2022年8月 【DIY】和室をフローリングにする②

下地ができた日に注文していた床材が届いたので、すぐに作業開始と行きたかったが、しゃがんだり立ったりの作業で足首と膝の関節に炎症が出てしまい、2日間ほど満足に動けなかった。

もともとリュウマチ的な炎症に悩まされていたのが、ここにきて一気に出てしまった形だが、やらないことには終わらないので、炎症が酷くならないようにだましだまし作業を続けることにした。

目次

届いたオークの無垢材を検品する

床材の配達は「車上渡し」となっていたが、玄関まで配送のドライバーがほとんど運んでくれた。感謝の意を伝えると、「今日は荷物が少ないんで」と言っていた。大柄で親切な方であった。

下地処理が終わった日に届いた無垢フローリング材。オークのユニで、節あり、無塗装。
妻に手伝ってもらい、床材を玄関から2階の和室へ運んだ。
梱包をといて、フローリング材を検品する。

フローリング材をすべて取り出して、1本1本確認したが、明らかに問題のある床材は49本中、1本だけだった。

問題の1本はユニットのジョイント部分がぐらぐらしていて、試しに引っ張ると簡単に抜けてしまった。材質自体に問題はなく、5本は余る計算だったので、欠陥品の少なさにホッとした。

フローリングの施工に対する不安よりも、個人で床材を仕入れることに対する不安の方が大きかったが、実際に床材が届いて、その不安は一掃された。

無垢フローリングドットコムについて

ちなみに、今回利用した無垢フローリングドットコム (株式会社ナカムラ・コーポレーション) は、万事において対応が早かった。サンプルもすぐに送ってくれたし、商品の配送も、月曜日に代金を入金して木曜日に届くという早さであった。

価格はリーズナブルだし、実際の無垢材もサンプルからイメージした通りのものだったので、個人で床材を購入する先としては、かなり信頼のおける会社だと感じました。

フローリング材を貼る準備をする

計算では22列44本の床材が必要なので、まずは使わない5本の床材を選別した。節の形や全体の色合いが悪いもの、ジョイント部分が妙にくっきりして見えるものを除いた。

1820mmの床材を2本縦に並べて107mm余るので、どちらか1本の端か間を107mmだけ切る必要があるが、つなぎ目を揃えたくなかったので、床材の落としたい部分をランダムに107mm切ることにした。

床材をカットする

44本の中からそのまま使う床材を22本を選び、残りの床材22本は、2~3本ずつ作業部屋に運んで丸ノコで107mmだけ端か間を切り取り、また和室に戻すということを繰り返した。

なるべく見栄えの悪い部分を選んで120mm切り取った。
ひたすら作業を続けて切り取り終了。107mmの板が22本積み上がった。
どれとどれで1本かわかるように、切った床材の裏に番号をふっておいた。

隙間をコーキング剤で埋める

床材を貼る前に、下地の隙間をコーキング剤で埋めた。

作業部屋にムカデが出てきたことがあり、少々心配なので壁と下地合板の隙間をコーキング剤で埋めることにした。床材と壁の隙間をコーキングしてもよかったが、見えないところで埋めることにした。

後半はコツがわかってきて綺麗に埋めることができた。

カットした床材を仮置きする

つなぎ目が揃わないように、節や色合いのバランスを見ながら床材を並べていく。
仮置き終了。感覚的な好みで並べたが、正解のないパズルといった感じで、それなりに時間がかかった。

無垢フローリング材を貼っていく

ボンド床職人を床材の裏に塗って、床材をきっちりはめ込み、フロアビスで固定する。その繰り返し。
びっくりするくらい簡単に折れたフロアビス。

最初の列の最後の方で、フロアビスが折れてしまった。折れたビスを抜くのは至難の業。ペンチを使って抜こうとしたが無理だったので、最後は小さなバールを当ててハンマーで押し込んだ。

3列目を固定しているときに、またフロアビスが折れた。

折れた箇所は2本ともネジ部とネジになっていない部分との境目だった。下穴を開けて、力のかけ方にも気を配っていたのにあっさり折れたので、根太の節など硬い部分にたまたま当たったか、ビス自体の問題だと感じた。

よくよくフロアビスを見てみると、若干曲がったビスも混じっていたので、とりあえず曲がったフロアビスだけは使わないようにしようと思い、こまめにチェックしてから打ち込むようにした。そのせいかどうかは分からないが、その後は折れることがなかった。

半分の11列を終えた時点で、膝と腰が悲鳴を上げていた。

特に難しい作業ではなく、丁寧かつ地道にやり続けるだけなのだが、2列貼り終えた時点で痛い膝がもっと痛くなってきて、これは大変な作業になると溜息が出た。

模型用のプラバン0.2mmをカットして、スペーサーとして利用した。
透明なプラバンなので、スペーサーの位置がよく見えない。白色のプラバンにすべきだった。

梅雨のような天気が続いていることと、体調が悪くて床材を3日間寝かすことになったことなどを考慮して、スペーサーなしで施工することも考えたが、無垢フローリングドットコムの施工案内には「0.2~0.4mmの余裕を持たせるように」と書かれてあったので、0.2mmのスペーサーを挟むことにした。

スペーサーを等間隔に挟んで施工していくと分かるのだが、ユニの無垢材は場所によって幅が微妙に違っていたり、わずかに曲がっていたりするため、同じ床材の並びでもぎちぎちになって抜けなくなるスペーサーや、ゆるゆるで意味のないスペーサーが出てくる。

両サイドに隙間ができる場合は、真ん中のスペーサーは抜いて、両サイドに床材に付属していたスペーサー0.5mmを挟んでキツめに床材を押し込んだりして、見た目に違和感がでないように工夫しながら作業を進めた。

ついに最後の1列まで来た。

残りの列が少なくなると、スペースがなくなって窮屈な体勢での作業を強いられる。45度の角度でフロアビスを打ち込むのが難しくなり、材に対して直角ではなく斜めに打ち込むことになるが、気を付けないとビスの頭やビットで床材の表面を傷つけてしまうので、慎重に作業を進めた。

最後の1列となって壁までの幅を測ったところ、部屋の両端は89mmくらいで、真ん中あたりは86mmだった。

120mm幅の床材を87mmにカットして、角をトリマーとカンナで落とした。

まずは残り1列分の床材を87mm幅にカット。壁側の下の角をトリマーで落として、さらにカンナで床材の角と幅を微調整した。作業部屋と和室を何度も行き来して合わせたが、最後の1列3枚だったので気分的には楽だった。

軽くハンマーで叩けば入るというところまで加工してから、裏にボンドを塗って施工した。

最後のピースがきっちりはまった。

最後の1枚が入りやすいように、左隣の床材の長手側の雄さねは、2.5mmほどに短くしておいた。当て木をして、ハンマーで軽く叩いて最後の床材を入れたが、ピタリとはまった瞬間は気持ちよかった。

きっちり収まった壁際の1列。もう少し壁との隙間を空けた方がよかったかも。
床貼り完了。あとは研磨と塗装のみ。

今回はここまで。下地処理が終わった時点で山を越えた気分でいたが、床貼り作業が一番きつかった。

両膝が痛くてソファから立ち上がるのもしんどいし、足首と腰も痛い。左肩と左手親指、右掌全体にも炎症が出ていて満身創痍の状態だが、とにかくここまできましたよ。

次回は、ついに研磨・塗装の完成編です。

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