2022年7月 【DIY】大型犬用のケージを自作する

色々検討した結果、ダイソーのワイヤーネットと車中泊用の荷台に使用しているイレクターパイプを流用して、餅丸用のケージを作ることにした。

リビングの窓際に設置する予定なので、そこに収まる最大サイズにしようと考えた。具体的には幅170~180cmで、奥行は100cm前後。高さは少なくとも90cmは必要となる。

流用するイレクターパイプの長さがまちまちで、頭の中で考えても設計が決まらないので、実際のパイプを組合わせながら考えることにした。

目次

イレクターパイプでケージの骨組みを作る

ダイソーから62×40cmのワイヤーネット30枚セット (1枚220円) が届いたので作業開始。
骨組みには、車中泊用の組立式荷台と、使っていなかったパソコン用テーブルを流用する。
随分前に購入したイレクターパイプ用のハンドカッター。

矢崎化工のハンドカッターは切れ味が落ちていて、1ヵ所切るのに時間がかかった。正確な長さに切れるのはよいが、そのうち疲労で両手の握力を失った。

サンアローの接着剤もまだ使えた。

イレクターパイプには様々なジョイントが用意されており、固定したいときは接合部にサンアローの接着剤を流し入れることで接着する。

手元のパイプを眺めながら、どうやって組立式の骨組みを作るかひたすら考える。
両サイドに四角を作って、長いパイプでつなぐことにした。

三方エルボで固定されたパイプが2つあったので、それを使って唯一自立する右サイドの骨組みにした。どちらかのサイドが自立しないと、独りで組立るのが難しくなるのでちょうどよかった。

三方エルボから伸びたパイプの長さが違うことで、底の骨組みをシンプルにすることはできなかったが、トイレスペース用の四角を作ることで、骨組みの形が決まった。

餅丸はすぐ立ち上がってケージの上に前脚をかけるので、補強用のパイプを前後に1本取り付けることにした。(最終的に前方の補強用パイプは2本にした)

必要な強度が得られるほどの長さが取れるか心配だったが、継ぎ接ぎを多用して、最終的には幅170×奥行100×高さ100cmの骨組みを作ることができた。

ワイヤーネットでケージの壁を作る

サイドの壁は上下に分解できるように作り、それぞれ2枚のワイヤーネットを結束バンドで固定。
仮組みした右サイド。

右サイドの底の四角にパイプを1本取り付けることにした。強度を出す必要のないところだが、餅丸はトイレシートの上に横になることが多々あるので、気持ちよく横になれないようにパイプを置いた。

上下のワイヤーネットをカラビナでつなぐ。こうすることで、下部にモノを出し入れするスペースが産まれる。
左サイドの四角も作成。こちらは自立しない。
前後の壁となるワイヤーネットをどう取り付けるか考える。
とりあえず4枚1組の壁を2つ作成して、前後の壁をつくった。
3枚のワイヤーネットを組合わせて作った前方の出入り口。餅丸が顔を出せるように上下にスペースを設けた。
4枚のワイヤーネットで作った後方の出入り口。
前後の壁は、結束バンドで作ったスペースにイレクターパイプを通すことで接続。要所をカラビナで固定した。

ケージに部分的な屋根を付ける

ケージの窓側にはカーテンがあるため、餅丸がいたずらできないように部分的な屋根を作ることにした。
ケージの後方にワイヤーネットの屋根をつける。4本の短いパイプをつなげて、支えの横棒を用意した。
屋根となるワイヤーネットは4つのカラビナで固定。

カラビナは「XYSMGS」というブランドのDリングで、10個セットで698円という格安のモノだが、横から力が加わると簡単に壊れるので、いずれ交換が必要となりそうだ。安物買いの銭失いだったかも。

補強用のベルトを締めて完成

荷台用のベルトを締めて、ワイヤーネットを固定する。

ケージを組み上げてワイヤーネットの壁を付けてみたが、全体的にグラグラとして心もとないので、どうすれば全体の強度が出るかあれこれ試してみた。

前後の出入り口ではない方の壁をベルトで固定すると、全体的にしっかりしたので、これで完成形とした。何となく必要になりそうで買っておいた荷台用のベルトが最後に役立った。

試行錯誤を繰り返して、やっと餅丸用のケージができ上がった。
三方エルボに固定されていたパイプが少しはみ出すが、分解後のケージは、旧レンジ台にピタリと収まった。

頭を随分悩ませたが、ついに餅丸用の大型ケージが完成した。これで玄関に餅丸を置かなくて済む。リビングで家族の姿が見られれば、餅丸のストレスも減るだろう。

娘宅のケージよりも随分大きいので、サイズ的な問題もないはずだ。後は餅丸が気に入ってくれるのを祈るのみ。

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