2022年7月 【DIY】食器棚を自作する③

塗装はいつも楽しい。DIYで家具作りをすると、調べなければならないことが多くて、考えることや手間のかかることばかりだが、塗装までくると気持ちがかわる。終わりが見えてきて、作業が楽しくなる。

作業部屋としている和室は、防音のために雨戸をしめて、窓際にいろいろ置いているので換気ができないため、塗装はいつもリビングで行っている。食器棚はけっこう重たいので、引越業者のように養生マットに載せて、ずるずると引きずって棚をリビングまで運んだ。

目次

食器棚をオスモカラーで塗装する

ブルーシートと新聞を広げて塗装の準備をする。
塗料はオスモカラーのウォルナット。
塗り始めたら作業に没頭して、写真を撮ることを忘れていた。
汗だくで塗装を終えた。塗料が足りるか心配だったが、ちょうど間に合った。

スライド収納と引出しを取り付ける

塗料が乾いた翌日、まずはスライドレールをネジ留めした。
次にレールにスライド収納を取り付ける。
同じように引出しも取り付けた。
スライド収納と引出しの取付けを終了。引出しの取っ手は古い食器棚のモノを流用した。

スライドレールにスライド収納と引出しを固定する際、手前に引き出して手前側と真ん中のネジを留めたが、取っ手と前板がそれぞれ邪魔になって、奥の方のネジ留めができなかった。

奥のネジを留めるには、引出しと収納を逆側の奥の方へ引き出す必要があるので、取っ手と前板は、最後の最後に取り付けるべきなのだ。

スライドレールを当てて引出しのサイズを確認したときに、取っ手と前板の接着は最後にすべきだと気が付いていたのに、作業の途中ですっかり忘れて、先に取っ手と前板をボンド付けしてしまった。手前と真ん中のネジだけでも強度に問題はないと思うが、これは明確な反省点となった。

棚に扉を取り付ける

古い食器棚から丁番とマグネットを外した。
扉につけるとぴったりはまった。
塗装を終えた内ポケットを扉に圧着する。
内ポケット付きの扉が完成。
苦労して扉の取付けを終えた。扉の取っ手も古い食器棚のモノを流用した。

扉のネジ留めは難しかった。扉を支えながらネジ留めをしなければならないので、扉の平行をきちんと出すために、この作業は妻がいるときに補助してもらうべきだった。

扉の下に適当な高さの台を置いて、テープなどで扉を固定しながらネジ留めしたが、後で確認すると、扉の左側(取っ手側)が数ミリ下がっていた。そのため扉を閉める時に、内ポケットの下が棚板に少し擦れることになった。

内ポケットにモノを入れた際の扉の重みを、下の棚板が支えてくれることになるので丁度よいとも言えるが、丁番の取付については、もう少し慎重に作業を進めるべきだった。

背板と天板を取り付ける

なべ頭のタッピングネジで背板を取り付ける。
背板の取付け終了。
今回も背板の内側にはミルクペイントのトリトンブルーを塗った。
最後に着ける予定の天板。天板にはオスモカラーのノーマルクリアを重ね塗りした。
ダボ穴をあけて天板を置く。後は食器棚を入れ替えるのみ。

新しい食器棚を設置する

古い食器棚は分解して作業部屋へ。
後日ゴミ処理場へ持ち込みするので、さらに解体して作業部屋に積んでおいた。
新しい食器棚をキッチンに設置。
天板を付ける前にレンジを収納する。当然とはいえ、ぴったりなのは気持ちがよい。
天板を置いて食器棚の完成。天板はボンドなしのダボ継ぎで、いつでも取り外せる。
我ながら納得の出来。ずいぶん苦労したので感慨深い。
食器棚の使用状況。レンジの下の段にはネット注文した竹籠が2つ入る予定。

ついに食器棚を作り終えた。引っ越したら必要な家具はすべて自作するつもりでいたが、実際に作り始めると「本当にやれるものだなぁ」という不思議な感覚がある。為せば成るとは思っているが、どこかで自分を信用していない部分もあるようだ。

リビングが整うまであと少しだが、せっせと作業を進めて、一刻も早く自室作りの作業へ移りたい。

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