2022年7月 【DIY】食器棚を自作する①

現在、レンジはパソコンラックを流用した棚の一番上に置いてあり、地震でもあれば落ちてしまう状態にある。

結婚祝いに妻の友人から頂いた食器棚も随分古くなってしまったので、レンジを収納できる食器棚を自作することにした。

これまで作ってきたモノよりも、構造は複雑になって部材も増えるが、キッチンのスペースにぴったり合うサイズにできるし、棚の高さや幅も、置くモノに合わせて作れるので、チャレンジする価値は十分にあるだろう。

目次

材を切り出して土台と仕切り板を作る

まずはメインの材として、下記のものをカインズで購入してきた。

ラジアタパイン集成材 18×910×1820mm 
@6,480円 2枚 12,960円

SPF材 38×89×1820mm 
@598円 5本 2,990円

シナベニア 4×910×1820mm 
@2,780円 1枚 2,780円
  
合計 18,730円

あとはこれまでの余り材で何とかするつもりで作業を開始した。

簡単な設計図をもとに、必要な材を切り出す。

棚の大きさについては、収納するレンジの大きさと棚を置くキッチンのスペースを考慮しつつ、ラジアンパイン集成材2枚から、天板・側板2枚・棚板4枚が切り出せるギリギリのサイズにした。

地板と仕切り板にはSPF材5本を使用。クランプして5本まとめて切ります。
ダボ用マーキングとドリルストッパーを使用して、SPF材をダボ継ぎする。
スターエムのインパクトビット8mmで、適当にダボ穴を開ける。
ダボ穴にマーキングを入れて接合する材にまっすぐ押し付けると、正確なダボ穴位置をマークできる。

今回はダボ用マーキングとドリルストッパーを利用したが、作業効率が大幅に上がった。これまではダボ穴位置をいちいち測っていたが、マーキングを使用した方が正確で断然は早い。

一度仮組みして問題がなかったので、木工用ボンドをつけて接合する。
自作のクランプでがっちり圧着。ボンドが垂れてきたので、一度外して拭いてからまたクランプした。
1日経って、地板と仕切り板ができた。
表面をカンナ掛けする。

SPF材は軟らかくて節も多いのでカンナ掛けが難しい。節の近くを力任せにカンナ掛けすると、すぐ材の表面が荒れてしまう。節の前後で木目が異なり、逆目では毛羽立ってしまい、すぐに深く掘れてしまうのだ。

力任せに削ってもうまく行かないので、カンナの刃と裏金を調整して、こまめに方向を変えながら削った。

土台に台輪を付ける

左右の側板で棚の重さを支える設計だが、補強のために地板に台輪を取り付けることにした。

台輪にはこれまでの余り材を使用する。
コンセントと電源コードのスペースを作るために、奥の方は隙間を開けておいた。

仕切り板に棚板をはめる溝をほる

基本的に棚板はボンドでダボ継ぎして、外側からコーススレッドを打ち込むつもりだったが、レンジを置く棚板は、厚みのある仕切り板側だけほぞ組みにすることにした。

丸ノコの刃を12mmほど出して、仕切り板を何度も切る。
ノミを入れて溝を整える。
思った以上に簡単に溝が掘れた。
棚板をはめて、直角になっているか確認。

ダボ接ぎで仮組みをする

間違えがないように、正確な位置にダボ穴を開ける。
食器棚の左側だけ仮組みしてみると、仕切り板の下部に歪みで出ていて、隙間が各所に出てしまった。
隙間をなくすために、部材をカンナで削っては合わせるということを繰り返した。
棚の右側も仮組みすると、左側ほどではないが、やはりうまく合わない。
部材の調整と仮組みを何度も繰り返して、やっと隙間が許容範囲になった。

SPF材を使用した仕切り板に歪みが出て、全体を合わせるのに四苦八苦した。材料費をけちってあまり見えない地板と仕切り板にSPF材を使用したが、もう1枚ラジアタパイン集成材を買えばよかったと何度思ったことか。

SPF材は安くて加工がしやすいのでDIYには欠かせないが、狂いが出ては困る場所にSPF材は使うべきではないと感じた。

とりあえず今回はここまで。次回に続く。

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