2022年6月 【DIY】ダイニングテーブルを自作する④

重ね塗りを終了して、いよいよ組立に入る。きちんと精度を出して作業したつもりだが、実際に組み上げたときにガタつきが出るのではないかと、不安を覚えながら作業を開始した。

組立作業は、①駒止めを幕板と反り止めにつける、②コーナー金具で幕板を組む、③天板に幕板と反り止めをつける、④脚をつける、という順番で行うことにした。

目次

駒止めとコーナー金具を取り付ける

幕板の溝に駒止めを差し込む。

丸ノコで掘った溝は、狭くて駒止めがすんなり入らなかったので、ヤスリで少し広げてから金槌で慎重に叩いて入れた。手間はかかったが、がっちり固定された。

駒止めをすべてはめ込んだ後は、コーナー金具で幕板を組み立てる。
コーナー金具を溝にはめ込んで、下穴の位置を決める。

丸ノコで彫った溝にコーナー金具をはめ込む。駒止めほどきつくはないが、なかなか奥まで入らないので当て木をして金槌で打ち入れた。金具の穴に合わせて下穴の位置をマークして、いったんコーナー金具を外して下穴を開けてから、再び金具を溝に入れてビスで固定した。

幕板を組立てる。

まず縦横2本の幕板をつなげてから、L字になった2つの幕板を立てて組み立てた。ぐらぐらするのでビスの打ち込みに悪戦苦闘したが、何とかコーナー金具をすべて固定した。少し歪みが出ていたが、ほぼ長方形になっていた。

天板に幕板と反り止めを取り付ける

天板を裏返して幕板を載せると、がぜんテーブルらしくなってきた。
幕板の取り付け位置を正確に測り、インパクトで下穴を開けてからビス留めした。

下穴はスターエムの 皿取錐 3×8 で開けて、タッピングネジはオノカツのステンレス4×20 を平ワッシャーを挟んで使った。幕板の位置を決めて、下穴の位置を慎重にマークする。後はインパクトドライバーで下穴を開けて、ネジを打ち込んでいくだけ。

天板の裏に幕板と反り止めを取り付けた。

コーナー金具に脚をつけてテーブルを組み立てる

加工しておいた脚に鬼目ナットを埋め込んでボルトを入れる。多少のバラツキは問題なし。

鬼目ナットは六角レンチで下穴にねじ込むのだが、最初はねじ込み過ぎて材が少し割れてしまった。つば付タイプなので、行き過ぎることはないと思っていたが、材が柔らかいのだろう。2ヵ所目からは気を付けた。

コーナー金具にボルトを通し、4本の脚を固定する。
在宅ワークをしていた妻に協力してもらい、テーブルを立てる。ガタつくこともなく大成功。

脚の垂直を確認してみると、わずかに垂直が出ていない脚もあったが、テーブルの重さがあるからか、ガタつくことはなかった。丁寧に研磨と塗装をしたので、触り心地もよくて感無量。

オスモカラー ノーマルクリアーを天板に塗って完成

どうしようか迷ったが、防水力を上げるためにオスモカラーのノーマルクリアーも塗ることにした。べたつく感触はないので、今回も薄塗りであれば大丈夫だろうと判断した。

オスモカラーのノーマルクリアーで仕上げ塗りをする。

2回目の塗装後、2000番の耐水ペーパーで研磨していたからか、塗装直後は鏡面仕上げのようなてかり具合だったが、30分ほど時間を置いて余分な塗料を拭き取ると落ち着いた色合いになった。2度塗りした時よりも少し色が明るくなった。余ったノーマルクリアーを、脚などにも塗っておいた。

3度塗りを終えて、ダイニングテーブルは完成した。

我ながら自画自賛したくなるような出来栄えになった。色合いは理想的なものになったし、大き目につくったので存在感がある。まだ椅子がないので使用できないが、このテーブルで食事や作業をするのが楽しみだ。手入れをきちんとして、長く大事に使いたいと思う。

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