蕎麦粒山 1472.9m

 4時起床、5時出発。2時間弱で現地に着いた。4月16日に通行止が解除された広河原逆川林道は、狭くて屈曲が激しいため、有間峠までとても長く感じた。山頂は狭くて眺めも雑林に阻まれていたが、鉄塔や日向沢ノ峰南峰からの眺めは素晴らしかった。遠くは霞んでいたものの、富士山の姿を何とか見ることが出来たのは幸いだった。行きは長い登りがいくつかあったが、帰りは楽に感じた。今回も膝に違和感はなく、下りにも不安を感じることはなかった。
 帰りの林道沿いは渓流釣りやキャンプで路駐している車が非常に多く、峠越えのバイクや自転車の姿もあり、行き以上に運転に神経を使った。さわらびの湯に寄るつもりだったが、娘が少し咳をしていたので取りやめ。有間ダムは車で一杯、秩父方面へ向かう道路も混雑していたが、3時半には帰宅できた。


登山日/天候

2006年5月4日 木曜 / 晴れ

ルート所要時間

有間峠7:00→第三登山口7:20→鉄塔7:35→日向沢ノ峰中央峰8:00→9:10蕎麦粒山山頂10:10→日向沢ノ峰中央峰10:50→11:00日向沢ノ峰南峰11:20→日向沢ノ峰中央峰11:25→11:45鉄塔11:55→第三登山口12:05→有間峠12:25

難易度データ (≒)

標高差 : 329m / 累積標高差 : 540m / 歩行距離 : 6.5km / 標準歩行時間 : 3時間30分




峠には既に2台の車が止まっており、無線で話す男性がいた。いきなり間近にタカ(?)が現れビックリした。#

登山口までしばらく林道歩きが続く。ところどころ落石や倒壊があるためか、車は通行止になっていた。#

前方にこれから向かう鉄塔の姿が見えてきた。ウグイスの鳴き声が間近に聞こえるが姿は見えない。#

右手の山稜が近づいた地点に第三登山口がある。ここから登山道へ。#

急な木段を登っていくと見晴らしのきく鉄塔に出る。少し休んでそのまま進んだ。#

鉄塔を過ぎたところに綺麗なヤマツツジが咲いていた。#

ちょっと怖い渡し板を過ぎて、さらに尾根道を登る。#

しばらく行くと都県境尾根の日向沢ノ峰中央峰に出る。団体ハイカーが休憩していた。#

都県境の尾根道は、なだらかな起伏の続く防火帯となっている。鳥の姿を探しながら歩くのでなかなか進まない。#

明るくて気持のよい尾根歩きが続く。雑木林の間からは富士山が見えた。#

前方に蕎麦粒山の山頂を見ながら小ピークを急下降し、それから登り返す。#

山頂手前の上りは少々きつい。息が切れた。#

ハイカーでにぎわう山頂に到着。岩塊の散在する山頂は木々に囲まれて思いのほか展望がなかった。#

ひっきりなしにしゃべるオバさんハイカーの声を聞きながら、かなり早い昼食にした。#

登ってきた南東方面だけが開けていたが、遠くは霞んでいた。オンマウスは川苔山。#

他のハイカーがいなくなってから記念撮影。とつぜん山頂が静かになった。#

帰りは川苔山を前方に見ながら急下降して登り返す。#

日向沢ノ峰中央峰からそのまま防火帯を歩いて南峰へ向かった。#

10分ほどですぐ露岩の南峰に到着。西から南にかけて、素晴らしい展望が広がっていた。#

西北西の方角にはいま登ってきた蕎麦粒山が見えた。山頂の人影も見えた。#

南方面。三頭山の向こうに薄っすら白く富士山が見えていた。残念ながら写真ではほとんど分からない。#

西には雲取山がよく見えた。#

眺めを十分楽しんでから、来た道を引き返した。#

下りが続くので鉄塔まではすぐだった。鉄塔からの眺めは、霞がとれて朝より遠望がきいていた。#

北方面。左は大持山(オンマウス)で、右は有間山と蕨山。右端には伊豆ヶ岳もうっすら見える。#

東方面。左端に名栗湖、中央には棒ノ嶺、黒山、岩茸石山、惣岳山と続く稜線。オンマウスは南に見えた川苔山。#

日向沢ノ峰中央峰から下りが続いたが、今回も膝に何の違和感も生じなかった。完全復活かも。#

林道横の稜線には山桜がまだ咲いていた。#

有間峠に到着。路肩は車で一杯だった。峠からは西の展望がよい。朝よりもよく見えていた。#

有間峠から見た名栗湖。オンマウスは霞んでいた朝の名栗湖。ちなみに帰るときもタカ(?)を見た。#