2010年6月12日 土曜日

太郎山

2367.5 m



 3時起床、3時半出発。6時前に現地到着。狭い裏男体林道から砂利道へ入り、林道出合の堰堤付近に車を停めた。花畑までは男体山のように延々と上りが続くが、岩や木の根がむき出しになったワイルドな山道が続くので、なかなか面白かった。新薙の大岩付近から薙を直登しているハイカーを前方に見かけ、引っ張られる形でルートを間違えてしまった。当然踏み跡はないし、浮石だらけだったので、薙の上りはかなり危険だった。登り切ったところでルートの間違いに気づき、そこから道なき道を下って花畑に出た。10分ほどのロスに過ぎなかったが、心身共にどっと疲れを感じた。それ以外は問題なく、太郎山と小太郎山の山頂から日光山系の雄大な眺めを楽しんだ。
 帰りの裏男体林道で対向車とかち合い、退避スペースまでバックするなど、林道が終わるまでは大変だったが、高速で渋滞することもなく、2時間ちょっとの運転で帰宅できた。途中でガス欠寸前になったり、便意をもようしたりと色んな意味でギリギリだったが、今回も日光山系のハイクを存分に楽しんだ。


単純標高差 : 718 m
累積標高差 : 780 m
コース往復距離 : 6 km
標準コースタイム : 4 時間 45 分


総歩行時間 : 4 時間 20 分
総行動時間 : 5 時間 30 分

林道出合 6:05 → 新薙の大岩 7:45 → (ルート間違い) → 花畑 8:05 → 8:25 太郎山 8:45 → 9:05 小太郎山 9:55 → 太郎山 10:15 → 花畑 10:25 → 新薙の大岩 10:30 → 林道出合 11:35




林道出合の駐車スペースには、先客の車が1台とテントで寝ているハイカーがいた。#


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上り始めてしばらくすると、大ぶりのシャクナゲが群生していた。#


樹林帯の切れ間から太郎山が見えた。予想以上の晴天に気分良く歩くことが出来た。#


岩や木の根で足場の悪い急坂を延々上って行く。気は抜けないが何だか楽しい。#


樹林の切れ間から、男体山と大真名子山・小真名子山が大きく見えた。#


にぎやかな野鳥のさえずりを聞きながら、ぐんぐん高度を稼いで行く。#


むき出しの露岩を登る。ところどころロープの張られた場所もあった。#


新薙の大岩に到着。トラバースすべきところを、先行するハイカー夫婦の後を追ってしまった。#


浮石だらけの急なガレ場を慎重に上る。踏み跡が見当たらないので、おかしいとは感じていたのだが…。#


何とか登り切ったが、ルートはどこにもない。引き返すこともままならず、道なき道をしばし彷徨った。#


幸い下に「花畑」と呼ばれる火口原が見えたので、そこまで険しい樹林帯を下った。#


花畑に出て、やっと本来のルートに戻ることができたが、心身ともにかなり疲弊してしまった。#


花畑から山頂まではもうひと上り。山頂でルートを間違えた老夫婦と「大変でしたね」と談笑した。#


背景は、女峰山、小真名子山、大真名子山と続く南東の山並。ツバメがビュンビュン飛んでいた。#


西には先週登った日光白根山がよく見えた。早い時間帯にもかかわらず、登ってくるハイカーは多かった。#


写真を撮ってしばらく休んでから、小太郎山へ向かった。(パノラマ写真)#


南に日光連山を眺めながら小太郎山へ続く尾根道を歩く。樹林帯を上り下りしながら進んだ。#


樹林帯の切れ間iに見えた花畑。尾根にはまだ雪が残っている場所もあった。#


いったん下って上り返す。しんどそうに見えたが、見た目ほど大変ではなかった。#


眺めのよいヤセ尾根を歩く。危険を感じるほどではなかったが、左右は切れている。#


太郎山から20分で小太郎山に到着。簡易な山頂標の向こうは太郎山。羽虫がけっこういた。#


意外と山頂は広かったので、ここで食事にした。静かな山頂で、奥日光の眺めを楽しんだ。#


東から南には、女峰山、小真名子山、大真名子山、男体山と日光山系の見事な山並が続く。南西から西には戦場ヶ原と日光白根山。白根山の左には錫ヶ岳、右は五色山、金精山、温泉ヶ岳、根名草山と続く。白根山の右手前の低山は三岳、さらに右手前が山王帽子岳。(パノラマ写真)#


東側の女峰山をよく見ると、手前に帝釈山が重なっているのが分かる。#


北西には燧ケ岳が幽かに見えた。50分間のんびりしてから再び太郎山へ。#


軽いアップダウンを繰り返しながら尾根道を進む。#


20分で太郎山の分岐に到着。山頂には寄らずにそのまま下山した。#


東から南の山並を眺めながら下る。#


花畑手前の樹林帯には雪がけっこう残っていた。山頂から花畑までは約10分。#


花畑から5分ほどで新薙のガレ場へ出るが、今度は正しいルートを進んだ。#


新薙の大岩に到着。踏み跡がしっかりあるので、間違えるようなルートではなかった。#


男体山を正面に見ながら急坂を下る。東から南にかけて厚い層雲が広がり始めていた。#


延々と急坂が続く。休みなくどんどん下った。#


下りは団体を含めた多くのハイカーとすれ違った。今回も余力を残して下り切った。#


太郎山山頂から70分で林道出合に到着。団体ハイカーの送迎バスや路駐の車が多数停まっていた。#




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