2021/5/3 大菩薩嶺登山 大展望&バイカオウレン

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今回の登山コースについて

当初は奥多摩の将監小屋でテント泊登山と考えていたのだが、コロナ禍による東京都の緊急事態宣言により、奥多摩の駐車場がほとんど閉鎖されてしまい、予定変更を余儀なくされてしまった。

せっかくの連休なので眺めのよい山に登りたいが、人込みもなるべく避けたいということで、今回は日向沢登山口から大菩薩嶺に登ることにした。登山口までのダートが長くて運転は気がすすまないが、小菅村側から登る人はほとんどいないし、大菩薩嶺は山頂稜線が広いので登山者が多くても密にはならない。バイカオウレンが花期であることも後押しとなった。

想定どおり、日向沢登山口から大菩薩峠までは3人しか登山者とすれ違わなかった。手軽に登れる百名山として人気の山なので、稜線に出てからはそれなりに人は多かったが、例年の5割にも満たなかったのではなかろうか。

富士山と南アルプスの大展望を満喫して、大菩薩峠周辺ではバイカオウレンも見ることもできた。新緑を楽しみながら静かな山歩きができたこともよかった。最後は疲れてしまって体力のなさを実感したが、満足度の高い山行となった。

日向沢登山口から大菩薩峠まで

大菩薩峠線の終点に駐車。終点近くは舗装路になって、昔よりダート部分が短くなっていた。
7:00 駐車場を出発。林道を200mほど戻って日向沢登山口へ。
日向沢登山口から登山道に入った。最初からけっこうな急坂が続く。
九十九折に上っていく。周囲の広葉樹林が素晴らしく、立派な巨樹をたくさん目にした。
谷間の樹林帯をひたすら上ると、牛ノ寝の稜線が樹間に見えてくる。
エイザンスミレかな。
真新しい丸太の桟橋を進む。
登山道脇で見かけたスミレとネコノメソウの仲間。
9:15 フルコンバに到着。ひと休みしてアンパンを食べた。
こんなに遠かったかなぁと思いながら先へ進む。
熊倉山でも見たイワネコノメ。
大菩薩峠の手前でバイカオウレンが点々と咲いていた。
10:15 大菩薩峠に到着。やはり峠は人が多かった。

大菩薩峠から大菩薩嶺山頂まで

ひと息入れてから山頂へ向かう。
稜線に出てから風が強くなったが、思ったよりも暖かかった。
峠から山頂までの稜線は眺めが素晴らしい。
大菩薩は何といっても富士山の眺めがよい。
たびたび足を止めて眺めを楽しむ。
親不知ノ頭から眺めた南アルプス。
左奥に八ヶ岳、その右に金峰山、朝日岳、国師ヶ岳と並ぶ。
親不知ノ頭から少し下って、大菩薩峠休憩舎がある賽ノ河原を通過する。
妙見ノ頭は巻いて、解放感抜群の稜線を進む。
11:15 雷岩に到着。
雷岩の周囲では多くの人が休憩していた。
樹林帯の先にある山頂へ向かう。
11:25 大菩薩嶺の山頂に到着。

大菩薩嶺から下山まで

山頂で写真だけ撮って、雷岩まで戻ってきた。
お腹が空いていたので、休憩場所を探しながら大菩薩峠方面へ引き返した。
11:45 神部岩付近で昼食にしたが、空腹を満たすことに夢中で写真を撮り忘れてしまった。
12:15 賽ノ河原を通過。正午を過ぎて積雲が広がり始め、少し雲行きが怪しくなってきた。
大菩薩峠へ下る。大菩薩峠の向こうは熊沢山。
12:35 大菩薩峠に到着。
バイカオウレンを見るために、熊沢山方面へ少し進んでみることにした。
少し進むと、斜面にバイカオウレンが群生していた。
バイカオウレンがたくさん見れたので、熊沢山の山頂までは行かずに大菩薩峠へ戻った。
大菩薩峠に着くと、霰が降り出した。
12:55 霰が降る中、下山開始。本降りになるかと危惧したが、霰はしばらくすると止んで、再び晴れ間も出てきた。
綺麗な新緑を楽しみながら下る。野鳥の声もよく聞こえて、静かな山歩きを満喫できた。
綺麗に並んだブナの若葉。
ブナの巨木。6年前には大きな枝が右にも伸びていたが、折れてなくなっていた。
15:25 林道終点の駐車場に戻った。最後は少々疲れてしまった。

※ 大菩薩嶺登山の詳細はこちら → https://mt.ubo-do.com/mt-report/daibosatu4.html

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