2010年5月1日 土曜日

瑞牆山

2,230.2 m



 2時起床、2時20分出発。連休で高速は混んでいたが、渋滞するほどではなく、予定通り3時間弱で瑞牆山荘に到着した。早い時間に出発するハイカーは金峰山へ向かう人が多いので、山頂まで静かな山歩きを楽しめた。積雪はあまりなかったが、残り10分のところから道がアイスバーンとなり最後に軽アイゼンを装着した。
 山頂は南側がすっぱりと切れ落ちた岩峰になっており、富士山、南アルプス、八ヶ岳と続く大パノラマが広がっていた。雄大な眺めを楽しみながら昼食を取り、山頂で1時間以上のんびり過ごした。時間とともに登ってくるハイカーが増え始めたが、山頂の岩峰に上がった瞬間、皆一様に感嘆の声を上げていた。山頂で過ごした時間があまりに気持ちよく、連休登山はこの山だけでも十分と思えるくらい満足度は高かった。
 下山後、靴だけ履き替えて丘の公園オートキャンプ場へ向かった。時間は十分あったので、テント設営やバーベキューの準備も余裕を持ってすることができた。


単純標高差 : 720 m
累積標高差 : 770 m
コース往復距離 : 6 km
標準コースタイム : 4 時間 30 分


総歩行時間 : 5 時間 35 分
総行動時間 : 7 時間 5 分

瑞牆山荘 5:45 → 富士見平小屋 6:35 → 天鳥沢 7:00 → 8:50 瑞牆山山頂 10:10 → 天鳥沢 11:25 → 富士見平小屋 11:55 → 12:25 林道の展望ポイント 12:35 → 瑞牆山荘12:50




23号から610号へ乗り換えて行くと、黒森鉱泉側から瑞牆山が見えてきた。5:10 瑞牆山荘到着。#


ゆっくり身支度を整えてから出発。シラカバなどが生い茂る斜面を上って行く。#


20分ほど歩くと林道に出る。林道を分けてさらに登山道を上って行く。#


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しばらくすると、樹林帯の間から瑞牆山の独特な山容が見えてきた。#


50分で富士見小屋に到着。この日は朝から快晴で、小屋の前から富士山がくっきり見えた。#


富士見小屋の西側から瑞牆山へ向かう。木の間から瑞牆山を見ながら歩く。#


ゆるやかに下って行くと、徐々に瑞牆山の岩峰が近づいてくる。#


小川山方面との分岐を過ぎると、天鳥沢までは急な下り。出発から1時間15分で天鳥沢に到着。#


沢を渡って少し行くと、「桃太郎岩」と呼ばれる大岩が現れた。不思議なくらい見事に割れていた。#


桃太郎岩を過ぎると険しい上りが始まる。クサリの付けられたナメ滝の脇を登る。#


積雪はほとんどなかったが、下りてきたハイカーに聞くと、最後はアイゼンが必要だと教えてくれた。#


途中、樹林の切れ間から金峰山と富士山が見えた。金峰山の山頂付近は真っ白だった。#


ゴツゴツした急坂を上っていくと、頭上に大ヤスリ岩が現れる。その基部から頂上直下の岩壁へ向かう。#


残り10分の標札付近で登山道は完全なアイスバーンとなっていた。アイゼンを装着して進んだ。#


ガチガチに凍った北側の斜面を慎重に上って山頂へ。娘が見事にこけたが、怪我はなかった。#


8:50 出発から約3時間で誰もいない山頂に到着。まずは三脚を使って北西方面に見えた八ヶ岳を背景に記念撮影。(パノラマ写真)#


南西には大きく南アルプス。左から上河内岳、聖岳、赤石岳、悪沢岳、荒川岳、蝙蝠岳、農鳥岳、西農鳥岳、間ノ岳、北岳、小太郎岳と続く。#


さらにアサヨ峰、仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、鋸岳、右奥に南駒ケ岳、空木岳、熊沢岳と続く。#


最初は雲がかかっていた木曽駒ケ岳も時間とともに見えてきた。オンマウスは幽かに見えた御嶽山。#


八ヶ岳の右に蓼科山。右には、北アルプスの真っ白な山容が幽かに見えた。鹿島槍ヶ岳と五龍岳かな? #


北側のずっと向こうには浅間山も見えていた。浅間山の右隣は本白根山と思われる。#


南方面には富士山がくっきり見えてきた。南側が切れ落ちた断崖絶壁で写真をたくさん撮った。#


山頂から見た大ヤスリ岩と瑞牆山の岩峰。#


山頂東側で昼食にした。向こうに見えるのは金峰山。その左、北東には小川山が近かった。#


とにかく眺めがよくて気持ちがよい。徐々にハイカーが増える中、何枚も写真を撮った。#


山頂に着いてから1時間20分、存分に瑞牆山の大パノラマを楽しんだ。#


名残惜しい気もしたが、テント設営もあるので、10:10 アイゼンを履いて下山を開始した。


ガチガチのアイスバーンで、下りは大変だった。娘がまたこけたが問題なし。#


北側の斜面が終わるとアイゼンを外して、岩の急斜面をひたすら下りた。#


桃太郎岩の階段まで来ると、行きでは気づかなかった杖が目に付いた。#


天鳥沢から小川山の分岐までは上り返しがしばらく続く。そこを過ぎると富士見小屋まではすぐだった。#


瑞牆山の展望ポイントに寄るため、帰りは林道をまわった。歩きやすいゆるやかな道が続く。#


樹林の切れ間がなくて、展望ポイントが見当たらないと思っていたら、しっかりありました。#


林道から再び登山道に入ると、瑞牆山荘までは10分ほど。瑞牆山は素晴らしい展望の山でした。#




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