どうしてもミラーレス一眼が欲しくなった
これまではCanonの「powershot G7X mark2」で様々な写真や動画を撮ってきて、G7Xの画質で満足していたのだが、最近になって考えが変わってきた。
きっかけはテレビで「とよの山遊び」というYouTubeチャンネルを見るようになったことだ。
素人目でも分かるクオリティーの高さから最初は映像関係者が作っていると思っていたが、撮影も編集もすべてアマチュアであるとよさんが趣味の範囲でやっていると知り、驚きと共に、自分ももっとよい画質で登山記録を残したいと思うようになったのだ。
G7Xを超える画質となると必然的にミラーレス一眼や一眼レフカメラということになるが、一眼レフはお金がかかるので、絶対に手は出さないと決めていたわけで、この数カ月間は、自問自答を繰り返して随分考えた。
正直なところ、カメラとレンズの候補については早い段階から目星がついていて、なかなか購入の踏ん切りがつかなかったのは、周辺機器も含めた多額の出費に見合う価値が、本当にあるのかどうか? という疑念があったからだ。
身分や地位といった類に頓着しない自分だが、何だか分不相応に高い買い物であり、贅沢をし過ぎてバチが当たるような気すらしてきて、妻に購入の許可をもらった後も、自分としては珍しいほど決断のつかない中途半端な心持ちが続いた。
しかしそうした疑念や迷いも、買ったモノの価値はそれをどう利用するかによって決まると、至極当然のことに思い至って綺麗に消えた。例によって私の無意識が、自己正当化の糸口を見つけてしまった。
さらに、ちょうどよいタイミングでSONYから新しいAPS-Cカメラが発売されると知って、これはもう買うしかないと思うようになった。
結局、ミラーレス一眼を買うことにしたが、どうしても欲しかったということに尽きるのだろう。
SONY α6700 を選んだ理由
α6700は、先月の7/28にSONYから発売されたばかりのAPS-Cサイズのセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラだが、すでにさまざまなレビューが出ているので、性能や特徴の詳細についてはそちらを参照してもらうとして、ここでは私が選んだ理由だけ簡単に記しておこうと思う。
① 軽量小型であること。( バッテリー・SDカード含めた重さ493g / 幅122mm×高さ69mm×奥行75.1mm )
登山時に携帯するので、カメラもレンズも軽量小型であればあるほどよい。画質のよいフルサイズではなく、APS-Cカメラを選んだのも、軽量小型である点が大きい。(もちろん費用を抑えられることもある)
② 被写体認識とリアルタイムトラッキングを組み合わせたオートフォーカスが秀逸であること。
登山で見かけた花や生き物をスナップ的に撮りたい私にとって、AF機能の優劣はもっとも気になる点であり、多くのレビューや記事で触れられていたAF機能に対するの高い評価は、α6700を選ぶ決め手となった。
③ SONYの先端技術がてんこ盛りの最新機種であること。
動画も静止画も強く、フルサイズ機に採用されている先端技術がてんこ盛りで入っている出たばかりの新製品であることは、これから一眼を始める私にとって、とても魅力的に映った。
旧製品や他社製品とどれほどの違いがあるか一眼未経験の私が知るべくもないが、素人だからこそ、よい写真を撮るために最新技術が必要と考えた。
単焦点レンズ SEL15F14G を選んだ理由
最初のレンズを何にするかについては、情報を集めるうちに、何の迷いもなく SEL15F14G と決まった。こちらも私が選んだ理由だけ簡単に記しておく。
① 35mm換算22.5mmという画角。
G7Xの画角は35mm換算で24mmだが、登山時の風景を写す画角としてとても気に入っているので、それに近い画角の単焦点レンズが欲しかった。
② 解像度の高いGレンズである上に、全長69.5mm・質量219gと軽量小型であること。
登山に携帯してスナップ写真を撮ることを考えた場合、コンパクトなα6700との組み合わせは最適解と思えた。AFの速さと正確性を持つこの組み合わせなら、カメラ任せの撮影が期待できる。
③ 星空も撮れるくらい明るいレンズであること。
F値1.4であれば、フルサイズほどではないにしても、それなりに綺麗な星空の撮影が期待できる。頻繁に星空撮影の機会があるわけではないが、なるべく明るいレンズで星空の写真を残したいのだ。
届いた α6700 と SEL15F14G を開封した










必要な周辺グッズを買い揃えている途中だが、実際に使ってみながら撮影方法などを徐々に学んでいこうと思う。