前の竜ヶ岳山頂へ向かう。#

ジクザクに上りが延々と続くが、すがすがしい青空のもと、眺めも良いので気持ちよく歩けた。#

展望台が下に見えた。下から見るより距離を感じるので、上った実感がわいてくる。#

長かったつづら折りが終わると緩やかな上りとなる。すぐ山頂かと思ったが、ここからがけっこう長かった。#

途中に湖畔への分岐がある。本栖湖の向こうには、うっすらと八ヶ岳が見えた。#

湖畔への分岐から10分ほどで山頂に到着。テーブルベンチの一つに陣取り、食事にした。#

広々とした山頂は開放感抜群。南東には富士山、南西には雨ヶ岳と毛無山(オンマウス)。#

早朝は逆光気味だったが、日が高くなるにつれて鮮明に富士が見えてきた。#

山頂付近の僅かな雪もよく見えた。何度見ても惚れ惚れする名峰である。#

西から北西の南アルプス。左から布引山、笊ヶ岳、聖岳、中央に赤石岳、その右に荒川三山(悪沢岳)。#

さらに左から蝙蝠岳、塩見岳、中央付近に農鳥岳、間ノ岳、北岳、右にはアサヨ峰と鳳凰三山。#

赤石岳。オンマウスは荒川三山。#

左から農鳥岳、間ノ岳、北岳。オンマウスはアサヨ峰と鳳凰三山。#

久々に出た。富士をバックに歓喜の舞。#

下りる前に記念撮影。嫁が構図のイマイチな写真ばかり撮るので何度も撮り直し。デジカメでよかった。#

下山開始直後の北東の眺め。左に三方分山、中央には王岳、その右奥は節刀ヶ岳。南東にはでっかい富士。#

素晴らしい眺めを楽しみながら下りる。富士山と一緒に歩いているような感覚を覚えた。#

富士の麓は広大な青木ヶ原樹海。景色を楽しんでいるうちに、展望台が近づいてきた。#

展望台に到着。富士を眺めながらお弁当を食べている人たちがいた。朝よりも富士がはっきりと見える。#

展望台で一休みしてさらに下る。#

右の足和田山の奥には三ツ峠山もうっすら見えた。富士山から巻雲が放射状に伸びていた。#

富士が見えなくなる前にもう一枚。今回は雲ひとつかからない富士山を十二分に堪能した。ありがたや。#

後半の下りは長く感じられたが、充実の一日であった。#