色々検討した結果、ダイソーのワイヤーネットと車中泊用の荷台に使用しているイレクターパイプを流用して、餅丸用のケージを作ることにした。
リビングの窓際に設置する予定なので、そこに収まる最大サイズにしようと考えた。具体的には幅170~180cmで、奥行は100cm前後。高さは少なくとも90cmは必要となる。
流用するイレクターパイプの長さがまちまちで、頭の中で考えても設計が決まらないので、実際のパイプを組合わせながら考えることにした。
イレクターパイプでケージの骨組みを作る



矢崎化工のハンドカッターは切れ味が落ちていて、1ヵ所切るのに時間がかかった。正確な長さに切れるのはよいが、そのうち疲労で両手の握力を失った。

イレクターパイプには様々なジョイントが用意されており、固定したいときは接合部にサンアローの接着剤を流し入れることで接着する。


三方エルボで固定されたパイプが2つあったので、それを使って唯一自立する右サイドの骨組みにした。どちらかのサイドが自立しないと、独りで組立るのが難しくなるのでちょうどよかった。
三方エルボから伸びたパイプの長さが違うことで、底の骨組みをシンプルにすることはできなかったが、トイレスペース用の四角を作ることで、骨組みの形が決まった。
餅丸はすぐ立ち上がってケージの上に前脚をかけるので、補強用のパイプを前後に1本取り付けることにした。(最終的に前方の補強用パイプは2本にした)
必要な強度が得られるほどの長さが取れるか心配だったが、継ぎ接ぎを多用して、最終的には幅170×奥行100×高さ100cmの骨組みを作ることができた。
ワイヤーネットでケージの壁を作る


右サイドの底の四角にパイプを1本取り付けることにした。強度を出す必要のないところだが、餅丸はトイレシートの上に横になることが多々あるので、気持ちよく横になれないようにパイプを置いた。







ケージに部分的な屋根を付ける



カラビナは「XYSMGS」というブランドのDリングで、10個セットで698円という格安のモノだが、横から力が加わると簡単に壊れるので、いずれ交換が必要となりそうだ。安物買いの銭失いだったかも。
補強用のベルトを締めて完成

ケージを組み上げてワイヤーネットの壁を付けてみたが、全体的にグラグラとして心もとないので、どうすれば全体の強度が出るかあれこれ試してみた。
前後の出入り口ではない方の壁をベルトで固定すると、全体的にしっかりしたので、これで完成形とした。何となく必要になりそうで買っておいた荷台用のベルトが最後に役立った。


頭を随分悩ませたが、ついに餅丸用の大型ケージが完成した。これで玄関に餅丸を置かなくて済む。リビングで家族の姿が見られれば、餅丸のストレスも減るだろう。
娘宅のケージよりも随分大きいので、サイズ的な問題もないはずだ。後は餅丸が気に入ってくれるのを祈るのみ。