那須岳

三本槍岳 (撤退) 1916.9m

 連休初日、思い切って三本槍岳にチャレンジすることにした。避難小屋のある峰の茶屋付近は、強風の通り道として有名であり、前線通過時は人が吹き飛ばされるとガイドブックに書いてあったが、まさにその強風に 吹かれまくり、峰の茶屋目前で引き返すこととなった。霞がかっていて展望も期待できそうもないことから、登山は取り止め、 翌日の予定と入れ替えることにした。台風の時でも経験したことのない強風に、山の恐ろしさを思い知らされました。


登山日/天候

2005年4月29日 金曜 / 晴れのち曇り

ルート所要時間

峠の茶屋7:15→峰の茶屋(手前)8:30→峠の茶屋9:25




峠の茶屋前にある無料駐車場に車を停めて出発。前方に見える朝日岳が大きい。#

登山情報で積雪があるのは知っていたが、風の強さが最初から気にかかっていた。#

正面に剣ヶ峰、左には茶臼岳(オンマウス)。進むにつれ吹き抜ける風の音が大きくなっていく。まさに暴風。#

右手には岩峰の朝日岳が大きい。簡単な鎖場だが、とにかく風が強いので慎重に歩く。#

避難小屋がある峰の茶屋が見える。早朝にもかかわらず、けっこう登山者の姿が多かった。あまりの強風に、この時点で三本槍岳は諦めていた。#

強風のためか、剣ヶ峰のトラバース・ポイント前で、引き返すパーティがほとんどだった。1人の登山者が慎重に足場を固めながら進んでいったが、結局引き返していた。#

とりあえず、峰の茶屋までは行きたかったのだが、立っていられないほど風が凄まじく、飛んできた砂塵が顔にあたって痛い。

峰の小屋から引き返してくる登山者が多く、娘の泣きが入ったこともあって、我が家も早々に撤退を決めた。#

前線がきたら人が吹っ飛ばされると言うが、間違いなく吹っ飛ばされます。風が止んだ時に進むという状態だった。#

撤退することになり、さっきまで泣いていた娘に元気が出てきた。どんどん引き返していく。#

峠の茶屋が近くなっても、まだかなり強い風が吹いていた。計画通りいかなかったが、今回は貴重な体験をした。#

茶臼岳にこのまま登ることも考えたが、今日は登山を取りやめ、予定を変更することにした。#

          那須どうぶつ王国他 番外編