ヤモリ 家守

2024年5月 埼玉県入間市

基本データ&特徴

  • ヤモリ科ヤモリ属 / 体長10~14cm / 外来種 / 東北南部以南の本州~九州
  • ユーラシア大陸からの外来種で、定着時期は平安時代以降と考えられている。
  • 屋久島に生息する「ヤクヤモリ」や、四国の「タワヤモリ」など、日本固有種も存在する。
  • 民家の周辺に生息し、原生林にはいない。
  • 夜行性で昼間は壁の隙間などで休んでいる。
  • 雑食性で主に灯火に集まる昆虫などを捕食する。
  • 天敵から逃げるために自切 (尻尾切り) をする場合がある。
  • 産卵期は5~9月で、複数回にわけて2個ずつ卵を産む。
  • 卵は1カ月半から2カ月で孵化する。
  • 寿命は5年~10年。

ヤモリには吸盤も粘液もないのに、壁に張りつくことができるが、これは足の裏にある「趾下薄板(しかはくばん)」と呼ばれる器官がヤモリの体を支えているからである。
趾下薄板には超微細な剛毛が生えており、それらの毛の先端には0.2~0.5ミクロンの極小の突起がついる。この突起ひとつひとつから「ファンデルワールス力」という分子と分子が引きつけ合う力が発生して、壁や窓ガラスなどにくっついていられる。

名前の由来

  • 人家周辺の害虫を捕食することから家を守る「家守 (やもり)」と呼ばれるようになった。

ヤモリの写真

2024年5月 埼玉県入間市
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