2021/10/24 編笠山・西岳 周遊登山

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今回の登山について

間違いなく天気がよさそうなので、久しぶりに八ヶ岳へ遠出することにした。観音平を基点に編笠山と権現岳を周遊することも考えたが、前回の登山から3週間も空いてしまったので、無理はせずに富士見高原を基点に編笠山と西岳を周遊することにした。

ある程度の人出を予想していたが、山頂と青年小屋以外は静かな山歩きが続いた。標高によっては綺麗な紅葉が見られると思っていたが、期待していたほどではなかった。紅葉する前に落ちてしまった葉が多いように見えた。

編笠山も西岳も山頂からの展望は抜群で、よく遠望がきいた。この時期は風が吹くと厳しい寒さとなるが、どちらの山頂もほとんど風のない静穏状態で、寒さを感じることはなかった。

新型コロナの感染者数が減少していることもあってか、マスクをした人はほとんどいなかった。我々も2回目のワクチン接種が済んでいるので、用意はしていたものの、登山中にマスクをすることはなかった。

帰りは大月ICから小仏トンネルまで渋滞が続き、帰宅は20時過ぎとなった。寝不足と登山の疲れから何度も睡魔が襲ってきて、とにかく運転がつらかった。週末の中央道は大渋滞のイメージがある。何とかならないものか。

富士見高原から編笠山まで

5:35 夜明け前に出発。ゲートの先は未舗装路となり、その後は道標に従って進んだ。
林道を何度か横切り、6:10 五叉路分岐で編笠山・盃流し (さかずきながし) 方面へ。
6:20 工事現場を過ぎて、盃流し付近を通過。2018年の土石流で、平安時代からの景勝地が見る影もなくなった。
2015年の登山時に撮影した盃流し付近の様子。写真の一枚岩は土石流で完全に埋もれてしまったようだ。
コース上には、標高と山頂までの時間を表示した看板が、所々に設置されていた。
6:55 臼久保岩小屋と呼ばれる岩屋を通過。修験者やまたぎが使っていたと云われる。
標高2,000m前後から傾斜が増して、標高2,300mを越えると大きな岩ゴロが出てきた。
9時をまわって、やっと樹林帯から山頂直下のゴーロ帯に出た。ここまで来ると背後は大パノラマ。
大岩のゴーロ帯をひたすら上る。ペンキで矢印がある付近を適当に進む。

編笠山から西岳まで

9:45 編笠山に到着。富士山がよく見えた。登山者はまばらだったが、時間とともに数が増えた。
北東側には八ヶ岳の峰々が並ぶ。左奥から天狗岳、阿弥陀岳、横岳、赤岳、ギボシ、権現岳、三ッ頭。
南方面には南アルプスの山々。
北西側に見えた西岳。その向こうには霧ヶ峰と美ヶ原がならび、さらに北アルプスの山々がずらりと並ぶ。右端は蓼科山。
10:30 ギボシの麓に見える青年小屋へ向かう。樹林帯の下りは積雪と凍結で滑りやすかった。
樹林帯を抜けると大岩のゴーロ帯となる。ペンキ矢印付近の歩きやすい岩を探して下る。
11:10 青年小屋に到着。
青年小屋のテント場を通って西岳へ向かう。
西岳へ向こう樹林帯には積雪箇所もあったが、アイゼンを必要とする所はなかった。
西岳手前の坂を上る。

西岳から富士見高原まで

12:10 西岳に到着。山頂は東から南側が開けている。
岩の上にカメラを置いてタイマー撮影。背後は編笠山と富士山。
西岳でゆっくり休んで、13:00 下山開始。
最初は急な下りが続く。斜面を覆う苔の絨毯が見事だった。
そのうち傾斜がゆるくなり、紅葉もちらほら見られるようになった。
ゆるやかな下りを延々と進み、14:20 不動清水を通過。
林道を数回横切り、道標に従って進む。
14:55 富士見高原の駐車場に到着。天気と展望に恵まれて、素晴らしい山行になった。

※ 編笠山・西岳登山の詳細はこちら → https://mt.ubo-do.com/mt-report/ami-nishi.html

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