2022年8月 【DIY】和室をフローリングにする①

滞っていたブログの更新がやっと追いついてきたところで、ついに自分の部屋作りに着手した。まずは床をフローリングにすることから始めた。

目次

フローリング材を選択・注文する

床材はいろいろ調べて散々迷ったが、結局は王道とも言えるオークの無垢材に決定した。床材としての総合的なバランスがよくて、木目や色の見た目も好みに合う。ユニで節ありであれば、価格もある程度抑えられる。

国産ヒノキにも惹かれたが、代表的な産地のものはそれなりに高いし、本棚を壁一面に並べるので、ある程度硬い材質のモノにしたかった。

傷つきにくいという点で合板も考えたが、無垢材の部屋にしたいとずっと思っていたのだし、長い目で見れば、自分で手入れができる材にした方がよいと考えた。

サイトの充実度や価格の安さを考慮して、無垢フローリングドットコムからサンプルを取り寄せてみたところ、色合いなどの材質や加工に問題がなく、対応の早さも気に入ったので、無垢フローリングドットコムで注文することにした。送料込みで7万円ちょっとであった。

下地の施工に必要な資材を揃える

いつも利用するカインズホームで、下地の施工に必要な角材や合板、断熱材などを購入した。後で必要になるフローリング用のボンドや塗料などはAmazonで注文した。

我が家のフリードにすべての資材が載らないかもしれないと危惧したが、何とか載せることができた。妻も一緒にでかけて、積み降ろしを手伝ってもらったが、なかなか大変でした。

購入した資材

赤松KD野縁 30×40×1990 6本セット 
@2280 4つ 9,120円

スタイロフォーム 30×910×910 
@980 4枚 3,920円

スタイロフォーム 30×910×1820 
@1,650 4枚 6,600円

べニア2.4mm 1枚 
1,080円

針葉樹合板 12×910×1820 
@2,280 6枚 13,680円

防湿シート (8畳用) 
5,280円

天野製作所 ミニビス フローリング用 
2,490円

ボンド 床職人 600ml  
1,077円

タジマの墨つぼ EVOX-M  
2,364円

ダイドーハント コーススレッド 3.8 x 65mm  
2,746円
  
合計 48,357円

断熱材のスタイロフォームは1820mmを6枚買うつもりだったが、4枚しかなかったので910mmを代わりに購入した。合板の固定に使うビスは、手元にある3.3×30mmで間に合いそうだったので買わなかった。

防湿シートは、押し入れを改造するときに必要になるかもしれないと考えて、大き目のサイズにしておいた。

下地を施工する

まだ床材は届いていないうちに、畳を移動して下地の施工を開始した。

畳を移動する

自室の机などをすべて移動して、絨毯もたたんだ。
マイナスドライバーを畳の間に差し込んで、まずは畳を1枚剥がした。
それほど汚れてはいなかったが、小さなゴミはあるので掃除をしながら作業を進めた。
畳の移動を完了。墨線が残っていて、柱の位置がわかるようになっていた。

部屋の測量後に下地材をカットする

何もない部屋を正確に測量してから、大まかな割付を考えて、作業手順を考えた。

当初は根太を固定してからスタイロフォームをはめて行こうと考えていたが、試しにカッターでスタイロフォームを切ってみたところ、思った以上に加工が簡単だったので、スタイロフォームの幅で根太の間隔を決めていくことに変更した。

カッターと1mの定規を使って、263mm幅にスタイロフォームを切っていく。

根太とスタイロフォームの上にのせる合板は、910mm幅なので、303mm間隔で根太を配置すれば、ちょうど合板のつなぎ目に根太が配置されることになる。

根太の幅は40mmなので、スタイロフォームの切り出し幅は、303-40=263mmとなる。ちなみにカッターで切る際は、縦1820mmでカットするよりも、横910mmでカットした方が簡単かつ正確に切ることができる。

ざっくり計算したところ、910×1820mmのスタイロフォームが1枚余りそうだったので、1枚だけは切らずにそのまま残しておいた。

積み上がった263mm幅のスタイロフォーム。
長さ1990mmの根太用角材。15本はそのまま使用する。
必要な長さにカットした根太用の角材。

仮置きして根太の位置を決める

作業部屋から2階和室へ資材を上げたが、結構大変だった。合板を上げる際に壁に何度かぶつけてしまった。
柱の出っ張りや釘やホチキスの頭が出ていたりしたので、ノミで削ったり、金槌で打ち込んだりして平らにした。
根太とスタイロフォームを仮置きしていく。

上に載せる合板の端がすべて根太の上に来るようする。合板の短辺にも根太が当たるように、根太間に短い角材を挟んでいく。ちなみに合板も根太も高さは30mm。

幅263×長さ910mmのスタイロフォームを2枚縦に並べると、合板の長辺1820mmと同じ長さになるが、根太の幅と壁との間に空ける隙間を考慮して、縦に並べた2枚目のスタイロフォームを55mmカットして855mmにした。

根太の水平がとれているか確認しながら仮置きしていく。

根太の高さを調整するために2.4mmの薄いべニア板を購入しておいたが、部屋全体の水平がほぼ取れており、調整の必要がなかった。べニアは余ることになったが、これは本当にありがたかった。

合板を実際に載せて、壁までの残りの幅を確認。

端の合板は壁際に寄せるので、合板の長辺のつなぎ目が根太の上にくるようにするためには、3列目のスタイロフォームの幅を少し詰める必要がある。隙間も考慮して、3列目のスタイロフォームを18mmカットして、幅245mmにした。

合板を仮置きしてから壁までの残りのスペースを正確に測り、載せる合板を作業部屋でカットしてきた。先に全部カットした方が効率的だが、部屋の歪みに合わせるためには、現場合せが確実と考えた。

1列目の合板の仮置きができたので、2列目も同じように作業を進めた。
2列目の合板の仮置きも問題なく終了。

部屋のほぼ半分の仮置きが終了したところで、仮置きした根太の固定をすることにした。資材や工具の移動を少なくするためには、部屋の半分ずつ仕上げた方が効率がよいのだ。

下穴を開けてから、65mmのコーススレッドで固定していく。

床に釘が打ってあるので、釘とコーススレッドの位置が重ならないように、根太の下を一度確認してから打ち込んだ。特に壁際の根太を固定する際は、釘の位置に注意した。

部屋の半分だけ根太の固定が終了。
残り半分の作業も基本的に同じ。スタイロフォームの長さを調整して仮置きしていく。
細くなった最後の列は、スタイロフォームの端材で埋めた。

結局30×910×1820mmのスタイロフォームが1枚まるごと余ってしまった。根太の幅や本数にもよるが、6畳間なら30×910×1820mmのスタイロフォーム5枚でも間に合うということだ。

残り半分の根太も固定し終わった。ずっとしゃがんだり立ったりの連続で疲れ果てた。
固定した根太の上に合板を仮置きする。ここまでは順調にきた。

防湿シートを引いて、合板を固定する

いったん合板を移動して、防湿シートを広げた。シートはひと回り大きいサイズになっているので、壁際にシートが余るように合板を上に載せて、余分な部分は後で切ることにした。

3枚の防湿シートを壁に合わせて広げ、押さえるように合板を載せた。

防湿シートはつるつるしていて動きやすいので、両面テープで端を固定することも考えたが、合板の一辺でシートを壁に押さえつけるようにして、合板をゆっくり倒して載せることでうまく設置できた。

根太との間に防湿シートを挟んで、すべての合板を設置し終えた。
合板を固定する前に、根太の位置が分かるように墨出ししておいた。

タジマの墨つぼEVOX-Mには、墨が入っていなかったので、屋根裏部屋にしまった娘の学生時代の書道道具を引っ張り出してきて、墨を補充した。墨がドロドロに固まりつつあったが問題なく使用できた。

根太の位置を確認して合板の端に針を刺し、根太のある位置に沿って反対側の壁まで糸を伸ばす。根太のある位置に糸の出口を固定して墨のついた糸をひっぱってパチンとやれば、墨線の出来上がり。言葉では分かりずらいかもしれないが、作業はすごぶる簡単であった。

確かに便利な道具だが、今後はあまり使う予定がないので、墨つぼは買わなくてもよかったかも。

手元に残っていたステンレスの軸細コーススレッド3.3×30で合板を固定していく。

根太も合板も選ぶコーススレッド自体では下穴なしでも打ち込めるが、万が一にも材の割れがないように、すべて下穴を開けて作業をした。時間はかかったが、打ち損じや割れなどは一切なかった。

根太の上に、40cm幅くらいでコーススレッドを打ち込んでいった。

合板を固定する頃には膝と腰が痛くなって、小さな椅子に座りながら作業を続けた。立ち上がるたびに立ち眩みがするし、地味に体力を奪われた。

下地の施工は、きちんと考えながら丁寧に進めれば問題なくやれる作業がほとんどで、技術的な難しさよりも、同じことを延々と繰り返すことが大変であった。

今回はとりあえずここまで。次は床材の施工にかかる。

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