谷川岳 (トマの耳) 1963.2m

 早朝3時に起きて、さまざまな天気予報サイトを見ながら行くかどうかを検討した。北陸地方の天気が悪いことが気に掛かり、いったん止めることにしたのだが、晴れのち曇りの予報を信じて結局行くことにした。 ところが、山はずっと雨。前日の台風の影響もあってか足元がゆるく、悪条件での登山となった。期待の絶景もまったく見られず残念だったが、装備面等、いろんな意味でよい学習機会になった。 なんとしても晴れの日にもう一度登りたい。


登山日/天候

2004年10月10日 日曜 / くもり雨

ルート所要時間

谷川岳ベースプラザ-(ロープウェイ+リフト)→天神峠→熊穴沢ノ頭避難小屋→肩の小屋→トマの耳(薬師岳)→肩の小屋→熊穴沢ノ頭避難小屋 →天神峠-(ロープウェイ+リフト)→谷川岳ベースプラザ

難易度データ (≒)

標高差 : 653m / 累積標高差 : 695m / 歩行距離 : 6.0km / 標準歩行時間 : 3時間50分




7時頃、谷川岳ベースプラザに到着。有料駐車場は500円。ベースプラザから100mほど行くとロープウェイ乗り場がある。 #

ロープウェイは往復で大人1900円、子供950円。ロープウェイを降りると雨が酷くてびっくり。さらにリフトに乗って天神峠まで行き、そこから登山開始。#

ほとんどの登山客はきちんとしたレイン・スーツを着ていたが、我が家の装備は雨ガッパのみ。これは大きな 反省材料になりました。#

山道から見られる紅葉が綺麗でした。悪条件の中で唯一の慰みとなった。#

熊穴沢ノ頭避難小屋までは、歩きやすい道が続く。水溜りが気になるくらいだった。#

熊穴沢ノ頭避難小屋を過ぎると何箇所か鎖場があり、道が険しくなる。#

ぞくぞくと登山客がのぼっていく。 「寒い」、「帰りたい」を連発する娘をなだめながら先に進む。#

途中で雨は霧に変わったが、濃霧で周りは真っ白という状態が続いた。#

先にいく娘がかなり飛ばすので、ちょっと驚かされた。精神面はまだまだだが、体力はかなりついてきたようだ。#

肩の小屋までもう少しのところ。とにかく霧がスゴかった。風も強くなり、汗が冷えてかなり寒かった。#

肩の小屋で温かいコーヒーを飲んだ。おにぎりも食べて、心身ともに蘇りました。

肩の小屋を出て山頂へ向かう。ちょっと登ると小屋は見えなくなった。 肩の小屋からトマの耳はすぐです。#

周りは相変わらす真っ白で何も見えない。晴れていたら素晴らしい眺めなのだろうと思いつつ、 最後の登りを歩く。#

トマの耳に到着。何も見えないが、せっかくなので記念撮影。ツアーで来ている方も多く、 皆さん残念そうでした。#

雨にもかかわらず、山頂は満員。やはり人気がある。高速から近いし、百名山の中では 比較的簡単に登れるルートがあるからだろう。#

写真を撮ったら、即下山開始。肩の小屋でカップラーメンを食べたいという娘の要求をしりぞけ、霧の中をひたすら下る。#

行きの登りよりも、帰りの降りが大変だった。雨で石がすべるので、慎重に進む。#

熊穴沢ノ頭避難小屋で休憩。中では老夫婦と家族連れが食事をしていた。#

避難小屋からは、歩きやすい道が続くのでペースアップした。慣れたせいか、 帰りは雨がそう気にならなかった。#

行きは文句の多かった娘だが、帰りは頑張った。あまり休憩を取らなかったが、 疲れた様子は見られなかった。#

帰りは水溜りがさらに拡大。山道は泥水でぐちょぐちょなので、なんとか歩ける 道の端っこを行く。#

霧の向こうにやっとリフト乗り場が見えてきた。やっと着いたと一安心。精神的に疲れる登山でした。#

あたり一面、霧の海。リフトからは幻想的な木立の影が現れては消えた。#

ロープウェイは8人乗りだが、帰りはわが家で貸切状態。下へ行くにつれ、霧が晴れ見通しがよくなった。今度は晴天の日に登るぞ!#