塗装はいつも楽しい。DIYで家具作りをすると、調べなければならないことが多くて、考えることや手間のかかることばかりだが、塗装までくると気持ちがかわる。終わりが見えてきて、作業が楽しくなる。
作業部屋としている和室は、防音のために雨戸をしめて、窓際にいろいろ置いているので換気ができないため、塗装はいつもリビングで行っている。食器棚はけっこう重たいので、引越業者のように養生マットに載せて、ずるずると引きずって棚をリビングまで運んだ。
食器棚をオスモカラーで塗装する
スライド収納と引出しを取り付ける
スライドレールにスライド収納と引出しを固定する際、手前に引き出して手前側と真ん中のネジを留めたが、取っ手と前板がそれぞれ邪魔になって、奥の方のネジ留めができなかった。
奥のネジを留めるには、引出しと収納を逆側の奥の方へ引き出す必要があるので、取っ手と前板は、最後の最後に取り付けるべきなのだ。
スライドレールを当てて引出しのサイズを確認したときに、取っ手と前板の接着は最後にすべきだと気が付いていたのに、作業の途中ですっかり忘れて、先に取っ手と前板をボンド付けしてしまった。手前と真ん中のネジだけでも強度に問題はないと思うが、これは明確な反省点となった。
棚に扉を取り付ける
扉のネジ留めは難しかった。扉を支えながらネジ留めをしなければならないので、扉の平行をきちんと出すために、この作業は妻がいるときに補助してもらうべきだった。
扉の下に適当な高さの台を置いて、テープなどで扉を固定しながらネジ留めしたが、後で確認すると、扉の左側(取っ手側)が数ミリ下がっていた。そのため扉を閉める時に、内ポケットの下が棚板に少し擦れることになった。
内ポケットにモノを入れた際の扉の重みを、下の棚板が支えてくれることになるので丁度よいとも言えるが、丁番の取付については、もう少し慎重に作業を進めるべきだった。
背板と天板を取り付ける
新しい食器棚を設置する
ついに食器棚を作り終えた。引っ越したら必要な家具はすべて自作するつもりでいたが、実際に作り始めると「本当にやれるものだなぁ」という不思議な感覚がある。為せば成るとは思っているが、どこかで自分を信用していない部分もあるようだ。
リビングが整うまであと少しだが、せっせと作業を進めて、一刻も早く自室作りの作業へ移りたい。